美容師の資格はどうやって取れるの?

美容師になるためには

美容師はカットやパーマ、カラーリングなどによってお客様の希望に合った髪型をデザインすることが仕事となります。

美容師になって活躍するには資格が必要です。美容師になるにどうやったら資格を取得することができるのでしょうか?

この記事では美容師になるまでの道のりはどのような感じなのか具体的に解説したいと思います。

美容師になるためには何が必要なのか?

美容師 資格

美容師になるためには、国家試験に合格しなければなりません。この試験を受けるためには、都道府県知事の指定した美容師養成施設で厚生労働省令で定める期間の教育を受ける必要があります

美容師免許を取得する

美容師としてお客様の髪を切るためには、国の認定した国家資格である「美容師免許」を持っていなければいけません。取得には、もちろん試験があります。厚生労働省が指定する美容学校を修了すると、受験資格を得られます。

国家試験合格には美容学校に通うことが必要

美容学校を無事卒業することができれば、国家試験を受験することができます。しかしここで見落としてはいけないのが、美容学校の種類です。国家資格を受けるためには美容学校を卒業しておくことが条件の一つですが、美容学校の種類によって就学年数が異なってきます。

一般的な学校の形!昼間課程

昼間の時間に授業を受けて美容師の資格取得に向けた勉強を行います。学校へ通う期間が2年間なので、他の課程よりも早く卒業することが可能です。

社会人にオススメ!夜間課程

夕方、または夜から授業が始まる課程です。こちらも2年の就学期間で国家試験の受験資格が与えられます。しかし、学校によって卒業までにかかる年数が異なり、2年で卒業できるところもあれば、2年4カ月、2年6カ月かかるところも。昼間の仕事と両立しながら通学する人も多いようです。

すでに美容師見習いならコレ!通信課程

美容 通信学校

日本理容美容教育センタ―が行う通信レポート提出と、各学校が行うスクーリングという面接授業に出席する課程。こちらは3年以上の就学で国家試験を受験できます。年に数回しか学校に通わないため、昼間や夜間の学校よりも長めの期間が必要です。

しかし、通信の場合学費が圧倒的に安いため、昼間課程で他の学科を学びながら通信も学ぶというダブルスクールや、美容室で見習いとして働きながら通信過程で国家試験にチャレンジするという人もいます。

美容師の資格・試験の難易度

美容師免許 難易度

・筆記と実技の2種類
試験の概要としては、筆記と実技の2つの試験に合格する必要があります。

筆記試験

1.関係法令・制度
2.公衆衛生・環境衛生・感染症・衛生管理技術
3.人体の構造及び機能・皮膚科学
4.美容の物理・科学
5.美容理論

実技試験

第一過程
「カッティング」制限時間の20分以内にレイヤーカットができるかどうかを見られます。

第二過程

「セッティング」ワインディングとオールウェーブセッティングの2つがあり、毎年試験前にどちらか発表されます。
ワインディングでは4種類ある60本以上のロットを制限時間の20分以内に巻けるかどうかを、オールウェーブセッティングではオールウェーブを制限時間の25分以内にできるかを見られます。

合格基準

関係法規・制度、公衆衛生・環境衛生、感染症、衛生管理技術、人体の構造及び機能、皮膚科学、美容の物理・化学、美容理論の課目の中から、全部で50問出題されます。
50問中60%以上正解することで合格出来ますが、それぞれの課目に一つでも無得点が出ると、その時点で終了になります。

実技試験の合格基準

美容試験 合格基準

実技試験の採点は「減点方式」になっています。第一課題のカッティングの試験は、減点が40点以上になると失格となります。オールウェーブセッティングなどの整髪は、減点を50点以下に抑えることが必要になります。
さらに、カット者の身体の衛生状態、用具の衛生上の取り扱いなども審査対象となるので気を付けましょう。こちらの採点基準は30点以下の減点になります。

試験は大きく分けて筆記試験と実技試験の2つです。筆記と実技の両方に合格した場合のみ免許が取得できます。筆記試験のみ合格した場合は、次の試験に限って筆記試験が免除。実技試験のみに合格した時も同じで、次回の試験のみ実技試験が免除されます。

海外で美容師になるには

ここまで日本で美容師になるために必要な資格についてまとめてきました。海外で美容師になるためには日本の場合とプロセスが少し異なります。

美容師留学

免許が必要ない国もある

海外は一概に全て同じではなく、国によって異なります。特にアジアやヨーロッパでは免許制度自体がない、または不要な国がほとんどです。またオーストラリアの場合、オーストラリア人経営のサロンでは資格が必要なことがありますが、日本人経営、アジア人経営のサロンでは美容師の資格は必要なく働くことができます。

美容免許が必要な国は?

