スタイリストのアメリカンドリーム

ロサンゼルスのWest Hollywoodエリアには、素敵な美容サロンが数多くあります。

平均客単価1000ドル以上といわれるSally Hershberger、インスタ200万人以上のフォロワーを抱えるカラリストGuy Tangのサロン、日本のKAOがプロダクトの権利を100億円以上で買収したJohn Frieda、そして毎月のプロダクト収入が20億円以上と言われるChaz Deanスタジオ(Wenn)など…。

彼らはサロンをチェーン展開しているわけではなく、美容師としてのタレント性を開花し、ビジネスを発展させています。

日本人でいえば、シュウウエムラ化粧品の創業者植村秀氏も、ハリウッドでメーク技法を習得しビジネスを発展させた一人です。
世界で最もセレブが集まるハリウッドは、まさに美容のメッカと言えます。

話は自分自身のことになりますが、私は2013年にビバリーヒルズの高級美容サロンYuki Sharoni Beauty & Lifestyleを買収しました。オーナーだったYuki Sharoni氏は30年以上ビバリーヒルズのセレブスタイリストとして活躍し、アダム・サンドラーやジェシカ・アルバといった多くのセレブを顧客に持っていました。上記のようなTop中のTopのスタイリストではなかったのですが、カット250ドル、カラーは400ドルで、毎日途切れることなくお客様が訪れていました。Yukiの晩年の年収は、おそらく日本の東証一部上場企業の役員の平均年収をはるかに超えるものだったでしょう。また、当時の弊社サロンでNo2、No3のスタイリストの年収も、サラリーマンの部長でも手が届かない収入でした。これは、ビバリーヒルズ、ウエストハリウッドで名の知られたサロンであれば、当たり前のような話です。日本の美容師の平均年収が300万円以下であることを考えるととても夢があります。

私は、ビバリーヒルズとウエストハリウッドの中心で、およそ5年間にわたり、美容サロンを経営して、数多くのことを経験し学び、多くのスタイリストや美容会社の方からも話を聞いてきました。

職人気質を持つ日本人は、ホスピタリティと技術を持ち合わせています。私は多くの日本人スタイリストが、トップのスタイリストになれると確信し、昨年タレントエージェントのライセンスを取得しました。それは才能ある日本人を発掘、育成し、アメリカで大活躍するスタイリストになるまで継続的にサポートできればという思いからきています。

夢を抱く美容学生は、アメリカの美容学校選びやビザの取得で失敗し、コスメトロジーライセンスを取得できないまま日本に帰国してしまうことが現状です。多くの日本人美容師も、やはりコスメトロジーライセンスの取得、ビザの取得で失敗し、本来ある多くのチャンスを逃しています。またアメリカで活躍しているかのように見える日本人スタイリストも、真面目過ぎるがゆえに、交渉やマーケティングで失敗し、本来の才能を開花できないままでいます。このようなスタイリスト環境は、皆さんが思っているほど、本来閉鎖的でも難しくもありません。ただ正しくサポートする適切な人間がいなかったように思えます。

世界の美容の中心と言っても過言ではないハリウッド、高級ブティックが並ぶビバリーヒルズ、天使の街ロサンゼルス、誰もが憧れるハワイで誰よりも輝くスタイリストになるために、私がしっかりサポートいたします。また、このコラム連載を通して、さまざまな情報をお伝えできればと思います。ヘアスタイリスト、メイクアップアーティスト、ネイリスト、エステティシャン、マツエクテクニシャンを目指す皆さま、そして興味を持っている貴方に、少しでも手助けができたらとても嬉しく思います。

美容に興味ある方、美容学生さん、日本の美容師さん、キャリアアップしたいスタイリストさん、コスメトロジーライセンス、ビザ、働く環境のことなど何かあれば、どうぞお気軽にご連絡くださいませ。

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