コスメトロジーライセンス合格者による体験談・試験対策方法・試験概要

カリフォルニア州のコスメトロジー合格ライセンスを持つ濱崎さんの写真

今回のインタビューでは、コスメトロジーライセンス試験に合格した濵﨑沙織さんをご紹介します。彼女は、1991年9月22日生まれ、熊本県天草市出身。福岡南美容専門学校美容科夜間課程を卒業後、2012年に青山の大手有名サロンでキャリアをスタートさせ、表参道のサロンでスタイリストデビューを果たしました。その後、2016年にAujuaソムリエ資格を取得し、2021年3月からは横浜の女性専用美容室《MAISON LA MER》で店長を務め、店販セミナー講師や社内プロダクト統括としても活躍されました。2024年4月に渡米に向けて活動し、さらなる挑戦を続ける濵﨑さんの今後に注目です。

コスメトロジーライセンス試験対策方法・試験概要

インタビュワーカリフォルニア州のコスメトロジーライセンスの筆記テストは難しいことで有名ですが、一発合格おめでとうございます!

コスメトロジーライセンストランスファーの筆記テストは全て英語で出題される試験でしたが難しかったですか?またどのような試験対策、勉強をしましたか?

濵﨑さんありがとうございます。はい、英語の勉強もしました。試験対策としては、Beauty Academyさんから教えていただいた試験対策講座アプリを活用し、さらに教科書を全部購入し、勉強しました。

カリフォルニア州のコスメトロジーライセンスの筆記テスト勉強に使用した教科書一式と大学ノートの写真

濵﨑さん私の勉強方法としては、まず、この英語版の教科書の内容をAIの翻訳アプリを使ってすべて日本語に訳し、大学ノート10冊分にまとめ、自分用の教科書を作りました。さらに教科書とテキスト・試験対策講座アプリを使用し繰り返し勉強しました。 

2023年の11月頃〜2024年の6月頃まで:大学ノートに教科書の内容をすべて日本語訳し、まとめる

2024年の7月頃〜9月頃まで:試験対策講座アプリを中心に模擬試験練習

2024年の10月頃:試験を受験 

アプリの中にはサンプルテストがランダムに出題されスコアを確認できる問題があるので、それを何回も解きました。最初は全然点数が取れなかったのですが、最後の方は 90点以上が出るようになり、段々わかってきているな、という実感が沸きました。特に不安がなくなるまで解き続けたので、最後は苦手な問題も解けるようになりました。そのため、試験対策講座アプリが私の中でお守りのように感じました!今回、合格に繋がったのはBeauty Academyさんの試験対策講座アプリのおかげだと思っています。ありがとうございます!

インタビュワー今までの美容師としてのお仕事経験が活かせるような問題も出題されましたか?

濵﨑さんはい、ヘアカットやヘアカラーリングなど、美容師の実務経験で培う基本的なスキル・知識問題もありました。私は美容室で美容師として働いてきたので、「こういうことだな」と簡単にイメージが湧き、簡単に回答できました。ですが、美容学生時代の時に勉強した問題も幾つか出題され、忘れていたこともあったので、記憶を呼び起こすことは難しかったです。

インタビュワー仕事と勉強の両立も大変だったと思いますが、試験に向けてその他、特に力を入れたことや、苦労したことを教えてください。

濵﨑さん力を入れたポイントは、教科書の英語の内容が頭に入ってないと応用が効かないなと思ったので、初心に返ってすべて1から見直し、理解を深めることから始めました。特に、見たことのない問題が出てきた時も、問題の意図を理解できたので答えることができ、自信につながりました。結果、今回の美容師免許試験の合格に繋がったので、やっておいて良かった、と実感しました。

難しかった問題は、過去問と言い回しが異なる問題が出題されたことです。試験が英語なので、英語での美容の知識・表現、専門用語をどこまで覚えているかで、全然違うと思います。

