美容院で使う英語を覚えるのに苦労していませんか?
接客するためには、完璧な英語である必要はありません。いろんな国から来て、カタコトの英語から初めてもたくさんのお客さんを持って頑張っている美容師さんは、実際のところアメリカにはたくさんいます。
この記事では、ハリウッドで実際に働いている美容師が難しい英語ではなくカタコトの英語を中心にシェアします。
片言の英語、一番大事なのは、声の調子!
できない英語でもいい接客をするには、この声の調子が非常に重要になります。
声の調子によっては、とても失礼に聞こえてしまう言い方もあるので、いつも笑顔で気持ちを明るく持って、声を少し高めにしましょう。
言葉足らずになる分、いつも以上に「いい接客をしたい」「満足して帰ってほしい」という気持ちを態度で表しましょう。
カタコト英語の接客フレーズ
電話予約編
電話だと、顔が見えないので失礼に聞こえてしまわないように、顔が見えなくても笑顔を持ってより明るく元気よく自信を持って受け答えすることが重要です。
Thank you for calling “ お店の名前 ”.
「お電話ありがとうございます“ お店の名前”.」
What service do you want to do?
「どのサービスを希望されますか?」
Great! When?
「いいですね、いつにしますか?」
「カラーで」や「カットで」と言われた後、When?だけだと素っ気なくて失礼に聞こえてしまいます。Okの代わりに誇張してgreatなどの形容詞を使うとフレンドリーに聞こえます。
Whenの語尾は上げて、明るく聞こえるように振る舞いましょう。
Wonderful! What time?
「いいですね、じゃあ何時にしますか?」
ここでも同じ、What timeだけだと失礼に聞こえるので気をつけましょう。先ほどと同様に、What timeの語尾を上げて、明るく言いましょう。
How about 11(eleven)?/ How about 2:30(two thirty)?
「11時はどうですか?/ 2時半はどうですか?」
「何時ですか?」と聞いた後に、午前中(in the morning)とか、午後(in the afternoon)でと言われた時は、空いている時間をこちらから提案してみましょう。
Your name, please?
「名前をお願いします。」
Pleaseをつけることによって丁寧に聞こえます。
Perfect, Jenny. We will see you on Monday the 15th at 11 O’clock for a haircut.
「わかりました、ジェニーさん。では月曜日15日の11時にヘアカットでお待ちしてます。」
少し長いですが、しっかりと確認する意味で曜日、時間のところでは区切りながら、ゆっくり、はっきり伝えましょう。名前の確認も兼ねてここで名前を言って親しみをこめましょう。
See you then! Bye-bye. / See you. Good day!
「では、さよなら!良い一日を!」
See youの代わりにThank you!も大丈夫です。
【補足】美容師に便利な形容詞まとめ
接客する際に使える便利な形容詞をまとめておきます。これらの形容詞はGoodと同じように使うことができます。特に相手の発言に対して相槌をする場合によく使えるので覚えておくとよいでしょう。
Great, Excellent, Fantastic, Lovely, Perfect, Wonderful, Awesome
来店後の受付編
接客では最初の印象が非常に大事です。特にアメリカではそれが顕著です。明るく素敵な笑顔で恥ずかしがらずお迎えしましょう。
Hello, welcome!
「こんにちは、いらっしゃいませ」
Love your shoes !
「素敵な靴ですね」
外国人のお客さんに対して、身につけているもの(靴、アクセサリー、服、カバン 等)を褒めることはとても大切です。お客さんは持っているものを褒められると気分が上がります。アメリカではとてもよく耳にする会話のテクニックです。
他のアクセサリー:Necklace, Earring(ピアスでもイヤリングという), Jacket, Top, Skirt, Pants, Watch, Ring, Purse(女性用のバック), Scarf(マフラーのこと),Hat, Shirts, Heels
Do you have an appointment?
「予約ありますか?」
Awesome! Your name?
「ありがとうございます。名前は何ですか?」
電話受付編でも述べましたが、会話のところどころで形容詞を使うことは英語の接客で非常に大事です。形容詞を使うことで「名前は何ですか?」の素っ気なさを補いましょう。
Ok, Sophia, Come this way.
「ソフィアさん、こちらへどうぞ。」
Take a seat, please.
「こちらに座ってください。」
Any drinks?
「お飲み物は何がよろしいですか?」
カウンセリング編
緊張と期待でセット面に座って待っていたお客様に、「英語できない。。どうしよう」という態度ではなく、「要望に答えます!」という態度で接客することが重要です。
Hi, Sophia. Nice to meet you. Your stylist Kazu.
「ソフィアさん、はじめまして。あなたのスタイリストのカズです。」
What do we do today?
「今日はどうしましょう?」
Ok, 2 inch. So, like this? / Ok, got it.
「2インチですね。じゃあ、このくらいですか?/ わかりました」
Point:1インチ=約2,5センチ
感覚の違いを避けるために、目に見えるよう指でこのくらいですか?と年のために確認しておきましょう。日本とアメリカは単位が全く違うので誤解を招く可能性があります。
Like this? / How about this?
「こんな感じですか?/ これはどうですか?」
カットでもカラーでも写真を見せながらスタイルの提案する時に使えるフレーズです。スタイリストとしてデザインの提供ができるといいですよね。難しくデザインの説明ができなくても、このフレーズを使いながらスタイルの提案ができます。
Love that! Let’s do it.
