美容師に年齢は影響するのか?

美容師 年齢

美容師がとても気にしていることの一つとして、一体美容師は何歳から何歳まで現役ですることができるのだろうか、という年齢が挙げられます。自由な職業というイメージがある美容師ですが、美容師に定年はあるのでしょうか?

「美容師は40代が定年」という説をたまに聞くかもしれません。美容師の定年は本当に40代なのか、40代以上でも続けるためにはどんな選択肢があるのでしょうか?

今回は美容師の定年について探り、ある程度の年齢に達した後の働き方について解説していきます。

美容師は何歳まで現役でいられるか?

美容師には、法律で何歳までに退職するという決まりはありません。実際、80歳近くなっても活躍する美容師はいます。しかし、「美容師は40代が定年」という説がたまに聞かれるように、実際、サロンで40代以上の美容師に会うことは少ないでしょう。

何歳まで続けられるか」は、その仕事に専念するかどうかを決める上で、どんな職業でも重要なことです。

美容師は若いスタッフが多い

美容師 若い

美容室やヘアサロンに行くと、スタッフには若い人が多いと感じることはありませんか。美容師業界の年齢内訳は男性美容師の場合20歳〜34歳までが90%近くと、全体のほとんどを占めています。

一方、35歳以上の割合は12%で、40歳以上は6%にまで落ち込みます。この結果から読み取れるように、美容業界の多くは若手の美容師によって形成されており、40歳以降の美容師はほとんどいません。

美容師40代定年説

美容師 40代

なぜ40歳が定年といわれる区切りになるのかというと、40歳〜44歳を越える辺りから給料がだんだん下がっていくというのがひとつの理由といえます。年功序列のサラリーマンは歳をとるごとに給料は右肩上がりになるものですが、美容師の場合は40歳前後をピークに逆に下がっていきます。

結果的に年齢が高くなると必然的に離職率も高くなるため、業界を辞める理由として賃金が大きく関わっていることが考えられます。

40代で美容師を辞める割合は?

美容師 40代

男性の理美容師は20歳~34歳までで約9割を占め、35歳以上は12%、40歳以上となると6%しかいません。特に男性は30歳未満で辞めてしまうため、30代・40代・50代の男性美容師が少なくなります。

若い男性はなぜ美容師を諦めるのか?

なぜ男性の方が若いうちに辞めてしまうのかですが、この理由は「美容師の収入では結婚が難しい」と感じる人が多いからです。実際には結婚している男性美容師は多くいますが、それでも「もっと収入がないと結婚できない」と感じる男性美容師も多いのでしょう。

また、結婚しないにしても、歳を取るほど健康管理などさまざまな面でお金が必要になるため、収入が多い職業に転職したいと考えるケースもあります。また、女性の場合は出産を機に退職するケースが多く、理由に時短勤務が難しいことや土日・祝日の出勤が必須の求人ばかりのため両立が難しいことがあげられます。

40代以降も美容師の仕事を続けるケースは?

一般的なサラリーマンと比較すると、40代以降のキャリアプランが難しい仕事ではありますが、美容師という職業自体はこれまでずっと安定して需要がありましたし、人工知能の時代になっても仕事が奪われることは少ないでしょう。

1 オーナーとして働く

美容師 オーナー

今更美容業界以外で働けないと感じている人や定年後も美容師業界で働きたいと考えている人は、自分のお店を開いてオーナーとなり、美容師ではなく経営者として働く選択肢もあります。ただし、美容室の経営は美容師とは違った才能や能力が求められます。

いきなり開業してもノウハウがなければ成功が難しいと考えられるため、まずは美容師として何年も修行を積んで、お店のマネジメントなどについてよく観察しておくことが重要です

2 福祉美容の分野で働く

美容師 福祉

福祉美容の分野では、美容師は20代や30代より、むしろ40代の方が歓迎されます。あまり自分より若い人だと緊張してしまうお年寄りもいますし、歳を重ねている方がお年寄りの気持ちがわかり、お年寄りも安心するという理由です。

社会的な貢献度も大きい仕事なのでこのような選択肢もあります。

3 他の業界で働く

美容師 転職

同じ美容業界としては、ネイリストや美容コンサルタント、美容メーカー勤務、また美に対するセンスを生かした仕事として、エステティシャンやアパレル、結婚式の美容スタッフなど、転職では多様な仕事先が考えられます。

ですが、転職は若い方が成功の確率が上がるため、美容師の定年後は別の美容業界への就職を考えている場合、40歳になる前に行動を起こした方がよいでしょう。

4 美容師として引き続き海外で働く

美容師 海外

日本は表向きは年齢不問・性別不問となっていますが、現実には不問とは言い難いのが実情です。年齢だけでなく、男性と比べて30代以上の女性や子育て中の女性が就職や職場復帰不利なのも周知の通りです。そんな日本の状況と比較すれば、海外転職において、年齢的な上限はあまり考える必要がありません。

むしろ、これまでの実務経験が評価されますので、ある程度の年齢で何の経験も技術もないほうが不利になってきます特に専門的な知識や技術のある美容師なら年齢を問わず積極的に採用してくれますので、年齢にとらわれずチャレンジできます。海外の美容師のメリット・デメリットの詳細については以下のリンクを参照ください。

日本人が海外で美容師として働くメリット・デメリット

まとめ

美容師は海外就職のチャンスは十分にあります。アメリカなど欧米の美容院やエステサロンでは指名が多いほどコミッション支払いも加算されますので、実力次第では日本以上の収入を得ることも可能です。

一般的な職業と比較すれば、求人数や就職機会は多いほうですので、海外で自分の実力を試してみたい方にはチャンスは多いと言えます

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