アメリカの美容師の実態とは?

アメリカ 美容師

アメリカの美容師は日本の美容師と比較してどうなの?と疑問に思ったことはありませんか?

アメリカでは日本に比べて給料が高く、週3~4日のシフトで働くことができます。またアメリカでは英語が通じても文化の違いなどによって日本の当たり前が通じないことが多々あります。

この記事では、アメリカの美容師の給料体系、アメリカの美容師文化などについて詳しく解説しています。

アメリカの美容師になるには?

アメリカの美容師になるためには?

アメリカで美容師免許(コスメトロジーライセンス)を取得するのための条件は各州によって違いますが、そのライセンス取得から実際にアメリカ(ここではカリフォルニア州に関して)で美容師として就労するまでの手順をご紹介していきたいと思います。

美容師免許(コスメトロジーライセンス)を取るには?

コスメトロジーライセンスとはアメリカでヘア、ネイル、エステ、メイクアップのサービスが提供できるスタイリストのための資格です。日本でいう美容師免許に近いライセンスですが、ヘア以外にもネイルやエステ、メイクアップなど人に触れる美容サービス全体を提供できる州資格です。

働くためのビザ(就労ビザ)を取る!

アメリカには、ワーキングホリデーという制度がないので、働くためのビザを取る必要があります。就労ビザを取る方法としては、美容室でサポートしてもらうことでも取得が可能ですが、そういうお店が簡単に見つかるという保証はありません。美容室で働くには、まずカリフォルニア州のコスメトロジーライセンスを持っていることが一番の条件になります。

学生としてアメリカにいる方(F1ビザ&M1ビザ)

美容学校

基本的に、学生ビザでは働くことを許可されていないので、OPT制度を利用して、ビザをサポートしてくれる美容室を探すことになります。美容室によっては、このOPT制度を悪用して、1年だけインターンとしてかなり安い給料か無給で働かせて、結局はビザのサポートをしてくれなかったりするところもあるので早い段階からどこのサロンが信用性があるのかチェックしていきましょう。

既に日本の美容免許を持っている方(Oビザ)

特に免許をお持ちで、美容経験のある方の中には雑誌のお仕事などエンターテイメント系のお仕事経験をお持ちの方もいるかと思います。そういう経歴(クレジット)をお持ちの方は、渡米前にアーティストビザというものを取得することも可能ですので、移民弁護士を通すか、英語に自信のある方は、ご自身で申請をすることもできます。そうなると、お店からのサポートというのが要らないので、美容室を選ぶ選択肢がたくさん広がります。特に日系ではない美容室で働きたい方には有利です。

アメリカの美容師に関するビザについてはこちらの記事を参照ください。

アメリカの美容師の実態

日本との違いを見ながら、雇用体系、給料、休暇の3項目について解説します。

アメリカ美容師の雇用体系

アメリカの美容師と日本の美容師の雇用体系は大きく異なります。

日本:社員として雇い固定給といったチーム型体系

アメリカ:美容室が椅子を家賃として借し出す完全歩合制

アメリカの求人では「ブースレント(椅子貸し)週/$300」というようなものをよく目にします。アシスタントも、日本のお店は雇って育てていく体制がどこのサロンもで主流ですが、比較的アメリカでは個人任せが多いようです。

アメリカ系のお店では、スタイリスト個人でアシスタントを雇うという方が多く、お店が終わったらみんな帰るというのが当たり前なので、練習して残るとか教えてもらうことは稀です。

アメリカ美容師の給料

アメリカ スタイリスト

アメリカの美容師と日本の美容師の給料の支払いが少し異なります。

日本:月に1回の給料日、固定給

アメリカ:月に2回の給料日、歩合制

日本の固定給もしくは歩合制に比べて、アメリカは時給や時給+一部歩合制、完全歩合(売り上げの4割支払いが多いが交渉可能)、家賃制とさまざまな交渉が可能です。

アメリカの美容師は年収はいくらなのか?

salary.comによると、2018年のカリフォルニアの美容師の平均年収が約$30,000(約340万程度)です。あくまでこれは平均で、美容師によって差が激しいのが現状です。

美容室によって給料も変わる

日本のような千円カットのような安売りのお店もあれば、高級サロンの並ぶビバリーヒルズまで、美容室の場所、形態によってカットサービスの金額は異なります。

ロサンゼルスの平均:$69(安いお店は$15程度)

日経の美容室:平均$50

高級サロン:平均$200($500とか$800取るような美容師もいます)

年収の平均が$30,000なので月給にすると約$2,500、今のロサンゼルスの物価や家賃(現在ワンベットルームの平均$2,000)を考えると、十分なお給料とは言えません。美容学校の学費のローンを返すのに精一杯という方は少なからずいます。

高級サロンでは1日で数十万稼ぐ人も?

セレブリティー

一般的な美容サロンとは反対に、高級サロンでは1日で数十万から稼ぐ人や、中には数百万稼ぐ人もいます。特にカラーリストはスタイリスト(カットとスタイリングのみ)より稼げる傾向があります。

1日に$450のお客さんを40人こなしているような有名なカラーリストもいます。また同じ美容室では$2,400/日+チップを稼ぐようなスタイリストも存在するので美容サロンによっては1日で誰かの月給稼げるようなこともありえます。そんなチャンスがあるのはアメリカならではということができます。

アメリカでは個人美容室を持つこともできる

今アメリカでは個室美容室がとても増えています。大手3社で箱貸しのような、小、中サイズの部屋が、30~40ほど集まっている場所でプライベートサロンとして個人でお店を持つことができます。以下のような利点があります。

・椅子、シャンプー台、タオルの供給がある

・部屋のペイントやインテリアが好きにできる

・個室なので高級感とプライベート感が保たれる

・歩合制で6割サロンに取られない

このプライベートサロンを利用してロサンゼルスにお店を出している日本人美容師も少なくありません。

アメリカの美容師はどれぐらい休みがあるの?

アメリカは休日が多い

日本に比べてアメリカの美容師の休みは多い傾向にあります。

日本:月に6回しか休みが取れない

アメリカ:週に3、4日しか働かなくてよい

特に中級、上級エリアの美容サロンでは。1~3日で家賃分稼げたら、何も無理して週に6日も働く必要ありません。日本は火曜日休みの美容室が多いですが、ロサンゼルスの美容室は、日曜日、月曜日休みのお店が多いです。

アメリカの美容師に求められること

アメリカの美容師に求められることと、日本の美容師に求められることは大きく異なります。

アメリカの美容師では自身、デザイン力が求められる

アメリカでは自信を持ってデザインを提供できる力が求められます。デザイン提案を求めるお客さんが多く、例えば、「今日はストレートヘアがいいって思ったけど、あなたはどう思う?」など意見を求めてきます。そういうお客さんに対して、「そうだなぁ、どうだろう」「うーん、いいんじゃない」だけだと、自信なさげに聞こえてしまいます。日本人によくありがちなのは提案ができずに気まずくて笑ってごまかしてしまうことで、そのような言動はアメリカ人の目にはよく映りません。

どのような言動がアメリカ人に好まれるか? 

