特別インタビュー:ロサンゼルス・ビバリーヒルズで活躍する日本人美容師

ロサンゼルスのビバリーヒルズで活躍する日本人美容師、Leay Serizawaさんとのインタビューを特別にお届けします!

美容とヘアスタイリングの頂点を目指す皆様のために、Serizawaさんが歩んできた成功への道を探ります!

インタビュー動画と詳細

https://hr.aitworks.com/hairstylist-youtube-interview/

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コスメトロジーライセンス取得とビザサポート

生徒さんの例②ビバリーヒルズの高級サロンで就職・ビザ支援

interview1

今回のコラムでは、ロサンゼルスに住まいを構えながら、短期間で夢のコスメトロジー・ライセンスを取得したIさんのインタビューをお届けします。

Yukaまずはライセンス・トランスファーお疲れさまでした。そして、テスト合格おめでとうございます!

Iさんありがとうございます!

Yukaテストはどうでしたか?

Iさん運よく、筆記も実技も一発で合格することができました。すでに見たことがある問題ばかりで助かりました(笑)。

Yuka
筆記テストは一般的に難しいと言われていますが、弊社の対策講座はお役に立ちましたか?

interview2

MisatoBeauty Academy LA*のテスト対策講習で学んだことと、頂いていた過去問を勉強しました。むしろ、それしかやっていませんでした(笑)。

YukaIさんは、日本での美容サロン経験はなかったと記憶していますが、一発合格ということで素晴らしい結果ですね!500

Iさん日本の美容学校を卒業してからすぐアメリカに来たので、おっしゃるように日本のサロンでの経験はなかったのですが、Beauty Academyの講座がすごく役に立ちました。

Yukaそうなんですね!なぜ日本で美容師の経験を積まずにアメリカに来られたのですか?

Iさん子どもの頃からアメリカが好きで住んでみたかったのと、若いうちの方が英語を覚えるのが早いかなと思っていたからです。

Yukaずっとアメリカが好きだったのですね!

Iさん小さい頃からずっと好きで、洋画もよく見ていました。物心が付いた時にはもう好きでしたね。

Yukaいつから美容師になりたいと思っていたのですか?

Iさんあまり覚えてはいないのですが、幼稚園の卒業文集には「将来美容師になる」と書いてありました。

Yuka子どもの頃から美容師になるという夢を持っていたのですね!親御さんが美容師だったとか、そういった理由からですか?

Iさんいえ、全然。父はバイク屋で、母は看護師なのでそこは全く関係ないです(笑)。

Yukaそうなんですね(笑)。なぜそんな小さい時から美容師を目指そうと思われたのですか?きっかけなどはありましたか?

Iさん幼い頃から美容院に行くのがすごく好きだったのと、友達の髪の毛を可愛くしてあげて喜んでもらえるのが好きでした。ちなみに、幼い時、両親からもらった誕生日プレゼントはヘアケア商品でした!

Yukaアメリカに来る際に、言語の問題などの不安はありませんでしたか?

interview3

Iさん筆記はもともとできた方だったので、アメリカに行ったらどうにかなるでしょ!という気持ちで来ましたが、実際には全然会話することができなくてショックを受けました。でも、Beauty Academyの講座や、生活に慣れ現地の人と直接話すようになってから英語力は伸びましたね!やっぱり机に向かって勉強するだけだとダメだなと思いました。

Yukaそれは私も痛感しました。やはり積極的に話すことが大事ですよね!

Iさんそうですよね。実際に話して、あの人何言ってるんだろうとか、今の単語どういう意味なのかと思って調べることが大事ですよね。そして自分で調べた単語を使ってみて、「あ。通じた!」これの繰り返しです(笑)。

Yukaなぜ渡米先にロサンゼルスを選ばれたのですか?

Iさん一応ニューヨークも視野に入れて考えていたんですが、ロサンゼルスはビーチが近くにあって、暖かい気候がとても気に入りました。あと、いろんなヘアスタイルを見ていて、LA独特のスタイリングやカラーのスタイルが自分に合っていたからです。

Yukaビバリーヒルズの方で内定も決まったようですが、Beverly Hillsのような高級サロンについて何か感想はありますか?

Iさんまずは価格に驚きました!ハイライトやフルカラーだと、平均で600ドルはかかります。日本では考えられませんよね!

Yuka今後も、Iさんのキャリアアップなど、フォローアップをしていきますので、これからもよろしくお願いします!

Iさんこちらこそよろしくお願いします。

インタビューを終えて

今回Iさんは、ロサンゼルスにあるBeauty Academy LAで、コスメトロジー・ライセンスを取得されました。そしてこのたび、ビバリーヒルズにある高級ヘアサロンに、ビザサポート付きで内定が決まりました!Iさんの努力、さらに弊社のサポートも加わり、この素晴らしい結果につながりました。今後は彼女のカラーアシスタントとしての活躍にも期待です!

日本人美容師がアメリカで活躍するために

コスメトロジーライセンス

今回のコラムでは、これまで私自身が美容業界でやってきたことと、日本にいる美容関係の方々に向けてより高みを目指せるアメリカで活躍するためのお話をしていきます。日本国内だけでやっているとなかなか見えない世界のお話なども共有していきます。

美容業界での経験

私は2013年にビバリーヒルズにあった高級総合美容サロン「ユキシャロニー Beauty and Life Style」を買収しました。そこのオーナーがユキさんといって日本人みたいな名前だったのですが、ユダヤ系の方で、当時は5本の指に入る高級美容サロンだと言われていました。買収の過程としては、もともと場所の条件としてビバリーヒルズが良いというのはあったのですが、当時活躍されていた日本人の美容師さんで“ユキさん”という方がいらっしゃって、最初その方のサロンなのかなという勘違いもあり、私のエージェントから連絡があったのがきっかけです。でも実際はユダヤ系の方が経営していた高級美容サロンで、アダム・サンドラーやジェシカ・アルバなどのスターのヘアカットを担当していたようなところでした。1階がヘアサロンで30~ 40席ぐらいあり、2階はネイルサロンとエステで5部屋くらいあるような総合美容サロンを買収しました。

サロン経営をしていく中で、やはり私自身も日本人ということもあり、いろんなご縁で日本にいる方や在米邦人から、ここで働きたいなどのお話をたくさんいただいて、日本人も雇用してきました。その中で、ビバリーヒルズでの美容師さんの立場だったり、職業的な評価が日本とは違うなと思ったり、逆に日本人がすごいなと思ったりしたこともあります。日本には日本の良さもありますが、やはり美容師として本当の高みを目指すならビバリーヒルズやウエストハリウッドで挑戦するべきだと感じています。そういったところもお話できればと思います。

客単価の違い

美容業界で高みを目指す上で、じゃあゴールはどこなのかという話からしていきますが、私が買収したサロンのユキシャロニーというオーナーさんは自身でもヘアカットなどしていて、当時でヘアカット250ドル、ヘアカラー400ドルくらいだったと思います。今の円安の状況を考えると、ヘアカットでおよそ4万円ですね。これは、日本の常識からするとすごく高いなと感じるかと思うのですが、活躍しているオーナースタイリストとしては平均的な金額です。名だたる超ハイエンドブランドのサロンだとヘアカット500ドル、ヘアカラー700ドルくらいでやっているスタイリストもいます。さらに、1日の回転数は日本の美容師さんはすごく多くて15回転くらいする人もいますが、こちらは働き者の美容師さんでもせいぜい8回転ぐらいですね。その分単価が高いので、例えばヘアカット250ドルで10回転すると一日2500ドルで、今の日本円でいうと40万円弱くらいですね。私の経験からいうと、活躍しているオーナースタイリストさんだと年間40万ドル、2番手、3番手だと20万ドルぐらい稼いでいます。さらに「Mèche」 サロンや「Sally Hershberger」などのトップ・オブ・トップは、スタイリストの方でも年間30~40万ドル稼いでいて、日本の原宿、青山のスタイリストの方からしても考えられないレベルだと思います。