「それいいですね、これできましょう。」
スタイルが決まったら、「Love that!」と言うことで、「それいいですね、これでいきましょう」という意味を伝えるためにGoodとかNiceだけより親しみがあります。
シャンプー編
日本のシャンプーテクニックの良さは有名です。お客様の緊張もカタコト英語と素晴らしいシャンプーでほぐしてあげましょう。
Let’s shampoo. Follow me.
「シャンプーしましょう、ついてきてください」
Too tight?
「(クロスは)苦しくないですか?」
クロスをかけてから、苦しくないか聞きます。
Recline your chair.
「椅子を後ろに倒します。」
Are you good?
「(あなたの体勢は)大丈夫ですか?」
首の位置は大丈夫ですか?という意味で椅子を倒した後に聞くと伝わります。どうしても首は?と聞きたい人はYour neck is ok?でもいいですね。
Please relax your head.
「頭の力を抜いてください。」
How’s the water ?/ Is this ok?
「お湯加減はいかがですか?」
Waterの発音は意外と通じません。Waterが言いにくい人は、お湯を当ててから、Is this ok?でも伝わります。
Any place, still itchy?
「かゆいところはございませんか?」
Still itchy?だけでも伝わります。
All done./ All set.
「終わりました。」
終わったことを伝えながら、椅子を起こします。アメリカではよくAll setの表現が使われるので覚えていて損はないでしょう。
施術編
美容院でお客様の髪を切っている時が長い時間になります。無理に会話しようとして緊張しすぎてしまい、施術に身が入らないと思う人は、最低ここだけは聞いておきましょう。少し、余裕が出来てきたら、補足で載せた【Small Talk】小話ガイドを参考にしてください。
会話がなくても大丈夫!技術に集中して自信に溢れた態度が見れればお客さんは安心します。
How are we doing?
「今のところどうですか?」
施術の途中ですが、不安がないか確認するためにもどんな感じか聞いてみるのは大事です。会話をする余裕がない時は、時々鏡越しに顔を見てGood?とかOk?笑顔とともに親指立てて何度か聞いてみましょう!
Need anything?(Magazines? Drinks? Blanket? Pillow?)
「必要なものはありますか?」
Need anythingの後に思いつくもので提供できるものを言ってあげると印象アップです。Pillowは日本でいうクッションのことです。
Everything ok?
「大丈夫ですか?」
施術が終わって、カラーやパーマの待ち時間にお客様の様子を確認するのに使えます。
施術後/仕上げ編
最後のキメもしっかりと笑顔と自信を持っていきましょう!
How do you feel?
「どうですか?」
Glad you like it! / Looks great!
「気に入ってくれて嬉しいです/ 似合ってますね」
I can fix it. No worries.
「直します. 心配しないでください。」
Sorry を言う必要はありません。「日本人はごめんなさいを言いすぎる」と言われます。万が一、気に入ってもらえなかった時はこう言って、また写真を使ってどこをどうしたいかLike this? How about this?を使って追求していきましょう
See you soon!
「またお会いしましょう。」
施術中に使える会話フレーズ(Small Talk)
1 Live in Japan? Around here? / Where are you from?
「日本に住んでいますか?この辺に住んでいますか?どこ出身ですか?」
2 Like here?
「この場所が好きですか?」
3 Favorite food?
「好きな食べ物は何ですか?」
4 What do you do?
「お仕事は何ですか?」
5 Like travel?
「旅行は好きですか?」
6 Tell me about your country.
「あなたの国について教えてください」
褒めの言葉集
担当者以外のスタッフも施術後にお客さんの出来上がりを褒めましょう。海外ではお客さんを褒めることが大事ですよ。
Looking good!
「(見た目が)きれいです。かわいいです。」
Love your hair color!
「髪の色いいですね!」
Wow, looks Amazing!
「仕上がりは最高です!」
美容師ボキャブラリー(美容用語集)
海外で美容室で働く際に必要なボキャブラリーをまとめました。
カット Hair Cut
ボブ Bob (cut)
ワンレングス One-length cut / Blunt Cut
レイヤーカット Layered Cut
グラデーションカット Gradient Cut
もみあげ Sideburns
前髪 Bang
つむじ Hair Whorl/Crown
立ち毛 Cowlic 生え際にある他の毛とは生え方が逆の毛のこと
枝毛 Split Ends
抜け毛 Hair Loss
髪をすく Thin Out
毛先を揃える Trim
ブロー Blow Out
カラー Hair Color
脱色 Breach
全頭/部分 ハイライト Full/Partial Highlight
白髪 Gray Hair
パーマ Permanent Wave
細い毛 Fine Hair
太い毛 Coarse Hair
薄毛 Thin Hair
多毛 Thick Hair
禿げ Bold
根元 Roots
毛先 Ends
まとめ
海外で美容師として働くといって、完璧な英語を話す必要は全くありません。簡単なフレーズを覚えることで十分に働くことができます。英会話を覚えるよりも実践の場で使いこなしていくことが重要です。
私たちBeauty Academy LAでは、英会話の実践的な練習を行っています。またアメリカで美容師になりたい方に対して総合的なサポートを行っているので興味のある方はご気軽にお問い合わせください。
無料相談受付中!LineアカウントID:『@jp-usa』まで。