Beauty Academy LA

きっと「今日のパーティーに着ていくドレスはシンプルでシャープな感じだから、髪型もスリークに決めたらいいと思う」とか具体に言える事や、反対意見でも気を害させずに「ストレートヘアで全体をシンプル&クールに決めるのもいいし、逆にドレスがシンプルだから髪は少しカールでボリュームをもたせて顔わまりに花を持たせるのもいいかも」となど、具体的な提案ができる人がお客さんから信頼される傾向にあります。

日本人はアシスタント寄り

「日本人はアシスタントにぴったりだ。よく働くし、礼儀正しいし、シャンプーうまいし、綺麗好きだし、言われたこと以上に仕事をきちんとするから。」という印象を抱かれる傾向にあります。それも大事なことだとは思うのですが、1日何十万も、何百万も稼ぐような美容師さんにはそれ以上に惹きつける要素があります。遠慮と恥じらいの深さは、自信のなさとして見られてしまいます。

語学力がやはりかなり大事

自信を持って自分を伝えるには、語学力はかなり重要です。なかには、語学力が低くても、伝わって当たり前くらいの態度で臨んでいる日本人美容師さんもいます。そういう人にはお客さんがついている印象にあります。下手な英語でも、自信の強さで言葉の壁を乗り越えられることもできます。英語力を上げて自分の英語に自信を持つタイプか、下手な英語でも気持ちがあれば通じるという自信を持てるタイプかのどちらかになる必要があります。美容師の英会話について詳しく知りたい方はこちらの記事を参照ください。

まとめ

アメリカで美容師にこうなる、美容師はこうだ、こう求められる、と書いてきました。もちろん言葉も違う知らない土地で始めることですから、簡単な道ではありません。かといってあきらめたり、回り道して時間を無駄にしないよう、良い選択をして目標達成に向かっていただけたらと思います。

私たちBeauty Academy LAでは、アメリカで美容師になりたい方に対して総合的なサポートを行っているのでご気軽にお問い合わせください。

無料相談受付中!LineアカウントID:『@jp-usa』まで。

セレブスタイリストインタビュー3 ~NIKKI LEEさん~

今回は、ロサンゼルスで今最も流行っている高級サロン「NINE ZERO ONE SALON(901サロン:ナイン・ゼロ・ワン・サロン)」のオーナーNIKKIさんにインタビューしました。
YUKA:
スタイリストになったきっかけはなんですか?
NIKKI:
実は高校を卒業した時、歯科衛生士になりたいと思って見学に行ったのです。でも私にとって魅力的な仕事ではないと思いやめました。私は幼い頃から、髪の毛のスタイリングが好きだったのです。またプロムや学校のイベントのために、お友達の髪の毛をセットしていまし た。さらに当時、親友が美容を勉強していたこともあり、もしかしたら私はスタイリストに向いているのかもしれないと思い、美容学校に入学しました。
YUKA:
どちらの美容学校に行かれたのですか?
NIKKI:
私の出身地であるネバダ州リノ市のインターナショナル・スクール・オブ・スタイル(International School of Style)です。ロサンゼルスに引っ越した後は、サンタモニカにあるフレッド・シーガル・ビューティー(Fred Segal Beauty) でトレーニングを受けました。そこでビジネスパートナーのリアーナ・カプリ(Riawna Capri) に出会ったのです。さまざまな美容室で働きながらセレブのお客様と出会い、NINE ZERO ONE SALONを開けることができました。
YUKA:
何から始めましたか?
NIKKI:
セレブのエクステをする機会が多かったので、それで有名になりました。セレーナ・ゴメス(Selena Gomez)、ジェニファー・ローレンス(Jennifer Lawrence)、 リア・ミシェル(Lea Michele)、エマ・ロバーツ(Emma Roberts)など映画の役作りのためのエクステのお客様がとても多いです。
YUKA:
どのようにセレブのエクステをスタートしたのですか?
NIKKI:
フレッド・シーガル・ビューティーでアシスタントをしていた時、この業界で活躍するのは厳しいと気づき、どのように目立つかを考え始めました。当時、ロサンゼルスでエクステを上手にできる人は一人しかいなかったので、グレイト・レングスズ・エクステンションズ(Great Lengths Extensions)に行ってクラスを取りました。そこでとてもエクステを気に入り、上手くナチュラルに仕上げられるように練習をしました。
YUKA:
エクステはお客様によってカスタマイズするのですか?
NIKKI:
通常は6~8時間かかるところを、リアーナと私は2人で手掛け、2時間で終わらせています。お客様は長い時間サロンにいるのを嫌がるので、早めに終わらせることが大切ですね。私たちの特徴は、カット、カラー、エクステを全部できることです。エクステを入れる際は、地毛と色がマッチしていることが一番大切です。カラーをしない人がエクステを手掛けるとシームレス(地毛との差がないこと)にブレンドできないこともあります。お客様が金髪に染めたいとおっしゃったら、どんな感じの金髪かをよく相談して、その色に合うエクステを探したり染めたりします。
YUKA:
NINE ZERO ONE SALONをどうやって立ち上げたのですか?
NIKKI:
NINE ZERO ONE SALONは、本店の住所番号だったので店名はそこから決めました。私たちにとってこのサロンを始めるアイデアはシンプルでした。ロサンゼルスやニューヨークにある高級サロンは、サリー・ハーシュバーガー(Sally Hersheberger)やアンディ・レコムテ(Andy Lecompte)のようにオーナーの名前が付いたサロンが多いです。そういうサロンで働いてみたけれど、その場合残念ながら、功績を認められる人は、いつもオーナーになってしまうのです。私たちは、シンプルでスタイリストたちが楽しんで仕事をしたくなる環境を作りたかったのです。
YUKA:
新しいスタイリストを雇用する際に何を重視していますか?
NIKKI:
私は、誰にでも髪の毛のスタイリングを教えることは可能ですが、人の性格は変えられないといつも思っています。 お客様がすごく多いスタイリストや、才能のある人なのに、性格がすごく悪い人が面接に来ると、いくらスタイリングが上手でも雇いたくなくなりますね。なるべくスタイリスト間で問題が起こらないようにしたいです。性格の良い人だったら、私たちもどのように手伝えるか工夫して、サロン全体を良いチームにしていきたいです。この業界は、自分のテクニックはもちろんのこと、どの材料を使っていることさえ教えてくれない人が多いのです。同じ材料を使っても、違う人が使ったら全く同じ結果にはならないので、なぜ教えてくれないのかが不思議です。私とリアーナはそれを変えていきたくて、2011年にアカデミーを開きました。ブティックアカデミーなので、10人ずつ生徒がいて、サロンのスタイリストが教えているクラスがいろいろあります。私とリアーナは、ビューティー・コーチ・ツアーで、いろいろな場所に行ってクラスを教えていました。子供ができてからは遠ざかっていますが、今年10月に、パームスプリングス市でデモをします。BCTV (Beauty Coach Television) という番組から有名なスタイリストを呼んで、いろいろなことが学べる実習ビデオも作成する予定です。本当に楽しくて幸せです。
YUKA:
どうして教育への情熱があるのですか?
NIKKI:
私とリアーナがフレッド・シーガル・ビューティーでトレーニングをしていた時、スタイリストたちが他の人を手伝ったりしなかったことがすごく不思議でした。私はマスター・カラーリストと呼ばれているけれど、たまには間違うこともあるし、他の人の意見を聞いて上達すると思います。みんながそうやって上達できたらいいなと思い、私たちのサロンではそんな環境を作っています。私自身、一人でロサンゼルス全ての人の髪の毛をスタイルできるわけではないので、他の人にテクニックを教えて、みんなでお客様を集めて働ければいいと思っています。その考え方が全てのサロンを成功させるとは思いませんけれども、それが私たちの哲学です。
YUKA:
オーナーとして困ったことはありますか?
NIKKI:
もちろん、毎日問題は起こります。だからリアーナと私で、20人ほどのオーナーを集めて「オーナーズ・ランチ・イン(Owner’s Lunch In)」というクラスを教えています。いくらビジネスが成功していても、会社の中で困ることは多いです。一番苦労した時は、サロンのリース契約する前の日に、投資家が取り止めたいと言い出し、結局自分たちの貯金を切り崩したり、クレジットカードを使ったりして、なんとか家賃などを捻出しました。 困ったことや苦労はあるけれど、恐れずに頑張っていたら成功します。私一人ではできなかったと思います。リアーナがいて本当に助かっています。
YUKA:
どうやってセレブのお客様を増やしたのか教えてください。
NIKKI:
私たちは、セレブであろうと一般人でもあろうと、みな同じだと思っています。セレブだから特別扱いはしないです。普通に接することで、セレブのお客様も話しやすくなり、それが信頼関係を構築することに繋がっていきます。
YUKA:
同じ美容業界で成功したい人に一言アドバイスはありますか?
NIKKI:
柔軟な考えと謙虚であることが一番ですね。もし一からやり直してアシスタントにならなくてはいけなくなっても、思い遣りを持って頑張っていたらまた評価されるようになります!