実は、美容師の高みという話でいくとさらにすごい方たちがいて、例えば「KAO(花王)」さんが買収した「Oribe」というプロダクト。これはもともとニューヨークのヘアスタイリストだったオリベさんが開発した美容プロダクトです。他にも「John Frieda」というロサンゼルス、ビバリーヒルズにあったサロンの美容プロダクトもKAOさんに買収されました。やはりアメリカである程度知られるようになると世界でも名が売られるようになって、プロダクトの収入も入ってくる、さらにそれがうまくいくとKAOさんや「L’Oreal」 などの大手の会社が買収するという流れになって、100億200億のお金が入ってくるということが実際にあります。そういった意味で、日本の若く志の高い美容師は、アメリカで勝負して高みを目指せるのではないかと思います。

美容師としてのさらなる売り出し方

さらなる高みを目指す美容師としての売り出し方は、最終的にはプロダクトの販売です。自分の名前のプロダクトを開発してブランドを作り、さまざまなマーケットで売り出していくことで違った方向から収入を得ることができます。成功すればその収益が入ってきますので、スタイリストとしてお客さまの髪の毛をセットしなくても、お金が入ってくる仕組みが出来上がります。これはトップスタイリストとして成功した方たちの最終的なゴールと考えられていて、私が以前買収したサロンの元オーナーさんも12品ほど開発していました。ただ、これがうまくいかないと倉庫代やボトル代などで余計な資金がかかってしまう上に、美容品には使用期限があるので期限内に使わないと廃棄するケースもあります。必ずしも商品を作るのが良いとは言い切れませんが、トップスタイリストはサービスを行わなくても収入源がある仕組みを作るのが理想とされています。

最初に選ぶ場所が重要

ただ、一点気をつけた方がいいのが最初の場所選びです。日本のエージェントさんや、こちらにもエージェントや学校からのいろいろな意見があると思うのですが、私は場所が重要だと思います。ぜひビバリーヒルズ、ウエストハリウッドに来てください。なぜかというと、ビバリーヒルズやウエストハリウッドはセレブやお金持ちが住んでいるエリアで、動くお金の単位が3~4倍から10倍くらい違います。先ほども話しましたが、単価がヘアカットだけで250ドルに加えて、チップも入れると300ドルは超えます。ビバリーヒルズに住んでいるような人だと30%とか40%のチップを入れるので、日本と比べると本当に単価が違います。日本の美容師さんは1日15回転ほどして、5000円の単価でかなりの肉体労働なんて話もよく聞きます。それに比べるとアメリカのサービスは優雅で、日本の半分くらいの回転率でお客さんとのんびり会話しながら仕事ができます。とはいっても全部のエリアでそんな優雅な仕事ができるのかというと、そういったわけではなくて、アメリカの田舎の方に行ってサロンのサービスをやろうとしてもせいぜい日本の1.5倍くらいの収入にしかなりません。英語の問題やエージェンシーの考えでアメリカの一般的なエリアで働き始めて、そこでお客さんができてしまって、5年も10年もそこを離れられない人をたくさん見てきました。ですから最初に選ぶ場所が本当に重要で、ビバリーヒルズ・ウェストハリウッドというちょっと特別なエリアに来るべきだと思っています。

日本の美容師はチャンスがある

日本から高みを目指して来て、高収入を目指していくならもちろんスキルを磨いて、人一倍努力しなくてはいけないというのは変わらないんですけど、私自身サロン経営していた経験からいうと日本人は気質としてもビバリーヒルズで成功する可能性がすごく高いと思います。働き者ですし、技術力としてもここで通用するものを持っている方は非常に多いんですよね。それに加えてホスピタリティーもありますので、言葉が完璧に通じなくてもやっていける可能性は大いにあります。美容サロンで何か過失があったりけががあったりしたときに報告するState Boardというアメリカの保健所のようなところがあるんですけど、日本国籍の人はそういったクレームが少なくて、国籍としての評価も非常に高いです。そういった意味で、ライセンスがトランスファーされやすかったりすることもあります。なので高みを目指すならば、アメリカに来て収入を上げる、世界トップクラスの美容師の年収に近づく、さらに輝けば自分のプロダクトを開発して作る。そこのレベルまでいくと、プロ野球選手や成功しているサッカー選手と変わらないような年収になります。私としてはぜひそういった高みを目指してアメリカのビバリーヒルズに来る日本人を応援したいなと思っています。

今回は、アメリカの美容業界について詳しくご紹介しました。カリフォルニア州で始める方は、良いエリアとサロンを選んで活動すると、日本では実現しえないメリットがあると思います。弊社ではアメリカへの美容留学、日本美容免許の書き換え、ビザサポート、アメリカでの美容の仕事などを支援しますので、どうぞお気軽に以下のリンクへお問い合わせくださいませ。

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アメリカで活躍する日本人美容師の雇用形態と待遇

コスメトロジーライセンス

日本在住の美容関係の方々に向けた「アメリカで活躍するため」のコラムです。日本国内にいると理解しにくい、アメリカの美容師の雇用形態と待遇についてお話をしていきます。

日本とアメリカの美容師環境の違い

日本の美容師さんは、多くの場合、給与形態が決まっており、サラリーマンのように働いています。1日当たり10~20人といったたくさんのお客さんに対応する一方で、基本的に固定給で仕事をする方がほとんどです。一方で、アメリカでは今回ご紹介するコミッションレンティングといった働き方や収入を得る方法があり、これらは最近日本の一部でも取り入られるようになってきました。

以下では、実際にビバリーヒルズとウエストハリウッドで美容室の経営をしていた私が、さまざまな働き方や収入を得る方法、またアメリカで美容師を始める際のお勧めの方法などをお話しいたします。

アメリカの美容師の雇用形態と待遇

アメリカでもフランチャイズやチェーン店で働いている美容師は、日本と同じ正社員です(アメリカではペイロール)。おそらく、日本では固定給で毎月同じ給料日に給与される形式が多いと思いますが、アメリカは給料の支払いの形態がバイウィークリーで、2週間に1回というパターンが多いので、毎月給料日が変わります。そしてペイロールの場合は、時給×働いた時間で計算されるのがほとんどです。ただ、アメリカと日本で最大の違いはチップです。単純に考えて、カリフォルニア州の今の最低時給は2023年から15ドル50セントなので、これで8時間勤務したことになると1日124ドル 、つまり1カ月で大体2500ドルくらいが新人でも最低賃金で保証されるということになります。これにプラスして、サービス料として15%~25%ほどのチップが入ります。アメリカは、がんばればがんばるほど評価されるので、認められるとチップはどんどん増える仕組みなのです。

ペイロールで働いた美容師が、業績が伸びて有名になっていくと、基本的にはレンティングかコミッションという形態になります。最近は、EDDという労働局が厳しいので、美容室で働く美容師さんは基本的に従業員かレンティングです。ただ、そうでない場合も多く散見されますので、そういう場合はコミッションを利用します。

コミッション制が美容師に好まれるのは、売り上げの約半分が入るからです。サンタモニカやLAのエリアの良いサロンでは、カットで単価80ドルから高くて1000ドルということもあります。私がサロンを始めた時のトップスタイリストは、カットで250ドルだったので、オーナーと美容師の取り分で50%/50%の場合は、それぞれ125ドルです。これは、サロンと美容師と地域によってだいぶ変りますが、私が知っているジェネラルなケースだとLAにある日系のサロンは、大体サロン側が60%で、美容師側が40%であることが多いです。ただ、お客さんが増えるほど美容師側の比率が高くなるので、実力と結果が重視されます。先ほど例に挙げたトップスタイリストは実際70%のコミッションだったので、1回のカットで175ドルほどでした。これで1日10人カットすれば1日1750ドル。そこに25%のチップが入ると、約2200ドルです。つまり年間で50万ドル位ということになります。これはトップスタイリストの話ですが、日本人でもこれだけ活躍できれば同等の収入が得られるということです。

