美容師のやりがいとは?ハリウッドの美容師が答える

美容師 やりがい

美容師の仕事では、どんな事がやりがいに繋がると思いますか?普段私たちがお客の立場として美容室に行っていると、とても華やかで憧れる職業である美容師ですが、勤務時間も長く自身の技術も追求しなければならない大変な仕事です。

どんな仕事をするにしても収入が得られるからだけでは仕事を続けるのが難しくなることもあります。仕事を続けるためにはやりがいも必要でしょう。そこで、多くの美容師がやりがいを感じるポイントについてお伝えします。

自分のアイディアが形になる

美容師 アイディア

美容師の楽しさの醍醐味は、やはりカットなどの施術でデザインを一から作り上げることができるということです。美容師の仕事は、自分だけのアイデアを形にできるのが大きな特徴です。お客様の要望を聞いて形にしていく過程で、制約となるものはありません。

お客さまの要望を聞きながら、最も美しく、かっこよく見えるデザインを自分の手で作る、アーティストとしての仕事にやりがいを感じる美容師は多いです。

そして、美容師はお客さまへの施術だけではなく、コンテストの参加などもあります。ここでも自分の施術技術を披露し、評価していただけるイベントに参加することで、大きなやりがいを感じる事ができるので、自信がある人は挑戦してみるのもおススメです。

習得すべき技術に終わりがない

美容師 技術

美容業界は常に変化がある業界です。ヘアスタイルの流行はどんどん変わり、新しいパーマ技術が発表され、毎年のように新しい薬剤が出ます。そのため、美容師にも常に新しい技術を習得し、新しい薬剤に関する知識を身につけることが求められます。

また、ブームに合わせたヘアアレンジを練ったり、新製品を使いこなしたりと技術の向上に終わりはありません。自分なりに満足できるレベルに到達したと思っても、さらなる高みを目指し続け到達することによって、常にやりがいを感じながら仕事を続けることができます。

自分の成長を実感できる

美容師 成長

美容師はまずアシスタントからスタートします。シャンプー、カラーリング、カット、パーマ技術を習得して晴れてスタイリストデビューをしてからも、常に変わっていくトレンドやニーズに合わせて技術を高めていくことは必須です。そして、美容師としてのスキルアップを実感できるのは、お客様の要望に応えられたときでしょう

昔の自分ではこの要望には応えられなかったけど、今はできるようになった」と感じることができれば自分の成長を実感できます。アシスタントからスタートして、経験と努力を積み重ねながら技術を磨くなかで、自分の成長をはっきり実感できるのも魅力のひとつと言えます。

指名がもらえた時

指名が入るという事は、顧客がつくという事になります。そして、顧客がつくという事は、その人に技術を気に入ってもらえたということになります。美容師のスタイリストまでの平均年数は3年と言われています。

その3年間の下積みが実になったことが、ようやく実感できるのです。その指名を維持し続ける事、新しい顧客をつけるためには、さらなる努力が必要となりますが、スタイリストを何年していても、指名をもらえるとい事はやりがいと感じられます。

また、稀ではありますがアシスタントであっても、シャンプーやマッサージでお客様から指名をもらえることがあります。アシスタント時にもらえる指名は、やりがいと同時に今まで以上の責任感を感じることができます。

先輩のお客様でもあり、自分のお客様でもあるのです。地味な仕事であっても見てくれている人はいるので、指名をもらえるといういうのは、美容師にとって大きなやりがいと言えます。

人との出会いがある

美容師は毎日沢山の人と触れ合います。毎日が新たな出会いの日と言っても良いでしょう。

ご来店するお客様は人種、性別、職業、年齢、全くバラバラです。その中には、趣味が共通の方、話がとても盛り上がる方、気が合う方、地元が同じで親近感がわく方、弁護士やお医者様など普段の生活だけではなかなか出会えないような方がいらっしゃいます。

そのような方たちとの出会いは、かけがえのないものです。美容室での出会いから、男女関係なく、一生お付き合いをする方もなかには出てきます。また、美容室での出会いがきっかけで、生涯役立つような習い事を始めたり、家族ぐるみの付き合いになったり、なかにはお付き合いや結婚に繋がる方も。

色々な人生経験を積んだ人から沢山のお話を聞く事ができ、自分の知らない知識が常に入ってくるので、美容師はどんどん会話の引き出しが増えて人として深みが出て来ます。

人の人生の節目に携われる

美容師はお客様に長く寄り添う職業です。小さい頃から担当していたお客様が数年後初めて髪を染めたい!と言い出したり、成人式のご相談を受けたりと、美容師はお客様と一緒に成長していく職業です。

更には、社会人になって、仕事が辛いと相談を受けるかもしれません。結婚します!とご報告を受けるかもしれません。妊娠したからカラーは辞めた方が良いかも・・・や頻繁に美容室には来れなくなるので、手入れが楽で長持ちするヘアスタイルは如何ですか?と提案する事もあります。

世代を超えてお客様のお子様も担当させて頂けるかもしれません。世代を超えたお付き合いが出来る仕事なんて他にあるでしょうか?美容師を長く続けていると、数年もしくは十数年のお付き合いになるお客さまも増えてきます。

成人式や結婚式、子どもの入学式など、お客さまのライフイベントに携わりながら、お客さまの人生に長くお付き合いできるのは美容師ならではです。

感謝の言葉をもらえる

美容師の最大の魅力は、やはり何と言っても、お客様から直接「ありがとう」と感謝されることです。感謝の言葉が直接ない場合でも、心から笑顔になっているその表情で、感謝を受け取ることができます。

また、「施術中からそのスタイルが気に入っていることが伝わってくる“ライブ感”が魅力」と話す美容師もいます。美容師は大変なことも多いですが、お客様から感謝され、リピーターとして来店して頂けるのは、美容師にとってやりがいであり、また頑張ろうというモチベーションに繋がっていきます。

多くの美容師がお客さまからの「ありがとう」のひとことに、大変なことや疲れを忘れ、美容師になって良かったと思っています。

まとめ

世の中に仕事は星の数程ありますが、「お客様を綺麗にして、喜んでいただける」仕事は、そう多くはありません。そんな“美”を提供し、人に喜んでもらえることで“やりがい”を感じることができるという希有な仕事が美容師です。

美容師という職業は大変なことも多いですが、多くの魅力があるからこそ、美容師としてのモチベーションに繋がっているのです。