 

● 感想

NINE ZERO ONEサロンは、今ロサンゼルスで注目を集める人気No1高級サロンです。ビバリーヒルズやハリウッドのセレブやスタイリストに、最も人気があるサロンを3つ聞いた時に必ず入るサロンがNINE ZERO ONEサロンなのです。NIKKIさんは教育熱心でもあるので、ぜひこの機会に日本人スタイリストにも学んで欲しいです。

オンライン教育もあるので日本からでも入会可能!!
Lineアカウント:@yukastyleまたはemail: yuka@yukastylebh.com までお問い合わせください。
NINE ZERO ONEサロンのオフィシャルサイト
https://www.ninezeroonesalon.com
インスタグラム
https://www.instagram.com/ninezeroone/

セレブ・スタイリスト~インタビュー1 ~YUKIさん~

アメリカの生活が長い方は、セレブスタイリストYUKIさんの名前を、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

私が、数年前にサロン買収のためにロサンゼルスに来た時、エージェントが「あの超有名なYUKIさんのサロンが売りに出ています!」と興奮しながら連絡をくれたのを、今でも覚えています。しかし実は、エージェントの勘違いで日本人のYUKIさんのサロンではなく、アメリカ人のYuki Sharoni氏のサロンが売りに出ていたのですが、縁あって結局、私はそのYuki Sharoni氏のサロンを買収することになったのです。

私が実際に日本人のセレブスタイリストYUKIさんにお会いしたのは、買収後にYuki Sharoni氏から彼を紹介してもらったことがきっかけでした。日本人のYUKIさんもYuki Sharoni氏も、長年ビバリーヒルズエリアでサロンを経営していたため、お互いに友達同士でした。また名前が似ているので、それぞれのお客様が間違って相手のサロンに電話をかけてしまうことも多かったようです。

さて、少々前置きが長くなりましたが、今回は日本人スタイリストのYUKIさんのインタビューをお届けします!

 