一方で、レンティングは、サロン内の椅子をそのままサロンから借りて施術を行う働き方です。これは、サロン側からすると家賃と同等の扱いで、週に決まった金額が美容師からサロンに支払われるかたちになります。例えば、月に1万ドル収入があるスタイリストの場合は、400ドル×4週間で1600ドルをサロンへの家賃代として支払うため、月収は8400ドルです。自分でお客さんをたくさん持っていて人気で、充足率がよく、単価も高く取れる人は大体レンティングです。ただ、これは始めたばかりの新米スタイリストにとっては赤字になってしまうので、ある程度のお客さんがついている人でないとレンティングは難しいです。レンティングはお客さんも自分で管理することになるので、カード決済機を持参していたり、自身や顧客のスケジュール管理も行うので、いわゆる個人事業主のような形で仕事をします。

つまり、ペイロールから始まってそのうちコミッションになり、最終的にレンティングで個人事業主になるというのが、標準的なロサンゼルス界隈のスタイリストのステップです。

美容師としてのさらなる売り出し方

さらなる高みを目指す美容師としての売り出し方は、最終的にはプロダクトの販売です。自分の名前のプロダクトを開発してブランドを作り、さまざまなマーケットで売り出していくことで違った方向から収入を得ることができます。成功すればその収益が入ってきますので、スタイリストとしてお客さまの髪の毛をセットしなくても、お金が入ってくる仕組みが出来上がります。これはトップスタイリストとして成功した方たちの最終的なゴールと考えられていて、私が以前買収したサロンの元オーナーさんも12品ほど開発していました。ただ、これがうまくいかないと倉庫代やボトル代などで余計な資金がかかってしまう上に、美容品には使用期限があるので期限内に使わないと廃棄するケースもあります。必ずしも商品を作るのが良いとは言い切れませんが、トップスタイリストはサービスを行わなくても収入源がある仕組みを作るのが理想とされています。

スタートするエリアの大切さ

ここまでの説明は、良いエリアで仕事をした場合です。田舎の方では客単価が大きく違ったりするので、良いエリアであればそのくらいの収入も夢ではないということです。カリフォルニア/ロサンゼルスの良いエリアとは「ビバリーヒルズ」と「ウエストハリウッド」と言い切れると思います。本当に世界的に有名なスタイリストがいるのはウエストハリウッド。少し年齢が上がるけれど変わらないくらい良いスタイリストがいるのはビバリーヒルズです。

私自身がエージェントとして、日本から志高くアメリカに来て活躍しようとする美容師さんに伝えたいことは「良いエリアで仕事を始めよう」ということです。以前、ハリウッドで活躍するトップ3のサロンのオーナーさんにトップスタイリストの共通点について尋ねた際、口を揃えて言っていたことは「とても良いエリアの、とても良いサロンのアシスタントから始める」ということでした。前回の記事でもお話ししたように、美容サロンの単価の低いエリアでお客さんが付いてしまうとそこから離れられなくなってしまうのです。

ビバリーヒルズで初めから働くなど無理な話と思うかもしれませんが、日本人の美容師のスキルは非常に高いので全然そのようなことはありません! 私も以前トップサロンのオーナーに日本人のアシスタントを紹介しましたが、そのアシスタントを2~3日見てもらった結果、時間は守るし、規律正しいし、とても真面目に働いているという評価をオーナーさんからいただきました。こうなると、お客さんからの評価も上がっていき、2~3年継続して働いているうちにアシスタントにもお客さんが付いてきます。エリアの良いお客さんは大体チップも良いので、最終的に単価が上がってくる。こういう好循環によって高収入のスタイリストが生まれていきます。

今回は、アメリカでの美容師の雇用形態と待遇、そしてこれから美容師として活躍する方に向けたアドバイスなどをご紹介しました。カリフォルニア州で始める方は、良いエリアとサロンを選んで活動すると、日本では実現しえないメリットがあると思います。弊社ではアメリカへの美容留学、日本美容免許の書き換え、ビザサポート、アメリカでの美容の仕事などを支援しますので、どうぞお気軽に以下のリンクへお問い合わせくださいませ。

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アメリカでコスメトロジーライセンスが取得できない理由とは?

コスメトロジーライセンス

カリフォルニア州(ロサンゼルス、ハリウッド、ビバリーヒルズ、サンディエゴ、オレンジカウンティ)やハワイ州に夢と希望を抱き、現地の美容学校に入学する日本人学生が毎年大勢います。

しかし、残念ながらこれらの学生がコスメトロジー・ライセンスも取得できないまま日本に帰国する事態が起こっています。

コスメトロジーライセンスとは?

コスメトロジーライセンスとは

コスメトロジーライセンスとはアメリカでヘア、ネイル、エステ、メイクアップのサービスが提供できるスタイリストのための資格です。

日本でいう美容師免許に近いライセンスですが、アメリカではヘア以外にもネイルやエステ、メイクアップなど人に触れる美容サービス全体を提供できる資格となります。

このコスメトロジーライセンスを取得するには美容学校で規定の履修時間を修了し、コスメトロジー試験に合格する必要があります。

なぜ日本人学生が帰国してしまうのか?

美容学生 帰国

アメリカに残れず日本に帰国する学生の多くは、アメリカの個人ナンバーであるソーシャル・セキュリティ・ナンバーを所持していないため、コスメトロジー・ライセンスのテストを受けることができていません。

コスメトロジーの受験にはソーシャル・セキュリティー・ナンバーが必須となり、それはアメリカの美容学校からは発行されないことを皆さん知らないのです。

つまりアメリカで美容師になるために必要なビザを知らないままアメリカに来てしまっているのです。

アメリカの美容学校による曖昧な回答

美容学校 ソーシャルセキュリティー 取れない

アメリカの美容学校の中には、OPT(オプティカル・トレーニング・ビザ)を取れば、ソーシャル・セキュリティ・ナンバーが取得できると安易な回答をしているエイジェンシーばかりです。

確かにOPTを取ればソーシャルセキュリティーを取得することはできます。しかし、ソーシャルセキュリティーがなければ、コスメトロジーライセンスを取得することができません。

ここに見えない落とし穴があるのです。

コスメトロジーライセンス無しで雇用するオーナーはいない

美容 オーナー 雇わない

コスメトロジー・ライセンスを持たないスタイリストたちをどこのサロンのオーナーが雇ってくれるのでしょうか?

OPTはM1ビザで6か月、F1ビザで1年間です。

OPTを申請して、OPTビザを取得しソーシャル・セキュリティー・ナンバーを得て、コスメトロジー・ライセンス試験の申し込みをして、試験日が決まって受験をします。

コスメトロジーライセンスの取得には時間がかかる

コスメトロジーライセンス 取得 時間かかる

この期間は、どんなに少なく見積もっても3カ月以上はかかります。1回で筆記試験も実技試験にも合格すれば良いのですが、どちらか落ちた場合はさらに時間がかかってしまい、ライセンスを取得するまで半年かかってもおかしくはないのです。

このような状況をオーナー目線で考えると、半年間もの間、美容師(スタイリスト)として働けない方を雇用するリスクを抱えることとなります。

仮にライセンスを取れるとしても、実際に働けるのは3ヶ月未満になってしまうので、オーナーがその後のビザサポートでもしない限り戦力にはなりません。このビザサポートも容易ではないのです。

美容サロンオーナーが雇用したくないのも当たり前なのです。

弊社では安心してコスメトロジーライセンスが取得できます

yukastyle

これらの落とし穴にひかからないようにするためには、アメリカの学校を卒業する前に、しっかりコスメトロジー・ライセンスを取得することが必要になります。

私たちBeauty Academy LAではアメリカでコスメトロジーライセンスが取得できるように、学生の間に個人ナンバーを発行しています。

個人ナンバーで全て解決!