試験当日の動き・会場の様子

テストセンター建物の外観や街並みの写真

インタビュワー試験前に、弊社より筆記試験に向けたご案内をしておりますが、アメリカ、カリフォルニア州のテストセンターの雰囲気や、試験を受けた感想を教えてください。

濵﨑さん始まる1時間前に現地会場に到着し、下見をしました。近くに荷物を預けてテストセンターに行くと、一人だけ女性の方がいたので話しかけると、イランの方でした。その方とお話しながら待ち時間を潰し、そこで緊張が解けてリラックスできました!テストセンターに入ると、試験会場のスタッフさんがテストの説明や案内をとてもゆっくり丁寧に説明してくださったので、英語圏での会話に慣れていない私でも安心して試験を受けることができました。荷物は近くの小売り店に預けられるスペースがあったので、下見後パスポート以外を預けて会場へ向かいましたが、試験会場内にも小さなロッカーが用意してありました。また、筆記試験はパソコンで行いました。

試験対策はBeauty Academyさんの過去問を使わせていただき勉強しましたが、実際の筆記試験の文章の英語表現が、勉強の時と違う問題があったので、「無理かもしれない」と焦ってしまったのですが、「少し間違えても大丈夫」と冷静になることで、落ち着いて最後まで解くことができました。

美容師になったきっかけ、コスメとロジーライセンスを選んだ理由

インタビュワーいつ頃から美容師を目指し始めましたか?美容師さんになりたいと思ったきっかけや、数ある美容資格の中でもコスメトロジーライセンスを選んだ理由も教えてください。

濵﨑さん美容師になりたいと思ったのは、小学校1年生の頃からです。 地元の友達には私が髪を切ってあげるからね、とずっと言い続けてきました。また私は5人兄弟で、下に妹が3人います。小さい頃から妹達のヘアアレンジをして遊んでいて、私の出来栄えに妹たちは上手くできると喜んでくれましたが、クレームを言われた時がどうしても悔しくて、私も美容のプロになってお金をもらえるくらい上手になってやろうと思ったのがきっかけです。

それから日本で、美容師として約12年ほど働き、今後はアメリカでも活躍したいと思いました。特に美容師のお仕事はおばあさんになるまで続けたいと思ってるので、夢を実現するため、コスメトロジーライセンスを選びました。また、このライセンスがあれば、ネイル、バーバー、エステもできるため、将来の選択肢も広がります。

アメリカで美容師として働く道をえらんだ理由

カリフォルニア州のコスメトロジーライセンス-ヘアモデルとして活躍した時の写真

インタビュワー特にアメリカのコスメトロジーライセンスに挑戦しようと思ったきっかけを教えてください。

濵﨑さん美容学生の時、美容研修でパリとロンドンに、初めて海外研修で行った際、たまたまイギリス現地のヘアサロンアカデミーで講師をしている日本人女性スタイリストさんからアカデミーのデモンストレーションでのカットモデルとしてスカウトをされたのがきっかけです。その場で添乗員さんに許可をもらい、現地の美容室でヘアカラーをしていただき、その日のうちにその方のヘアデモンストレーションイベントへ参加しました。そこでは、ロンドンでもトップのヘアスタイリストさんや美容関係者の方々の前で、ステージに立ち髪の毛を切ってもらうという貴重な経験ができました。現地のヘアスタイリストの方がすごく輝いて見え、デモンストレーションイベントの参加者さんからもお話を通して刺激をもらいました。その時から、「海外で活躍するヘアスタイリスト」を志し始めました。

日本の美容サロンのスタッフさんや学校の先生などに相談すると、「海外より日本の技術の方が正確でスピードが速いから、日本で一人前になってから海外に挑戦しても遅くはないのでは」というアドバイスもあったので、まずは日本で実力をつけるために頑張りました。

日本の美容サロンのスタッフや学校の先生などに話すと、「海外より日本の技術の方が最先端だから、日本で1人前になってから海外に挑戦しても遅くはないのでは」というアドバイスもあったので、まずは日本で頑張ることにしました。

サンタモニカの景色

アメリカを意識し始めたのは、海がすごく好きなので、カリフォルニア州ロサンゼルスに一人で旅行に行った時です。3泊5日でサンタモニカの海が見えるホテルに泊まり、近辺を散策したり、近くの美容室を覗いたりして過ごし、すごく気に入ったので、ロサンゼルスの美容院で働きたいと思い、アメリカで美容師免許を取ろうと思いました。

目指すキャリア像「お客様の悩みに寄り添い、一緒に解決する方法やプランニングができる美容師になること」

美容室で働く様子

インタビュワー今後はどのようなキャリアを築き、どのような美容院をつくりたいですか?また濱崎さんの得意なヘア技術、そしておすすめのシャンプー・トリートメントなどもあれば教えてください。