TAKA(私):
YUKIさんは、いつアメリカ(ビバリーヒルズ)に来られたのですか?そしてきっかけは何だったのでしょうか?
YUKIさん(以下敬称略):
こちらに来たのは、僕が24歳の時です。横浜で生まれたのですが、父が米軍キャンプで働いていて、洋服も食べ物もみなアメリカのものだったのです。サンデー・スクールに通っていて、サンクスギビングを祝ったり、アメリカの映画を観たり、港にはアメリカ人がたくさんいて大きな影響を受けました。3、4歳の頃には、海の向こうは何があるのかな?と、海を渡って外国に来ようと思っていました。
TAKA :
そんな小さいころから、海外に来ようと思っていたのですね(笑)。日本ではどの美容学校に通うわれたのでしょうか?
YUKI :
マックスファクター(男女共学)を卒業しました。日本では石渡 潔(近代美容の礎を築いた美容師)、麻生こうじが私にとって先生だった。川島文夫(PEEK-A-BOO代表)が同じ世代です。東京に行くと川島さんとはよく食事を共にする仲です。
TAKA :
そうそうたる方達ですね(笑)。英語などはどこで学んだのですか?
YUKI :
米軍キャンプにすぐに入りました。そこで英語とカルチャーの勉強をしました。
TAKA :
日本では美容師免許を持っていましたか?
YUKI :
日本の美容師ライセンスを持っていました。当時は、ファッションショーなどの仕事もしていました。その後、ロサンゼルスにあった山野美容学校に入ったんです。当時はウィルシャー通り(ビバリーヒルズ)にあったけど、今はマリネロになったのかな。
TAKA :
当時美容師として、アメリカでの目標をお持ちでしたか?
YUKI :
僕は最初からアメリカのファースト・レディーの髪を手がけたかったんです。そのつもりでアメリカに来ました。
TAKA :
その夢は達成したのですか?
YUKI :
夢ではなくてね「目的」です。もちろん叶えました。ナンシー・レーガン元大統領夫人の髪を手がけました。日本で待っててもファーストレディーは来ない。ですから自分からアメリカに行くことにしました。
TAKA :
なるほど。夢ではなく「目的」として考えることが重要ですね!
YUKI :
トランクとバッグの荷物2つでロサンゼルス国際空港に来ました。学校は決まっていましたが、ホテルなどは決めておらず、どうにかなるだろうと思って来たのです。泊まるところがないから、まず最初に学校に行って、そこで知り合った学校の生徒の家に最初の2、3日は泊まったのです。茂木さん(日本の高度なカット技術をアメリカに持ち込み、ハサミ等の日本の優れた美容道具をアメリカに広めるなど日本と世界の理美容業界を繋げ、世界で活躍する日本人ヘアスタイリストのパイオニア)には、その頃にロサンゼルスで出会いました。茂木さんとはお茶にいく仲です。
TAKA :
山野美容学校卒業後はどうされたのですか?
YUKI :
美容学校を6カ月で卒業し、加州コスメトロジー・ライセンスを取得しました。日本で美容師をしていたので早かったですね。
TAKA :
最初に就いた仕事は何だったのですか?
YUKI :
ビバリーヒルズでヘアドレッサーをしていたダンさんが、アシスタントを探してると聞いて、そこで働きました。その時から、日本人スタイリストは重宝されていたと思います。アシスタント時代は、長時間働くことは、むしろありがたいと思っていました。
TAKA :
忙しく疲れると辞めてしまう方が多い中で、YUKIさんのそのお考えは稀有ですね!
YUKI :
その後も、ずっとビバリーヒルズで働いていました。せっかくアメリカに来たのですから、その中心エリアで働きたいと思っていました。今でもそうです。日本でいうと六本木とか銀座ですね。
TAKA :
なるほど。その分競争はほかのエリアより激しくお客さまの注文も高いと思いますが、その方がやりがいを感じるということですね。その後はどうされたのでしょうか?
YUKI :
自分のサロンをバートン・ウェイ沿い(ビバリーヒルズ)にオープンしました。
TAKA :
その時はかなり投資されたのですか?
YUKI :
そうですね。幸い、投資金は比較的低くてすみましたが。Los Angeles Times、VOGUE、 Hollywood Reporterなど、あらゆる美容雑誌に自分の記事が載りました。オープンから3年経って、リースの料金が上がり店も小さかったので、サンセット大通り(ハリウッド)に移ったんです。映画『サンセット大通り』の影響もあったかもしれません。そこで32年間サロンを経営していました。20人以上のスタッフを雇ってましたね。
TAKA :
32年間ですか…。10年でも大変なのに凄いですね。場所もいいですし、大きなサロンだったので、家賃は相当高かったのではないですか?
YUKI :
15年前で当時家賃は2万ドルでしたね。
TAKA :
お話を聞いているとトントン拍子ですが、どこでブレイクされたのでしょうか?
YUKI :
ずっとです(笑)。バーバラ・ウォルターズさん(アメリカの有名なジャーナリスト/テレビ司会者。日本の黒柳徹子さんのような方)を担当していました。彼女と世界中飛び回っていましたね。エミー、オスカー、トニー、ゴールデン・グローブなど、有名な授賞式にはいつも一緒にいて、彼女のヘアメイクを担当していました。それから女優のルシル・ボールさんや俳優のマーロン・ブランドさんのヘアも手掛けました。
TAKA :
凄い人たちばかりですね。世界のスタイリストとも交流はありましたか?
YUKI :
パリのアレキサンドラ、ニューヨークのケネス、それからビダルサスーンとは交流がありました。
TAKA :
ビダルサスーンですか…。凄いですね。
YUKI :
ずっとVOGUEの表紙のヘアメイクをしていた須賀勇介さんとは友人で、「東(イーストサイド)のユウスケ、西(ウエストサイド)のユキ」と言われていました。
TAKA :
YUKIさんはまずアメリカで有名になって、それから日本でも名が知られるようになったんですよね。
YUKI :
おそらくアメリカのメディアに取り上げられたからでしょうかね。
TAKA :
日本の芸能人の方も数多く手がけられていますよね。
YUKI :
宮沢りえさん、松田聖子さん、森進一さん、それから森さんの息子さんでOne OK RockのTakaさんなど、著名人を手がけています。
TAKA :
素晴らしいですね! オーナーとしてのご苦労はありますか?
YUKI :
苦労はないです(笑)。スタッフに恵まれましたので。
TAKA :
YUKIさんのアシスタントも、皆スタイリストとして有名になっていますね。きっとYUKIさんのご指導がよかったのでしょう。当時経営されている店のマネージメントはご自分でされていましたか?
YUKI :
全部自分でやってました。経理以外は全部です。全体の動きわかるからよかったです。
TAKA :
YUKIさんなら、オリジナルプロダクト開発の話もあったのでは?ORIBE(ニューヨークのヘアスタイリスト。Luxury Brand PartnersとともにORIBEブランド確立。2017年12月にKAOが買収)のように。
YUKI :
ORIBEもよく知ってます。日本からプロダクト開発のオファーやパートナーの依頼があったけどお断りしました。そういう欲はあまりないので。
TAKA :
最近日本に一時帰国されましたか?
YUKI :
年に2回は日本に帰っています。必ず桜の時期には、日本の桜を見に帰ります。桜からエネルギーをもらえます。日本の桜はエネルギーの源です。
TAKA :
カッコイイですね!最後に、これからハリウッドを目指すスタイリストにメッセージをお願いします。
YUKI :
努力すれば目的は叶う!そして健康が一番。健康ならエネルギーが自然と湧いてきます。
TAKA :
ありがとうございました。僕も先生からエネルギーを貰いました!
● インタビューを終えて

YUKIさんは、アメリカで日本人スタイリストとして成功した第一人者。YUKIさんのお店で働いていたスタイリストが今オーナーやセレブスタイリストとなり、ビバリーヒルズやハリウッドで活躍しています。同世代とおっしゃっていた川島文夫氏をはじめ、伝説の美容師と呼ばれる須賀勇介氏と並び称されるべきセレブスタイリスト(美容師)であり、ビバリーヒルズを舞台に世界のセレブを美の虜にした、唯一の伝説的ヘアメイク・アーティストです。ちなみにYUKIさんは現在MLBで大活躍のロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平選手を応援しているとのことです。

YUKIさんに学ぶ ~セレブスタイリストになるための5つのポイント~
  • 何ごとにも美的好奇心を持つ。
  • 身の置き場所が良くする(ビバリーヒルズ、ハリウッド)。
  • 努力を惜しまず目的をはっきりする。
  • いつもプラス思考でいる。
  • 感謝の気持ちを人一倍持つ。
YUKIさんが勤務している店舗情報
クリストフサロン ビバリーヒルズ店
https://cristophe.com/beverly-hills/salon/

YUKIさんに関するご質問など、お気軽にお問い合わせください。

Lineアカウント:ID:@yukastyleまでお気軽にどうぞ!