この個人ナンバーを使うことによって学校に通っている間にコスメトロジーライセンスを獲得することができます。そしてコスメトロジーライセンスを取得した後は、ロサンゼルスを中心に、日本人美容師の人材紹介をアメリカの美容室におこなっています。

アメリカで美容師になるために学校の紹介を受けたい方、個人ナンバーを発行してほしい方、アメリカでの仕事の紹介を受けたい方は以下のリンクへお問い合わせください。

お問い合わせはこちら

日本ですでに美容師として働いている場合

一方、日本で働いている美容師さんの場合はどうでしょうか?アメリカで美容師として働くことはそこまで難しくありません。

「レッドカーペットを歩くハリウッドセレブを担当したいと思ったことはありませんか?」

「美容師をアーティストのように扱うビバリーヒルズやハリウッドのサロンで働きたいと考えたことはありませんか?」

アメリカの美容師の待遇は良い

日本の美容師は長時間労働、低賃金という問題を抱えています。一方アメリカでは週3勤務で日本より高い給料をもらうことができます。アメリカで美容師として働くと日本にはない多くのメリットがあります。

日本の美容専門学校を卒業している美容師は、ほとんど問題なく美容師ライセンスをコスメトロジー・ライセンスに書き換えできます。

アメリカは州によって規定が異なる

アメリカ 美容 州 規定

アメリカは週によって法律が違うため、州によって美容免許のトランスファーに必要な時間が異なります。

カリフォルニア州の場合は美容学校での履修が1,600時間が必要となります。ハワイ州の場合、受講義務は1,800時間です(ただし、ヘアのみの「ヘアドレッサー資格」は1,250時間です)。

カリフォルニア・ハワイはアメリカの他の州と比べて、履修時間が長いですが、日本の美容免許を問題なく、トランスファーすることが可能です。

多くのエージェントはアメリカで1から学校に通わせている

しかしながら、多くの美容学校はなるべく生徒に学校に来てほしいと思っているため、このトランスファー作業をしっかりやっていない現状です。

日本からのコスメトロジーライセンスへの書き換え作業は、アメリカの美容学校ではなく、信頼できるエージェントに任せた方が良いでしょう。

美容免許書き換え後はコスメトロジーライセンス試験の受験が必要

コスメトロジーライセンス試験受験

美容免許のトランスファーが終了した後は、コスメトロジー・ライセンスを受験しなければいけません。日本の美容師さんの場合は、ネイルやエステに慣れていない可能性が高いので、対策を行っていないと実技試験で不合格になりやすい傾向にあります。

またコスメトロジーライセンス試験は英語で受験しなければいけないのでしっかりとした対策を行う必要があります。美容師に必要な英語を勉強しましょう。筆記試験に関して英語に自信のない方は通訳を同伴することも可能です。 

アメリカで活躍するネイリストやエステティシャン

アメリカ ネイリスト

ロサンゼルスやハリウッドでの活躍を目指していたり、もう既にこちらに来て活躍している日本人ネイリスト、マツエクテクニシャンやエステティシャンが数多くいます。

アメリカではジェルネイルやマツエクの市場がかなり伸びているが故に、ライセンスやビザをしっかり持たないまま働いている方も実は多いのではないでしょうか?

アメリカは日本と違って資格が存在する

カリフォルニア州では、ネイリスト資格で400時間、エステティシャン資格で 600時間の履修時間が必要です。

美容師資格のように、日本にはこれらの資格制度はありませんが、美容学校や専門学校を卒業していれば、実は、美容師の場合と同様にトランスファーが可能です。

まとめ

コスメトロジーライセンス ミーティング

今回はコスメトロジー・ライセンス取得についてお話ししましたが、ご自身の状況に照らし合わせた場合、疑問点やご不明な点も出てくるかと思います。

ライセンス取得に関する大半の問題や課題は、我々Beauty Academy LAが解決いたしますので、どうぞお気軽に以下のリンクへお問い合わせくださいませ。

お問い合わせはこちら

夢を実現する道のり

ヘアカット業務

これまで、私は、数多くの日本人スタイリストたちの相談に乗ってきました。

Q.日本でチェーン展開している美容サロンの店長を務めてきました。経歴を生かしてアーティストビザを取得したいのですが、どうしたら良いでしょうか?

Q.日本でアイ・デザイナーをしています。ワーク・パーミット(就労ビザ)のあるビザを取得は可能でしょうか?

Q.現在、アメリカの美容学校で、コスメトロジー・ライセンスを取得するために勉強中です。M1ビザなど、どうしたらワーク・パーミットのあるビザを取得できますか?

Q.日本でネイルサロンのオーナーをしていましたが、アメリカで資格もワーク・パーミットのあるビザも持っていません。どうしたら良いでしょうか?

Q.日本で美容専門学校に卒業し、美容師歴もあります。トランスファーでコスメトロジー・ライセンスを取得できますか?

まず、日本のスタイリストさんに、是非やっていただきたいのが、以下の質問を自分自身に問いかけ、考えを整理することです。

「あなたは、アメリカで、スタイリストとして何をしたいのですか?そしてそのゴールは何ですか?」

おそらく、回答は、大きく以下の3つに分けられると思います。

1.アメリカでスタイリスト(ヘア、ネイル、アイラッシュ、エステなど)として働き活躍したい(日米両方で働きたい方を含む)。

2.アメリカで美容サロン(ヘア、ネイル、アイラッシュ、エステなど)を経営 したい。

3.アメリカでの美容留学経験を日本で生かしたい(アメリカでは働かない)。

割り合いとしては、1番の回答が最も多く、次いで多いのが2番でしょう。そして、3番は稀のように思います。

上記に基づいて考えると、

美容留学の現状は、日本のスタイリストの夢や目標を実現しているのでしょうか?

答えは“No”でしょう。

何故でしょうか?

それは、美容留学の現状が、スタイリストの目的・目標と乖離しているからです。

どうして乖離しているのでしょう?

日本のスタイリストたちは、いずれアメリカで働きたいのです。

では、どうしてアメリカの美容学校に行くのか?

日本のスタイリストたちは、日本と同じように、学んで資格を取得した後、アメリカでも働く環境が待っていると思っています。

では、アメリカ美容専門学校を卒業した後に、働く環境はあるのか?

アメリカの美容学校に通っている場合、そこで出るビザの大半はM1ビザです。M1ビザは、アメリカの専門学校に行った場合に発行されるビザですが、ワーク・パーミットのあるビザに非常につながりにくくなります。
また、M1ビザでは、アメリカのソーシャル・セキュリティー・ナンバーを取得できないため、コスメトロジー・ライセンス取得のためのテストも受けることもできません。

アメリカ美容専門学校では、OPTで働き先が決まれば、ソーシャル・セキュリティー・ナンバーが出るので、テストが受けられると聞きましたがそれで大丈夫なのか?

いえ、大丈夫ではありません。私自身サロンオーナーでもあるので分かります。
OPTとは、就職先が決まってから発行される職業体験ビザです。どこのサロンオーナーも、コスメトロジー・ライセンスを持たないスタイリストは雇用しないでしょう。
万が一、「雇用が決まれば、テストを受けて1回で合格して、働くことができます!」と言われても、ソーシャル・セキュリティー・ナンバーが発行されてから、テスト申し込み、その後の受験まで、3カ月以上はかかります。
OPTの期間が3~6カ月と考えると、ライセンスを取得できても、ほとんど雇用できる期間は残っていません。

OPTの後に、ワーク・パーミットのあるビザのサポート前提で、雇用してもらえばいいのではないでしょうか?

日系美容サロンオーナーは、美容専門学校を卒業間近のスタイリストが、最もこれを前提に交渉してくることを熟知しています。
したがって、ライセンスは働き始めた後に取得すると言ったとしても、実際に雇用契約は非常に難しいと言えると思います。

ではどうしたら良いのでしょうか?