濵﨑さんアメリカでのヘアの技術を学ぶのはもちろんですが、アメリカ現地のお客さんの心の掴み方も勉強していきたいです!そしていつかアメリカで美容室を開業したいので、夢の実現に向けて、何でも学び、吸収したいです。

施術で得意なのは、髪をきれいにする技術全般です。例えば手触りにときめくようなカット、ツヤのあるヘアカラーやトリートメント、ストレート施術などです。中でも、ミルボン社のオージュアというブランドがあり、私はオージュアソムリエという資格を持っています。オージュアソムリエは、お悩みや理想を伺いながら、お客様一人一人の髪により合わせたヘアケアを提案できる資格です。

現在の取り扱い店舗は日本と韓国しかなく、日本でも取り扱い店舗も限られてくるのですが、美容師と一緒に話しながら決めていくヘアケアなので自分に合ったケアをすることが可能になります。私は「お客様の髪をきれいにしたい」という想いがあり、この資格を取得しました。

ミルボン社のオージュアシャンプー
ミルボン社のオージュアトリートメント

特に日本で美容師をしていると、海外にお住まいのお客様が日本に一時帰国し、ヘアの施術を受けに来る方が多くいらっしゃいます。中には「海外でも日本の技術が普通に受けられるような環境が整ってたらいいのに」と言うお客様もおられます。

アメリカだと、例えばテキサス州やイリノイ州のお客様が、ニューヨークやカリフォルニアなどの日本人スタイリストが多い都市のヘアサロンに来ることもあるみたいです。

髪の毛に悩みがある方は多く、海外在住の日本の方、さらに外国の方も含め、「理想のヘアスタイルにしたかったけど何かが足りない」と感じたことのあるお客様も多いと思います。

国籍や人種問わず、お客様の悩みにちゃんと寄り添い、お悩みへの解決策や髪の毛をきれいにしていくための道筋やプランを一緒に考えてあげられるようなヘアサロンを作りたいと思っています。

これからアメリカでコスメトロジーライセンス取得を目指す方へのメッセージ、アドバイス

インタビュワーアメリカでコスメトロジーライセンス取得を目指される方に向けてメッセージやアドバイス、また濱崎さんのように、モチベーションを高く維持する秘訣を教えてください。

濵﨑さんどんなに自分が泥だらけになろうが、「私が挑戦する姿を見てもらうことを通して、誰かに良い影響を与えられるような人でありたい」という想いが、私がモチベーションを高く持ち続けられる原動力なのかもしれないです。

私自身がまず何かにチャレンジしている姿を見てもらい、誰かに「勇気をもらえた」と言ってもらえる存在になりたいと思っています。そうすることで私自身も「もっと頑張ろう」とパワーをもらえます。 

世知辛い世の中で、自分の可能性を諦めてしまう人もいらっしゃると思います。そのような方々にも、私が海外で挑戦する姿を見てもらい、少しでも何かに挑戦しようと思える勇気を与えられるような生き方をしたいです。

アメリカで美容師免許切り替えを目指される方は、今までにやったことないチャレンジをされる方が多いかなと思います。私自身も、日米間の美容師免許の切り替えには時間がかかることは覚悟していましたが、時間がかかることに対して焦ってしまいそうになったこともありました。でも私は「価値があることは、時間がかかる」と思っています。すぐに手に入るものは、比較的簡単に誰でもできます。そのため、価値のあるものを掴むためには、多くの時間、そして労力が必要になるので大変に感じられると思います。ですがその先には、知識やスキルを得られるだけでなく、自分が想像していた以上の可能性のある世界が広がっています。1つでも自信を持てるスキルを身につければ、今後のキャリアにも役立ちますし、決して無駄な努力・経験ではないと思います。なので、今後もBeauty Academyさんと一緒に、頑張っていきたいです!

まとめ:Beauty Academyへのお問い合わせ・相談方法

インタビュワー濱崎さんの素敵な笑顔と今後の夢のお話を聞かせていただき、 わたしたちも勇気をもらいました!コスメトロジーライセンストランスファーのお申し込みを悩んでいる方は是非、一歩勇気を出して、Beauty Academyにお問い合わせ・ご相談ください。

Beauty Academy 問い合わせ

私どもが少しでも、みなさまの夢の扉を開くお手伝いができればと思います!