セレブスタイリストインタビュー2 〜NEILさん〜

今回は、ビバリーヒルズ/ハリウッドエリアの中でも1位2位を争う超高級サロン「MeĆHE」オーナー/スタイリストのNEILさんにお話しをお伺いしました。顧客の中にはモデルのハイディ・クルムもおり、ほかにも多くのセレブを手がけているセレブスタイリストです。


YUKA(私):
どうしてスタイリストになろうと思ったのでしょうか?
NEILさん(以下敬称略):
最初はファッションに興味を持っていましたが、16歳の時にファッションに関わりながら仕事のできるスタイリストになることを決めました。

YUKA :
どちらの美容学校に行かれたのですか?
NEIL :
僕はイギリス出身なのですが、イギリスでは、スタイリストを目指す場合、美容学校に行くよりアシスタントプログラムに参加するんです。そこで、僕はロンドンにある「ダニエル・ハリソン」という高級ヘアサロンでアプレンティスシッププログラム*1に参加したのです。イギリスでは、どれだけ有名なサロンで働くかが重要で、そのサロンはイギリス王室の対応もしていました。通常は、アシスタントから始めると、3年でフロアに立ち、スタイリストとしてデビューできるのですが、私は16歳からスタートし、19歳の時には「ネベル・ダニエル」というサロンで、ヘアスタイリストとしてデビューしました。そこは、とてもヒップなサロンで、モデルやセレブが来るサロンでしたね。

YUKA :
なぜビバリーヒルズで働きはじめたのですか?
NEIL :
ある女性から、ビバリーヒルズに来た方が良いと勧められたんです。実際にビバリーヒルズに来たら、文化もファッションもとても素晴らしく、一瞬でロサンゼルスに恋に落ちてしまいました。ロサンゼルスのファッションは、ロンドンに比べてもっとカジュアルな感じで、僕にはとてもフィットしていたし、そういうことを含めてロサンゼルスは最高の街だと感じました。とにかく、ロサンゼルスはラフでファッショナブルな雰囲気。かっこいいジーンズとTシャツを着て、髪型もカジュアルでおしゃれだと思いました。

YUKA :
ビバリーヒルズに来て困ったことはありましたか?
NEIL :
どんなキャリアでも、一から始めるのは難しいと思います。ロンドンでは有名だったけどこっちに来たら、僕のことなど誰も知らないし、インスタグラムとかもなかったから、お客様に来てもらうのも難しかったですね。何より僕と一緒に働いてくれるスタイリストを探すのが、最初は一番苦労しました。僕がアメリカに来たのは25歳の時で、仕事のつてがあるわけでもなく、家族や知人もいませんでしたから、とても孤独で大変でした。ただ、僕にはスタイリストとしての自信だけはあったんです。そして、ありがたいことに、アメリカに来てまもなく忙しくなり、時間が経つとともに、自然に人のネットワークが拡がっていったんです。

YUKA :
ヘアスタイリングをしていて何が一番楽しいですか?
NEIL :
女性をキュートにセクシーに、そして笑顔にさせるのが好きです。お客様を本当に満足させることは簡単ではないけれど、その人をよく観察して、その人のことを心から綺麗にしたいと思うと、いろいろ発想が湧いてくるんです。それってスタイリストにとって、重要なことだと思います。人を理解することは、簡単なようで一番難しい。理解しているつもりになっている人が多いですが、それは結果になって現れると思います。どんなに高級なブランドの服を着せても似合わない人には似合いません。顔と髪だけを見ていてもダメなんです。その人のファッション、スタイル、パーソナリティを見極めてから、その人に合うヘアスタイルを決めることができると思うんです。ですから、自分にばかり興味を持っていてはダメ。他人にも自分と同じように興味を持つことが大切です。お客様にどれだけ特別な思いをさせてあげられるかが大事で、そのためにお客様を理解することが重要なのです。

YUKA :
ヘアアーティストとしての哲学は何ですか?
NEIL :
ワンパターンなスタイリストでは成功できません。多才であるべきでしょうね。人それぞれのシェイプを創造し、さらにさまざまなシェイプにアレンジしていくことができるスタイリストが本当に成功すると思います。

YUKA :
カラーリストではなく、なぜヘアカットとスタイリングのアーティストになったのですか?
NEIL :
実はカラーをするのが好きではないんです。カットとスタイリングは料理をすることに似ています。カラーは原料ありきというか、料理で言えばオーブンを使用している感じがします。カットとスタイリングは料理のような遊び心を入れられるけど、オーブンで料理をする場合は、原材料が最も重要になるでしょう。工程で言えば、髪をカラー剤につけて、40分間置いて洗い流して乾かす。一方、料理は手先を使って包丁を操り、味付けをする必要があります。私はカットとスタイリングの方が、創造力や細かいテクニックが必要だと思うので好きです。

YUKA :
MeĆHE Salonはどのようなコンセプトで、どのように成功していったのでしょうか?
NEIL :
僕のパートナーであるトレーシーは、最も成功しているカラーリストの一人で、世界中にその名を知られています。僕は、素晴らしいカラーリストと組んでコンセプチュアルなサロンを創りたかったのです。僕たちは週に5日間必ずサロンに来て仕事をしていました。ただ店に名前をつけて、たまにしか来ないオーナーサロンとは異なり、日々、アーティスティックでスタイリッシュな品質を定着させる努力をしてきたんです。他のスタイリストに僕たちのスタイルを強要したことはありません。でも、特別な才能を持っているスタイリストが集まってきていると思います。ちなみに、カットもカラーも両方するスタイリストはうちにはいません。カットまたはカラーのスペシャリストが集まっています。それは、チームワークがサロンにとって一番重要だと思っているからです。小さなサロンでは全部のことを一人のスタイリストがやることも多いけど、皆独立して、お客様を独り占めします。そうすると、個人だけが活躍しサロンの良さが失われていくと思うんですよね。