1.アメリカで美容の勉強をして、もしその後働きたい場合はF1ビザで渡米してください(英語語学学校や美容系学校でも弊社提携学校はF1ビザを出してくれます)。
F1ビザなら、M1ビザよりも滞在できる期間が長く(5年)、弊社提携学校であれば、ソーシャル・セキュリティ・ナンバーが取得できる上、OPTも1年間です。
その後のワークパーミットのあるビザ(Oビザ、E2ビザ,投資ビザ)やグリーンカードへの切り替えの道もいくつもあります。

 

2.もし、アメリカで最初から働きたい場合は、日本でワークパミットのあるビザ(Oビザ、E2ビザ、投資ビザなど)に挑戦する方がよいでしょう。
ビューティーアカデミーには、ビザ取得の前にESTAでコスメトロジー・ライセンスを取得するプログラムがあります。
弊社は、ライセンスを取得している状況で、アメリカでの就職活動やあなたと契約したい美容会社やサロンを紹介することもできます。

 

3.いずれアメリカで美容サロンや美容会社のオーナーになりたい場合は、M&Aによる投資ビザがよいでしょう。
投資金額も5万ドル程度で、投資ビザ(E2ビザ)を取得できる場合もあります。
間違っても、こちらで一からテナントを借りるといった日本と同じような店舗作りをしてはいけません。
開業までお金と費用が非常にかかります。私自身も、M&A(買収)の投資ビザがきっかけで、アメリカに来ました。
ビザを3カ月間で取得し、最初から黒字経営を考えると圧倒的にこの方法がよいと思います。この件は、長くなるので、別途コラムでご紹介します。

今回は、私の経験を踏まえて、スタイリストの夢や目標を大きく分類し、そこからライセンスやビザの取得に関する道のりを記載しました。
スタイリスト(ヘア、ネイル、マツエク、エステなど)により、バックグラウンドや目標は違うので、詳しい個別対応(明確な道のり)いたしますので、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。

無料相談受付中!LineアカウントID:『@jp-usa』まで。

生徒さんの例①ハリウッド最高級サロンで就職実現!

2018年が明けてすぐ、ある1人の女性からLINEへご連絡がありました。

「来月から、ロサンゼルスの美容学校に入学するのですが、私はロサンゼルスで働けるようになるのでしょうか?」

日本の学生さんや美容師さんが、カリフォルニア州で美容師として働けるようになるためには、2つの問題をクリアする必要があります。1つはコスメトロジーライセンスの取得、もう1つは就労ビザ、または、グリーンカードの取得です。

彼女の場合、カリフォルニア州の美容専門学校に入学するため、M1ビザを取得していました。通常、M1ビザからのコスメトロジーライセンス取得、そして、就労ビザ取得は、非常に厳しいのが現状です。

「就労ビザはともかく、美容専門学校に入学してもコスメトロジーライセンスが取得できないのですか?」

「そうです!非常に難しいです」

その後、美容専門学校入学してからも、彼女は何度か私のところに相談に来ました。ほどなく、彼女は、弊社Yuka Enterprisesとエージェント契約を結び、サポートが本格的にスタートし、弊社のサポートにより、20193月コスメトロジーライセンスを取得、同年4月に、グリーンカードのワークパーミットを取得、翌月には、就職活動を開始したのです。

弊社は、カリフォルニア州で1、2位を争う高級セレブリティサロンである MéCHE  NineZeroOne をご紹介し、面接には、弊社スタッフが同行しました。
結果、MéCHEサロンのアシスタントとして雇用が決まったのです。

Misatoさんへのインタビュー

今回のコラムでは、わずか1年で見事に夢を実現したMisatoさんへのインタビューをお届けいたします。

Yukaこの度は、MéCHEサロンへのご就職おめでとうございます!

Misatoさん(以下敬称略)ありがとうございます!皆さまのおかげです。

YukaMéCHEサロンでは、どのスタイリストのアシスタントになるのですか?

Misatoリッチというスタイリスト(カラーリスト)です。

Yuka尊敬または憧れているスタイリストはMéCHEサロンにいますか?

Misatoトレーシーというカラーリストです。1日に4050人くらいお客様が来ます。それと、ハリウッドセレブのハウスコールもかなりしています。MéCHEサロンの中でも、トップスタイリストで、アシスタントも5人います。

Yuka凄いですね。超高級サロンでカラーということは、平均客単価で500ドルと考えた場合、彼女は1日で25千ドルほど売り上げるということですね。

Misatoハリウッドセレブも、めちゃくちゃ来るので本当にすごいです。私はハリウッドセレブに疎いので、顔を見ても誰かわかりませんが、もしわかったら緊張してしまうので、セレブに疎くてよかったと思います。

Yukaセレブに詳しかったら、ドキドキが止まらなくて仕事どころではなくなってしまいますよね(笑)。ところで、Misatoさんは子供の頃から美容師になりたかったのですか?

Misatoいいえ。最初はダンサーになりたかったんです!

Yukaダンサー!?

Misatoはい。34歳から始めて、学生の頃にアメリカで開催されるダンス世界大会 (International Cheer Union) のジャズダンス部門(団体)で優勝しました。

Yuka優勝とは素晴らしい!

Misatoダンスについては、やりきった感じです。この動画の最初に、真中でクルクル回っているのが私です。

Yukaバレエもやっていたのですか?

Misatoはい!3歳から始めました。ダンスよりも先にバレエから入りました。

Yuka美容師ではなくダンスでプロを目指そうと思わなかったのですか?

Misatoダンスは、優勝もしたし、その時に夢を実現できたので。仕事での夢は世界で活躍するスタイリストです。

Yukaトレーシーのようなカラーリストですか?

Misatoはい!あそこまでなれるかわかりませんが、夢は大きい方が良いと思います。日本のサービスを取り込んだサービスも提供できるカラーリストになりたいです。

Yukaトレーシーのようなカラーリストになって、さらに日本のきめ細かなサービスを提供できたら凄いですね。

Misatoがんばります!

Yukaところで、なぜ美容師(スタイリスト)になりたいと思ったのでしょうか?

Misato実は、父も祖母も美容師だったんです。そして母はヘアサロンを5店舗も経営していたので、自然に美容師になるものだと思うようになってました。

Yuka真のサラブレットですね。私の今後の夢は、Misatoさんを美容プロダクトで大成功したスタイリストのOribeのように有名にすることなんですよ。

Misato本当にそうなれたらすごいけど、まずはアシスタントとして日々努力してがんばります。

Yukaダンスで頂点を取ったので、スタイリストとしても、ぜひ頂点目指して頑張ってください。

Misatoはい、今後もよろしくお願いします!Yuka Enterprisesさんのおかげで、ライセンス取得ができ、憧れのサロンでも仕事ができるようになりました。そして、少し気持ちにも余裕ができたので、チアダンスも趣味として始めようと思っています。

YukaMisatoさんのフォローアップ(英語力、キャリアアップなど)をしていきますので、今後もよろしくね!

Misatoこちらこそ、よろしくお願いします!

インタビューを終えて

ロサンゼルスに来てすぐに、弊社とエージェント契約をしたMisatoさん。結果的に、ライセンス、就労ビザ(グリーンカード)、超一流ヘアサロンへの就職を、なんと1年で実現してしまいました。

弊社もサポートに努めましたが、なんといっても、Misatoさんの努力が大きかったと思います。まだ可愛らしい学生さんの面影もあるMisatoさんですが、たぐいまれなる芯の強さがあると感じていました。

「ダンス同様に、スタイリストとしても、No1を目指して頑張りましょう!!Misatoさんなら、きっと実現できます!!」

ロサンゼルスで美容を学びたい!~ビザ&学校情報~

これから美容を学ぼうと思っている方で、アメリカの美容学校を希望する場合は、学生ビザの取得が必要になりますが、その学生ビザにはM−1F−1という2種類がございます。

美容学校は専門学校となるため、基本はM−1ビザとなりますが、コミュニティー・カレッジなどの美容学部に通う場合は、F−1ビザを取得することも可能です。

ビザの種類

アメリカで美容師になるためには2つのビザの選択肢があります。自分の目標に応じて取得するビザの種類が違ってくるので、注意が必要です。

M-1ビザ

M−1ビザとは、専門性のある学校に行くために発行されるもので、最長で1年となっています。どの美容学校やメイクアップの学校のプログラムも1年以内で終わるので十分です。

その後も、OPT(オプショナル・プラクティカル・トレーニング)というものを利用し、3カ月間インターンとして働くことができます。M−1からのF−1への切り替えは不可能なので、英語に自信がなく語学学校に行ってから美容学校に進みたいという方には、F−1ビザの取得をおすすめいたします。

F-1ビザ

F−1ビザとは、語学学校や大学・大学院に行くために発行されるもので、就学に必要な期間が発行され、通常1年から最長で5年となります。

美容学校というよりも、コミュニティー・カレッジなどの美容学部へ進むという形態になり、このF−1ビザを所持し、英語が苦手という方は、語学学校へ通ってから美容学校に行くという選択肢もあります。F−1ビザからのOPTの期間は1年で、M−1よりも長くなっています。

ロサンゼルスの学校紹介

美容学校(1600時間・約1年)

Paul Mitchell(ポール・ミッチェル)

PAUL MITCHELL

Mitchellは、パサデナという街にある美容師・美容家を養成する専門学校です。メディアや高級サロンで活躍する数多くのセレブスタイリストが卒業しています。パサデナは、ロサンゼルス北東の郊外にあり、古くから開けてきた地域です。歴史的な建造物も多く、趣のある街並みが特徴です。

パサデナの教育レベルも高く、世界ランキングでベスト10常連のカリフォルニア工科大学もここにあります。ロサンゼルス市街中心部からもアクセスが良く、治安も良いことから、日本人に人気の観光地区です。この学校のコースは4つに分かれており、フルタイム(週5)・週3のみ・昼間のみ・夜間のみと、柔軟なスケジュールを組むことができます。入学時に求められる語学力はありません。

授業料や教材費等の合計: 23,000ドル(年間)

El Camino College(エル・カミーノ・カレッジ)

EL CAMINO

ロサンゼルス空港から南に下った場所にある2年制公立大学です。周辺には日系企業が多く、海外生活に不安のある生徒でも気軽に留学生活を楽しめます。有名な観光地のレドンドビーチやマンハッタンビーチも近くにあります。

質の良い教育とリーズナブルな授業料のため、大変人気です。必要になる英語力は、TOEFL iBT 45IELTS 4.5、英検2ATOEIC 620TOEFL 450点ですが、カレッジ内のエルカミーノ・ランゲージ・アカデミー(ECLA)または、提携しているELS Language Centersでレベルを終了すると、上記の条件がなくても入学を許可されます。

授業料や教材費等の合計: $8,700ドル

Santa Monica College(サンタモニカ・カレッジ)

Santa Monica College

Santa Monica Collegeは、全米最大の2年制公立大学で、全世界から約3,300人の留学生が在籍しています。専攻がとても多く様々な科目を勉強することができます。キャンパスの広さも東京ドーム3.3個分の広さがあるので、留学生活を存分に楽しめます。

ロケーションも、観光地であるサンタモニカやベニスビーチの近くに位置しているので、交通の便がかなり良いです。市内を縦横無尽に走るバスがあり、学生は無料で使えるため車を持つ必要がありません。必要になる英語力は、TOEFL iBT45点、IELTS5.0、英検2A、当協会主催のTOEFL 500点ですが、ELS Language Centersにてレベルを終了すると入学が許可されます。

授業料や教材費等の合計: 11,880ドル

メイクアップスクール

Cinema Makeup School(シネマ・メイクアップ・スクール)

CINEMA MAKEUP SCHOOL

Cinema Makeup Schoolは、ロサンゼルスにある有名なメイクアップスクールです。特殊メイク効果やプロフェッショナルメイクの授業を行っており、世界でも数少ないメイクアップトレーニングスクールとして知られ、ミュージックビデオやコマーシャルの撮影の中心として国内外から高く評価されています。

短期コースも開講されているので、留学生がかなり通いやすい条件となっています。専門学校になるので、M−1ビザとなります。ロケーションもコリアンタウンに位置する学校で、コリアンマーケットには日本の食材もたくさん売っているので大変便利です。ロサンゼルスでは数少ない電車の駅が隣にあるので、ダウンタウンやハリウッド、ユニバーサルなど、交通に便利な場所でもあります。入学時に求められる語学力はありません。

授業料のみの合計: 90027,250ドル *コースによって異なる。

Elegance lnternational MakeupEI Makeup) エレガンス インターナショナル メイクアップ

ELEGANCE INTERNATIONAL MAKEUP

Elegance International Makeupは、1966年に創設という古い学校ですが、近年新校舎を開校したばかりで、最新の設備が整っています。12カ月のコースで、ビューティーメイク、シアターメイク、ファッションメイク、TVや映画のメイク、特殊メイクがすべて学ぶことができます。講師は、アカデミー賞受賞者や現役のメイクアップアーティストを起用されています。

ロケーションもハリウッドの中心に位置し、ファッション、ミュージック(ライブハウス、音楽学校、レコード店アミーバなどがある)、演劇シアター、映画館(5箇所)、ストリートアート、フィルムスクールなど、周りはとても賑やかです。ここも数少ない電車の駅が近くにあるので交通に便利なところです。