YUKA :
顧客にセレブはいらっしゃいますか?どんな方たちがいらっしゃるんでしょうか。
NEIL :
シャーリーズ・セロン、ジェニファー・ロペス、ハイディ・クルム、ジェニファー・ガードナー、キャメロン・ディアスなど、名前を挙げたらキリがないですね。これは、良いサロンの一つの証であると思います。良い技術とサービスがこのような結果につながっているのだと思います。実際、うちのサロンには多くのセレブがいらっしゃいます。あまりこういうことを言うのは好きではないけど、多くのセレブに来店していただくことで、より多くのお客様がいらっしゃってくださっているとも思います。

YUKA :
日本に行ったことはありますか?
NEIL :
行ったことはないけど行ってみたいですね。今日もBBCのニュース番組でやっていたけど、日本には多くの文化があり人気も高いですが、東京と大阪は願ってもなかなか住めない都市のようですね。

YUKA :
オフの日は何をしていますか?
NEIL :
オフの日は何をしていますか?

YUKA :
スタイリストを雇う際は、どういった点を重要視していますか?
NEIL :
そのスタイリストが優しい人間か?そしてホスピタリティがあるかをみますね。その人の心が重要で、プライドばかり高くてはダメです。手を取り合って仕事ができるかが重要事項で、それから技術的な才能をみます。良いエネルギーであることが重要です。

YUKA :
これからセレブスタイリストになる人にメッセージをお願います。
NEIL :
まず第一に、謙虚になりなさい。第二に皆と仲良くすることです。最後に、つらいことがあっても、頭をさげる勇気や我慢もすることが必要です。

[1] アプレンティスシッププログラム
美容学校に行く代わりにサロンでアシスタントをしながら勉強し、美容学校卒業と同じ権利を取得できるプログラムで、アメリカにも同様のプログラムがある。


◆感想
日本では知られていないかもしれませんが、NEILさんはビバリーヒルズやハリウッドの一流スタイリストに聞くと、3本の指に入る超セレブスタイリストです。彼のメッセージに、セレブスタイリストとして重要なポイントに「謙虚」とか「仲良く」というキーワードが出たのには少々驚きでしたが、今まで私が見てきた中でも、人気も単価も高いスタイリストは、皆謙虚でホスピタリティーが高いです。対して、プライドばかり高いスタイリストは、なかなか成功せず、環境やサロンのせいにします。セレブスタイリストになるためには、意外なようですがNEILさんがおっしゃっているようなことが重要だと思います。日本人が本来持っている気持ちを失わないことが、ここロサンゼルスでも重要かもしれません。

◆NEILさんに学ぶセレブスタイリストになるための3つのポイント
・いつも謙虚であること。
・皆と仲良くする。仲間を大切にする。
・頭をさげる。感謝の気持ちを忘れない。

◆NEILさんが勤務している店舗情報
MeĆHEオフィシャルサイト
https://mechesalonla.com

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ビザは取れる!弁護士選びとスポンサー会社

● どんなビザを取得するか

ビザの話をしましょう。まず結論から言いますと、アメリカでやっていきたい日本のヘアスタイリスト(美容師)、ネイリスト、アイラッシュテクニシャンは、アーティストビザを取るべきです!そしてグリーンカードです!そこに夢と自由があります。

余談ですが、私自身はというと、ビバリーヒルズのサロンを買収し、E2(投資ビザ)でアメリカに来ました(私自身は美容師ではありません)。日本にいる頃は、どの弁護士に相談しても「難しい!」と言われ、諦めかけていましたが、道が拓けたのはロサンゼルスに遊びに来たついでに、エージェントや移民弁護士に相談してからです。日本にいる頃とは全く異なる視界になり、自分のやるべきことが明確になりました。それから3カ月でビザを取得しました。

私見ですが、日本にいる弁護士は、カリフォルニア州やロサンゼルス市の詳細な事情をよく分かっていません。ヒアリングが多く、ソリューションが少ないと思いました。アメリカにいる弁護士は、多種多様で、人の懐を見てお金儲けに走りがちな面も否めないのですが、実力のある素晴らしい方はいます。

今日本にいる方は、まずアメリカに来て、カリフォルニア州、そしてロサンゼルス市を熟知した信頼できる、そしてロサンゼルスで実際に生活している日本人に相談するのが良いと考えます。

冒頭でアーティストビザやグリーンカードに触れましたが、ロサンゼルスに10年以上いるスタイリストの大半が、そのどちらかを持っています。また私自身は実際に投資してE2カンパニーをつくりE2ビザを取得しましたが会社(E2カンパニー)からE2ビザを出してもらっているケースもよく聞きます。本当にその会社とご自身のスタンスが本当に合っていれば、お互いに良いことだと思いますが、月日が経つにつれ、会社とスタイリストで求めていることがくい違ってくることをたくさん見てきました。私はその背景に、カリファルニア州(USA)と日本の環境の違いを感じます。カリフォルニア州の労働法は、他州と比べても労働者寄りで、ましてや日本とは比べものになりません。さらに、スタイリストとなるとフリーランスが非常に多く、日本のようにオーナーが強く、従業員がオーナーの言うことを何でも聞くのはあり得ないのです。この環境の違いが、スタイリストに心の変化を与えるように思えます。特に、ハリウッドやビバリーヒルズなど、多くのセレブが集うエリアではそれが顕著です。ですから、文字通りアーティストのように羽ばたきたい方は、最初からそのための道と、そのためのビザを目指すべきだと思います。

美容関係者であれば、スタイリスト、ネイリスト、アイラッシュテクニシャンはもとより、サロンのオーナーも、我々にご相談いただければ、コストを軽減し成果を上げるご案内ができると思います。

● サロンオーナーなら投資ビザを視野に

私自身、美容サロンオーナーでもあるので、美容サロンオーナーには、ぜひお伝えしたいことがあります。日本で美容室オーナーの方が、こちらロサンゼルスで出店する場合は、オーナー自身はE2(投資ビザ)が良いと思います。また日本では、まだあまり一般的ではありませんが、M&Aでロサンゼルスのサロンを買収するメリットもあります。
特に、ビザやライセンスの取得は圧倒的に早く、リース契約もスムーズです。一からやる方法が多いと思いますが“Time is Money”です。日本の大手上場会社であっても、ビジネス系のライセンスやビザ、リース契約の問題で余計なコストがかかっていることが多々ありあます。2~3年かけて漸くスタート地点に立つのではなく、アメリカ人と同じスタート地点に3カ月で立てるM&Aは、コストを抑えて短時間で目的を達成できます。