授業料や教材費等の合計: 22,350ドル

セレブスタイリストインタビュー3 ~NIKKI LEEさん~

NIKKI LEEさん / RIAWNA CAPRIさん
今回は、ロサンゼルスで今最も流行っている高級サロン「NINE ZERO ONE SALON(901サロン:ナイン・ゼロ・ワン・サロン)」のオーナーNIKKIさんにインタビューいたしました。
YUKA:
スタイリストになったきっかけはなんですか?
NIKKI:
実は高校を卒業したとき、歯科衛生士になりたいと思って見学に行ったんです。でも私にとって魅力的な仕事ではないと思い、辞めました。私は幼い頃から、髪の毛のスタイリングが大好きでした。またプロムや学校のイベントのために、お友達の髪の毛をセットもしていました。さらに、当時、親友が美容を勉強していたこともあり、もしかしたら私はスタイリストに向いているのかもしれないと思い、美容学校に入学しました。
YUKA:
どちらの美容学校に行かれたのですか?
NIKKI:
私の出身地であるネバダ州リノ市のインターナショナル・スクール・オブ・スタイル(International School of Style)です。ロサンゼルスに引っ越した後は、サンタモニカにあるフレッド・シーガル・ビューティー(Fred Segal Beauty) でトレーニングを受けました。そこでビジネスパートナーのリアーナ・カプリ(Riawna Capri) に出会いました。様々な美容室で働きながらセレブのお客様と出会い、NINE ZERO ONE SALONをオープンすることができました。
YUKA:
何から始めましたか?
NIKKI:
セレブのエクステをする機会が多かったので、そこから有名になりました。セレーナ・ゴメス(Selena Gomez)、ジェニファー・ローレンス(Jennifer Lawrence)、 リア・ミシェル(Lea Michele)、エマ・ロバーツ(Emma Roberts)など、映画の役作りのためにエクステを利用するお客様がとても多いです。
YUKA:
どのようにセレブのエクステをスタートしたのですか?
NIKKI:
フレッド・シーガル・ビューティーでアシスタントをしていた時、この業界で活躍するのは難しいと気づき、どのように目立つかを考え始めました。当時、ロサンゼルスでエクステを上手にできる人は一人しかいなかったので、グレイト・レングスズ・エクステンションズ(Great Lengths Extensions)でクラスを取りました。そこでとてもエクステに魅力を感じ、上手くナチュラルに仕上げられるように練習をしました。
YUKA:
エクステはお客様によってカスタマイズするのですか?
NIKKI:
通常は6~8時間かかるところを、リアーナと私は2人で手掛け、2時間で終わらせています。お客様は長い時間サロンにいることが嫌いなので、早めに終わらせることが大切です。私たちの特徴は、カット、カラー、エクステを全部できることですね。エクステを入れるときは、地毛と色がマッチしていることが一番大切です。カラーをしない人がエクステを手掛けるとシームレス(地毛との差がないこと)にブレンドできないこともあります。お客様が金髪に染めたいとおっしゃったら、どんな感じの金髪なのかをよく相談して、その色に合うエクステを探したり染めたりします。
YUKA:
NINE ZERO ONE SALONをどうやって立ち上げたのですか?
NIKKI:
NINE ZERO ONE SALONは、本店の住所の番号だったので、お店の名前はそこから決めました。私たちにとってこのサロンを始めるアイデアはシンプルでした。ロサンゼルスやニューヨークにある高級サロンは、サリー・ハーシュバーガー(Sally Hersheberger)やアンディ・レコムテ(Andy Lecompte)のようにオーナーの名前が付いたサロンは多いです。そういうサロンで働いたことはありますが、残念ながら、功績を認められる人は、いつもオーナーになってしまうのです。私たちは、スタイリストたちが楽しんで仕事をしたくなる環境を作りたかったのです。
YUKA:
新しいスタイリストを雇用する際に何を重視していますか?
NIKKI:
誰にでも髪の毛のスタイリングを教えることはできますが、人の性格は変えられないといつも私は思っています。 お客様がすごく多いスタイリストや、才能のある人なのに、性格がすごく悪い人が面接に来ると、いくらスタイリングが上手でも雇いたくなくなります。なるべくスタイリスト間で問題が起こらないようにしたいのです。性格の良い人だったら、私たちもどのように手伝えるか工夫して、サロン全体を良いチームにできるのかを考えています。この業界は、自分のテクニックはもちろんのこと、どの材料を使っていることさえ教えてくれない人が多いです。同じ材料を使用しても、違う人が使ったら全く同じ結果にはならないので、なぜ教えてくれないのかが不思議です。私とリアーナはそれを変えていきたくて、2011年にアカデミーを開きました。ブティックアカデミーなので、10人ずつ生徒がいて、サロンのスタイリストが教えているクラスが様々です。私とリアーナは、ビューティー・コーチ・ツアーで、色んな場所に行ってクラスを教えていました。子供が産まれてからは遠ざかっていますが、今年10月に、パームスプリングス市でデモをします。BCTV (Beauty Coach Television) という番組から有名なスタイリストを呼んで、様々なことが学べる実習ビデオも製作する予定です。今、本当に楽しくて幸せです。
YUKA:
どうして教育への情熱があるのですか?
NIKKI:
私とリアーナがフレッド・シーガル・ビューティーでトレーニングをしていたとき、スタイリストたちが他の人をサポートしないことがすごく不思議でした。私はマスター・カラーリストと呼ばれているけれど、たまには間違うこともあります。他の人の意見を聞いて上達することもあります。みんながそうやって徐々に上達できたらいいなと思っていて、私達のサロンではそんな環境を作っています。私自身、一人でロサンゼルス全ての人の髪の毛をスタイルできるわけではないので、他の人にテクニックを教えて、みんなでお客様を集めて働ければいいと思っています。その考え方が全てのサロンを成功させるとは思いませんが、それが私たちの哲学です。
YUKA:
オーナーとして困ったことはありますか?
NIKKI:
もちろん、毎日問題は起こりますよ。だからリアーナと私で、20人ほどのオーナーを集めて「オーナーズ・ランチ・イン(Owner’s Lunch In)」というクラスを教えています。いくらビジネスが成功していても、会社の中で困ることはたくさんあります。一番苦労したのは、サロンのリース契約する前日に、投資家が取り止めたいと言い出し、結局自分たちの貯金を切り崩したり、クレジットカードを使ったりして、なんとか家賃などを捻出しました。 困ったことや苦労はたくさんあるけれど、恐れずに頑張っていたら、必ず成功します。私一人ではできなかったと思います。リアーナがいて本当に助かっています。
YUKA:
どうやってセレブのお客様を増やしたのか教えてください。
NIKKI:
私たちは、セレブであろうと一般人でもあろうと、皆さん同じだと思っています。セレブだからといって、特別扱いはしないです。普通に接することで、セレブのお客様も話しやすくなり、それが信頼関係を構築することに繋がっていきます。
YUKA:
同じ美容業界で成功したい人に一言アドバイスはありますか?
NIKKI:
柔軟な考えと謙虚であることが一番です。もし、一からやり直してアシスタントにならなくてはいけなくなっても、思いやりを持って頑張っていたらまた評価されるようになるでしょう!
● 感想
NINE ZERO ONEサロンは、今ロサンゼルスで注目を集める人気No1高級サロンです。ビバリーヒルズやハリウッドのセレブやスタイリストに、最も人気があるサロンを3つ聞いた時に必ず入るサロンがNINE ZERO ONEサロンです。NIKKIさんは教育熱心でもあるので、ぜひこの機会に日本人のスタイリストにも学んで欲しいです!
オンライン教育もあるので日本からでも入会可能!!
Lineアカウント:@yukastyleまたはemail: yuka@yukastylebh.com まで、お気軽にお問い合わせください。
NINE ZERO ONEサロンのオフィシャルサイト
https://www.ninezeroonesalon.com
インスタグラム
https://www.instagram.com/ninezeroone/

セレブ・スタイリスト~インタビュー1 ~YUKIさん~

アメリカの生活が長い方は、セレブスタイリストYUKIさんの名前を、一度は聞いたことがあるかと思います。 私が、数年前にサロン買収のためにロサンゼルスに来た時、エージェントが「あの超有名なYUKIさんのサロンが売りに出ています!」と興奮しながら連絡をくれたのを、今でも覚えています。しかし実は、エージェントの勘違いで日本人のYUKIさんのサロンではなく、アメリカ人のYuki Sharoni氏のサロンが売りに出ていたのですが、縁あって結局、私はそのYuki Sharoni氏のサロンを買収することとなりました。 私が実際に日本人のセレブスタイリストYUKIさんとお会いしたのは、買収後、Yuki Sharoni氏から彼を紹介してもらったことがきっかけでした。日本人のYUKIさんもYuki Sharoni氏も、長い間、ビバリーヒルズエリアでサロンを経営していたため、お互いに友達同士でした。また名前が似ているので、それぞれのお客様が間違って相手のサロンに電話をかけてしまうことも多かったようです。 さて、少々前置きが長くなりましたが、今回は日本人スタイリストのYUKIさんのインタビューをお届けいたします!
TAKA(私):
YUKIさんは、いつアメリカ(ビバリーヒルズ)に来られたのですか?そしてきっかけは何だったのでしょうか?
YUKIさん(以下敬称略):
こちらに来たのは、僕が24歳のときです。横浜出身なのですが、父が米軍キャンプで働いていて、洋服も食べ物もみなアメリカのものだったのです。サンデー・スクールに通っていたため、サンクスギビングを祝ったり、アメリカの映画を観たり、港にはアメリカ人がたくさんいて大きな影響を受けました。3、4歳の頃には、海の向こうは何があるのかな?と、海を渡って外国に行こうと思っていました。
TAKA :
そんな小さい頃から、海外に来ようと思っていたのですね(笑)。日本ではどの美容学校に通われたのでしょうか?
YUKI :
マックスファクター(男女共学校)を卒業しました。日本では石渡 潔(近代美容の礎を築いた美容師)、麻生こうじが私にとって先生でした。川島文夫(PEEK-A-BOO代表)と同世代です。東京に行くと川島さんとはよく食事をともにする仲です。
TAKA :
そうそうたる方々ですね(笑)。英語などはどこで学んだのですか?
YUKI :
米軍キャンプにすぐに入りました。そこで英語とカルチャーの勉強をしました。
TAKA :
日本では美容師免許を持っていましたか?
YUKI :
日本の美容師ライセンスを持っていました。当時は、ファッションショーなどの仕事もしていました。その後、ロサンゼルスにあった山野美容学校に入りました。当時、ウィルシャー通り(ビバリーヒルズ)にあったけど、今はマリネロになったのかな。
TAKA :
当時美容師として、アメリカでの目標をお持ちでしたか?
YUKI :
僕は最初からアメリカのファースト・レディーの髪を手がけたかったんです。そのつもりでアメリカに来ました。
TAKA :
その夢は達成したのですか?
YUKI :
夢ではなくてね「目的」です。もちろん、叶えました。ナンシー・レーガン元大統領夫人の髪を手がけました。日本で待っててもファーストレディーは来ません。ですので、自分からアメリカに行くことにしました。
TAKA :
なるほど。夢ではなく「目的」として考えることが重要ですね!
YUKI :
トランクとバッグの荷物、2つだけでロサンゼルス国際空港に来ました。学校は決まっていましたが、ホテルなどは決めておらず、どうにかなるだろうと思って来たのが始まりです。泊まるところがないから、まず、学校に行って、そこで知り合った学校の生徒の家に最初の2、3日は泊まりました。茂木さん(日本の高度なカット技術をアメリカに持ち込み、ハサミ等の日本の優れた美容道具をアメリカに広めるなど日本と世界の理美容業界を繋げ、世界で活躍する日本人ヘアスタイリストのパイオニア)には、その頃にロサンゼルスで出会いました。茂木さんとはお茶をする仲です。
TAKA :
山野美容学校卒業後はどうされたのですか?
YUKI :
美容学校を6カ月で卒業し、加州コスメトロジー・ライセンスを取得しました。日本で美容師をしていたので早かったですね。
TAKA :
最初に就いた仕事は何だったのですか?
YUKI :
ビバリーヒルズでヘアドレッサーをしていたダンさんが、アシスタントを探してると聞いて、そこで働きました。そのときから、日本人スタイリストは重宝されていたと思います。アシスタント時代は、長時間働くことは、むしろありがたいと思っていました。
TAKA :
忙しくて疲れると辞めてしまう方が多い中で、YUKIさんのそのお考えは稀有ですね!
YUKI :
その後も、ずっとビバリーヒルズで働いていました。せっかくアメリカに来たのですから、その中心エリアで働きたいと思っていました。今でもそうです。日本でいうと六本木とか銀座辺りですね。
TAKA :
なるほど。その分競争はほかのエリアより激しくお客さまの注文も高いと思いますが、その方がやりがいを感じるということですね。その後はどうされたのでしょうか?
YUKI :
自分のサロンをバートン・ウェイ沿い(ビバリーヒルズ)にオープンしました。
TAKA :
その時はかなり投資されたのですか?
YUKI :
そうですね。幸い、投資金は比較的低くてすみました。Los Angeles Times、VOGUE、 Hollywood Reporterなど、あらゆる美容雑誌に自分の記事が載りました。オープンから3年経って、リースの料金が上がり店も小さかったので、サンセット大通り(ハリウッド)に移動したんです。映画『サンセット大通り』の影響もあったかもしれません。そこで32年間サロンを経営していました。20人以上のスタッフを雇用していました。
TAKA :
32年間ですか…。10年でも大変なのに凄いですね。場所もいいですし、大きなサロンだったので、家賃は相当高かったのではないですか?
YUKI :
15年前で当時、家賃は2万ドルでしたね。
TAKA :
お話を聞いているとトントン拍子ですが、どこでブレイクされたのでしょうか?
YUKI :
ずっとです(笑)。バーバラ・ウォルターズさん(アメリカの有名なジャーナリスト/テレビ司会者。日本の黒柳徹子さんのような方)を担当していました。彼女と世界中を飛び回っていましたね。エミー、オスカー、トニー、ゴールデン・グローブなど、有名な授賞式にはいつも一緒にいて、彼女のヘアメイクを担当していました。それから女優のルシル・ボールさんや俳優のマーロン・ブランドさんのヘアも手掛けました。
TAKA :
すごい方々ばかりですね。世界のスタイリストとも交流はありましたか?
YUKI :
パリのアレキサンドラ、ニューヨークのケネス、それからビダルサスーンとも交流がありました。
TAKA :
ビダルサスーンですか…。すごいですね。
YUKI :
ずっとVOGUEの表紙のヘアメイクをしていた須賀勇介さんとは友人で、「東(イーストサイド)のユウスケ、西(ウエストサイド)のユキ」と言われていました。
TAKA :
YUKIさんはまずアメリカで有名になって、それから日本でも名が知られるようになったんですよね。
YUKI :
おそらくアメリカのメディアに取り上げられたからでしょうか。
TAKA :
日本の芸能人の方も数多く手がけられていますよね。
YUKI :
宮沢りえさん、松田聖子さん、森進一さん、それから森さんの息子さんでOne OK RockのTakaさんなど、多数の著名人を手掛けています。
TAKA :
素晴らしいですね! オーナーとしてのご苦労はありますか?
YUKI :
苦労はないです(笑)。スタッフに恵まれました。
TAKA :
YUKIさんのアシスタントも、皆スタイリストとして有名になっていますね。きっとYUKIさんのご指導がよかったのでしょう。当時経営されている店のマネージメントはご自分でされていましたか?
YUKI :
はい、全部自分でやってました。経理以外は全てです。全体の動きがわかるのでよかったです。
TAKA :
YUKIさんなら、オリジナルプロダクト開発の話もあったのでは?ORIBE(ニューヨークのヘアスタイリスト。Luxury Brand PartnersとともにORIBEブランド確立。2017年12月にKAOが買収)のように。
YUKI :
ORIBEもよく知ってます。日本からプロダクト開発のオファーやパートナーの依頼があったけどお断りしました。そういう欲はあまりないので。
TAKA :
最近日本に一時帰国されましたか?
YUKI :
年に2回は日本に帰っています。必ず桜の時期には、日本の桜を見に帰ります。桜からエネルギーをもらえます。日本の桜はエネルギーの源です。
TAKA :
カッコイイですね!最後に、これからハリウッドを目指すスタイリストにメッセージをお願いします。
YUKI :
努力すれば目的は叶う!そして健康が一番。健康ならエネルギーが自然と湧いてきます。
TAKA :
ありがとうございました。僕も先生からエネルギーを貰いました!
● インタビューを終えて
YUKIさんは、アメリカで日本人スタイリストとして成功した第一人者です。YUKIさんのお店で働いていたスタイリストが今オーナーやセレブスタイリストとなり、ビバリーヒルズやハリウッドで活躍しています。同世代とおっしゃっていた川島文夫氏をはじめとする、伝説の美容師と呼ばれる須賀勇介氏と並び称されるべきセレブスタイリスト(美容師)であり、ビバリーヒルズを舞台に世界のセレブを美の虜にした、唯一の伝説的なヘアメイク・アーティストです。ちなみにYUKIさんは現在MLBで大活躍のロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平選手を応援しているそうです。
YUKIさんに学ぶ ~セレブスタイリストになるための5つのポイント~
  • 何ごとにも美的好奇心を持つ。
  • 身の置き場所を良くする(ビバリーヒルズ、ハリウッド)。
  • 努力を惜しまず目的をはっきりとする。
  • いつもプラス思考でいる。
  • 感謝の気持ちを人一倍持つ。
YUKIさんが勤務している店舗情報は以下です。
クリストフサロン ビバリーヒルズ店
https://cristophe.com/beverly-hills/salon/ YUKIさんに関するご質問など、どうぞお気軽にお問い合わせください。
Lineアカウント:ID:@yukastyleまでお気軽にどうぞ!