美容サロンのM&Aについては、私自身2度経験しており、サポートや助言、エージェントとして代行作業もできますので、ご興味ある場合はお気軽にお声がけください。また雇用するスタイリストは日本人にこだわり過ぎず、継続的な募集と教育によって積極的にアメリカ人を雇用すべきです。我々は、美容サロンオーナー(ヘア、ネイル、マツエク)には、日本人を含めたプロフェショナルなスタイリストをご紹介しております(現在登録者多数)。お気軽にお問い合わせください。

最後に、ビザはE2にしろ、アーティストにしろ、グリーンカードにしろスポンサー会社(務める会社やエージェント会社)が必要です。特にE2は会社とともに歩み、万が一会社を辞める時はビザが無くなるので、慎重に選択する必要があります。移民弁護士もそうですが、会社選びにもアメリカではエージェントが必要だと思います。特に会社との契約はカリフォルニア州法に基づいた契約であることが必要です。日本人スタイリストのプロフェッショナルエージェントである我々は、契約についてもサポートいたします。またビザに関しては、アーティストビザやグリーンカードのサポートをしています。

アメリカでコスメトロジーライセンスが取得できない理由とは?

コスメトロジーライセンス

カリフォルニア州(ロサンゼルス、ハリウッド、ビバリーヒルズ、サンディエゴ、オレンジカウンティ)やハワイ州に夢と希望を抱き、現地の美容学校に入学する日本人学生が毎年大勢います。

しかし、残念ながらこれらの学生がコスメトロジー・ライセンスも取得できないまま日本に帰国する事態が起こっています。

コスメトロジーライセンスとは?

コスメトロジーライセンスとは

コスメトロジーライセンスとはアメリカでヘア、ネイル、エステ、メイクアップのサービスが提供できるスタイリストのための資格です。

日本でいう美容師免許に近いライセンスですが、アメリカではヘア以外にもネイルやエステ、メイクアップなど人に触れる美容サービス全体を提供できる資格です。

このコスメトロジーライセンスを取得するには美容学校で規定の履修時間を修了し、コスメトロジー試験に合格する必要があります。

なぜ日本人学生が帰国してしまうのか?

美容学生 帰国

アメリカに残れず日本に帰国する学生の多くは、アメリカの個人ナンバーであるソーシャル・セキュリティ・ナンバーがないため、コスメトロジー・ライセンスのテストを受けることができていません。

コスメトロジーの受験にはソーシャル・セキュリティー・ナンバーが必要で、それはアメリカの美容学校からは発行されないことを皆知らないのです。

つまりアメリカで美容師になるために必要なビザを知らないままアメリカに来てしまっているのです。

アメリカの美容学校による曖昧な回答

美容学校 ソーシャルセキュリティー 取れない

アメリカの美容学校の中には、OPT(オプティカル・トレーニング・ビザ)を取れば、ソーシャル・セキュリティ・ナンバーが取得できると安易な回答をしているエイジェンシーばかりです。

確かにOPTを取ればソーシャルセキュリティーを取得することはできます。しかし、ソーシャルセキュリティーがなければ、コスメトロジーライセンスを取得することができません。

ここに見えない落とし穴があるのです。

コスメトロジーライセンス無しで雇用するオーナーはいない

美容 オーナー 雇わない

コスメトロジー・ライセンスを持たないスタイリストたちをどこのサロンのオーナーが雇ってくれるのでしょうか?

OPTはM1ビザで6か月、F1ビザで1年間です。

OPTを申請して、OPTビザを取得しソーシャル・セキュリティー・ナンバーを得て、コスメトロジー・ライセンス試験の申し込みをして、試験日が決まって受験。

コスメトロジーライセンスの取得には時間がかかる

コスメトロジーライセンス 取得 時間かかる

この期間は、どんなに少なく見積もっても3カ月以上はかかります。1回で筆記試験も実技試験にも合格すれば良いのですが、どちらか落ちた場合はさらに時間がかかってしまいます。ライセンスを取得するまで半年かかってもおかしくはないのです。

このような状況をオーナー目線で考えると、半年間もの間、美容師(スタイリスト)として働けない方を雇用するリスクを抱えることになるのです。

仮にライセンスを取れると仮定しても、実際に働けるのは3ヶ月未満になってしまうので、オーナーがその後のビザサポートでもしない限り戦力にはなりません。このビザサポートも容易ではありません。

美容サロンオーナーが雇用したくないのも当たり前なのです。

弊社では安心してコスメトロジーライセンスが取得できます

これらの落とし穴にひかからないようにするためには、アメリカの学校を卒業する前に、しっかりコスメトロジー・ライセンスを取得することが必要になります。

私たちBeauty Academy LAではアメリカでコスメトロジーライセンスが取得できるように、学生の間に個人ナンバーを発行しています。

個人ナンバーで全て解決!

この個人ナンバーを使うことによって学校に通っている間にコスメトロジーライセンスを獲得することができます。そしてコスメトロジーライセンスを取得した後は、ロサンゼルスを中心に、日本人美容師の人材紹介をアメリカの美容室におこなっています。

アメリカで美容師になるために学校の紹介を受けたい方、個人ナンバーを発行してほしい方、アメリカでの仕事の紹介を受けたい方は以下のリンクへお問い合わせください。

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日本ですでに美容師として働いている場合

日本 美容師

一方、日本で働いている美容師さんの場合はどうでしょうか?アメリカで美容師として働くことはそこまで難しくありません。

「レッドカーペットを歩くハリウッドセレブを担当したいと思ったことはありませんか?」

「美容師をアーティストのように扱うビバリーヒルズやハリウッドのサロンで働きたいと考えたことはありませんか?」

アメリカの美容師の待遇は良い

日本の美容師は長時間労働、低賃金という問題を抱えています。一方アメリカでは週3勤務で日本より高い給料をもらうことができます。アメリカで美容師として働くと日本にはない多くのメリットがあります。

日本の美容専門学校を卒業している美容師は、ほとんど問題なく美容師ライセンスをコスメトロジー・ライセンスに書き換えできます。

アメリカは州によって規定が異なる

アメリカ 美容 州 規定

アメリカは週によって法律が違うため、州によって美容免許のトランスファーに必要な時間が異なります。

カリフォルニア州の場合は美容学校での履修が1,600時間必要になります。ハワイ州の場合、受講義務は1800時間です(ただし、ヘアのみの「ヘアドレッサー資格」は1250時間)。

カリフォルニア、ハワイはアメリカの他の州と比べて、履修時間が長いですが、日本の美容免許を問題なくトランスファーすることができます。

多くのエージェントはアメリカで1から学校に通わせている

しかしながら、多くの美容学校はなるべく生徒に学校に来てほしいと思っているため、このトランスファー作業をしっかりやっていない現状があります。

日本からのコスメトロジーライセンスへの書き換え作業は、アメリカの美容学校ではなく、信頼できるエージェントに任せた方が良いでしょう。

美容免許書き換え後はコスメトロジーライセンス試験の受験が必要

コスメトロジーライセンス試験受験

美容免許のトランスファーが終わった後は、コスメトロジー・ライセンスを受験しなければいけません。日本の美容師さんの場合は、ネイルやエステに慣れていない可能性が高いので、対策を行っていないと実技試験で不合格になりやすい傾向にあります。

またコスメトロジーライセンス試験は英語で受験しなければいけないのでしっかりとした対策を行う必要があります。美容師に必要な英語を勉強しましょう。筆記試験に関して英語に自信のない方は通訳を同伴することも可能です。

アメリカで活躍するネイリストやエステティシャン

アメリカ ネイリスト

ロサンゼルスやハリウッドでの活躍を目指していたり、もう既にこちらに来て活躍している日本人ネイリスト、マツエクテクニシャンやエステティシャンが数多くいます。

アメリカではジェルネイルやマツエクの市場がかなり伸びているが故に、ライセンスやビザをしっかり持たないまま働いている方も実は多いのではないでしょうか?

アメリカは日本と違って資格が存在する

カリフォルニア州では、ネイリスト資格で400時間、エステティシャン資格で 600時間の履修時間が必要です。

美容師資格のように、日本にはこれらの資格制度はありませんが、美容学校や専門学校を卒業していれば、実は美容師の場合と同じようにトランスファーできます。

まとめ

今回はコスメトロジー・ライセンス取得について書きましたが、ご自身の状況に照らし合わせた場合、疑問点や不明点も出てくるかと思います。

ライセンス取得に関する大半の問題や課題は、我々Beauty Academy LAが解決できますのでお気軽に以下のリンクへお問い合わせください。

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JUN JUN 氏によるヘアメイク講座!!

2018年2月15日
ヘアメイクアップアーティストのJunJunさんによるヘアメイク講座が弊社サロンで開催されました。

JunJun
モデルさんはアメリカで100万Followerのインスタグラマー
JunJun ヘアメイク講座
JunJun ヘアメイク講座:このモデルさんはラジオのDJ
Jun Jun メイクアップ講座
JunJunさんとのparty:アメリカメディアの方、インフルエンサーさんなど数多く参加
JunJunとYuka
JunJunとYuka

スタイリストのアメリカンドリーム

ロサンゼルスのWest Hollywoodエリアには、素敵な美容サロンが数多くあります。

平均客単価1000ドル以上と言われるSally Hershberger、インスタ2百万人以上のフォロワーを抱えるカラリストGuy Tangのサロン、日本のKAOがプロダクトの権利を100億円以上で買収したJohn Frieda、そして毎月のプロダクト収入が20億円以上と言われるChaz Deanスタジオ(Wenn)など…。

彼らはサロンをチェーン展開しているわけではありません。美容師としてのタレント性を開花し、ビジネスを発展させています。

日本人でいえば、シュウウエムラ化粧品の創業者植村秀氏も、ハリウッドでメーク技法を習得しビジネスを発展させた一人。世界で最もセレブが集まるハリウッドは、まさに美容のメッカと言えます。

話は自分自身のことになりますが、私は2013年にビバリーヒルズの高級美容サロンYuki Sharoni Beauty & Lifestyleを買収しました。オーナーだったYuki Sharoni氏は30年以上ビバリーヒルズのセレブスタイリストとして活躍し、アダム・サンドラーやジェシカ・アルバといった多くのセレブを顧客に持っていました。上記のようなTop中のTopのスタイリストではなかったのですが、カット250ドル、カラーは400ドルで、毎日途切れることなくお客様が訪れていました。Yukiの晩年の年収は、おそらく日本の東証一部上場企業の役員の平均年収をはるかに超えるものだったでしょう。また、当時の弊社サロンでNo2、No3のスタイリストの年収も、サラリーマンの部長でも手が届かない収入でした。これは、ビバリーヒルズ、ウエストハリウッドで名の知られたサロンであれば、当たり前のような話です。日本の美容師の平均年収が300万円以下であることを考えるととても夢があります。

私は、ビバリーヒルズとウエストハリウッドの中心で、およそ5年間にわたり、美容サロンを経営して、数多くのことを経験し学びました。多くのスタイリストや美容会社の方からも話を聞いてきました。

職人気質を持つ日本人は、ホスピタリティと技術を持ち合わせています。私は多くの日本人スタイリストが、上記Top中のTopのスタイリストになれると確信し、昨年タレントエージェントのライセンスを取得しました。それは才能ある日本人を発掘、育成し、アメリカで大活躍するスタイリストになるまで継続的にサポートできればという思いから来ています。

夢を抱く美容学生は、アメリカの美容学校選びやビザの取得で失敗し、コスメトロジーライセンスを取得できないまま日本に帰国しています。多くの日本人美容師も、やはりコスメトロジーライセンスの取得、ビザの取得で失敗し、本来ある多くのチャンスを逃しています。またアメリカで活躍しているかのように見える日本人スタイリストも、真面目過ぎるがゆえに、交渉やマーケティングで失敗し、本来の才能を開花できないままでいます。このようなスタイリスト環境は、皆さんが思っているほど、本来閉鎖的でも難しくもありません。ただ正しくサポートする適切な人間がいなかったように思えます。

世界の美容の中心と言っても過言ではないハリウッド、高級ブティックが並ぶビバリーヒルズ、天使の街ロサンゼルス、誰もが憧れるハワイで誰よりも輝くスタイリストになるために、私がしっかりサポートいたします。また、このコラム連載を通して、さまざまな情報をお伝えできればと思います。ヘアスタイリスト、メイクアップアーティスト、ネイリスト、エステティシャン、マツエクテクニシャンを目指す皆さま、そして興味を持っている貴方に、少しでも手助けができたらとても嬉しく思います。

美容に興味ある方、美容学生さん、日本の美容師さん、キャリアアップしたいスタイリストさん、コスメトロジーライセンス、ビザ、働く環境のことなど何かあれば、どうぞお気軽にご連絡ください。

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