免許が必要な国は、日本、アメリカ、ドイツ、韓国などです。アメリカの場合は州によって免許の基準が異なります。「コスメトロジーライセンス」というものがアメリカの美容師免許のことで国家資格となります。

「コスメトロジー(Cosmetology)」とは、アメリカにおけるヘアー、メイク、ネイル、エステなどの美容に関する全ての資格を指します。アメリカではこれら美容行為を行う仕事に就く場合は、必ずライセンスが必要です。

コスメトロジーライセンスは、アメリカの各州で発行しており、各州で実施されるテストに合格すれば取得できます。例えばロサンゼルスで美容師をするには、カリフォルニア州のライセンスを取得する必要がありますが、カリフォルニア州のライセンスは、ニューヨーク州、ネバダ州、グアムでの書き換えが可能なので人気です。

学科試験と実技試験に分かれている

コスメトロジーライセンス試験

コスメトロジーライセンス試験は、学科と実技に分かれています。コスメトロジーライセンスがあれば美容師、ヘアーメイクアップアーティスト、ネイリスト、エステティシャン、アイリストなど美容関係の職すべて対応可能です。

そのため、実技試験でマニキュアやフェイシャルなどが含まれ、日本に比べると項目が多いですが、アメリカの美容師免許はより幅広く活躍できます。また、日本と違うのはこのライセンス取得試験を突破するといきなり “スタイリスト”になること。

アメリカにはアシスタントという制度がほとんどありません。そういう土地柄ですからスタイリストなら大体問題のない技術を持っている日本と違って、美容師の力量の振れ幅が非常に大きくなります。そのためベテラン美容師は人気が高く、歳を重ねるごとにお客さまからの信頼が高まっていくため、いつまでも美容師として活躍できます。

アメリカ美容師の実態とは?

まとめ

近年、美容師は日本国内だけでなく、海外でも活躍する方が増えています。 アジア圏を中心に海外に店舗展開している美容室もあります。もし日本の美容資格があったり、美容関係に興味があったりすれば、海外で美容師として就職することも考えてみてはいかがでしょうか。

私たちBeauty Academy LAでは、アメリカで美容師になりたい方に対して総合的なサポートを行っているのでご気軽にお問い合わせください。

無料相談受付中!LineアカウントID:『@jp-usa』まで。

美容師を辞める人は多い?

美容師 辞める

美容師を辞めたいと思ったことがある、思ってはいるがその先どうなるか不安で辞めるか決められないとお悩みではありませんか?

美容室を変えても過酷な労働条件はほとんどの場合変わらないため、美容師の多くは美容業界を離れて違う職を選んでしまいます。

美容師の仕事は好きだけど、美容に対して行き止まりを感じていませんか?「美容師を辞める」ではなく、同じ美容師でも労働条件や環境の違う「海外で美容師を続ける」という選択肢を考えてはみませんか?

この記事では、転職以外の選択肢である「海外(アメリカ)で美容師を続ける」を選んだ場合、どのように日本の美容歴を活かして、続けることができるのか説明していきたいと思います。

日本とアメリカの美容師の環境の違い

日本 アメリカ 美容師 違い

手荒れがひどくて続けることができない・人間関係に疲れてしまった・労働時間が長くしんどい・休日もろくに休めなくてストレスがたまるだけ等々、美容師を辞めたくなる理由は様々だと思いますが、美容師を辞めたくなる日本の美容師とアメリカの美容師の現状を簡単に比較しておきます。

日本の美容師の現状

①人間関係に疲れる

②長時間労働でしんどい

休日も休めない

④給料が安い

アメリカの美容師の現状

アメリカ 美容師

個人主義で同僚に気を使うことは少ない(椅子貸しの個人契約をしている美容師も多いのも要因の一つ)

労働基準法の規制に違反すると裁判沙汰になるので、日本のようには働かせられない

仕事とプライベートは別、休みの日は休み

安給のところもあるが、上を望めば月収1000万以上の美容師にもなれる

日本人ならアメリカ進出は難しくない

言葉も違う、文化も違う、人種も様々なアメリカで、出直しするなんで難しいと思うかもしれませんが、こんな厳しい環境の中でも美容が好きで頑張れている日本の美容師さんにしたらそこまで難しいことではないと思います。頑張ったら頑張っただけ、結果が出せるのがアメリカです。どうせなら目標を大きく持ちませんか?

美容師を辞めずに、アメリカで美容師を続けるには?

では、アメリカで美容師も悪くないかもと思ったところで、実際にアメリカで美容師を続けるために必要なものを説明していきたいと思います。

アメリカで働くには就労ビザが必要

美容師免許 書類

まずは、アメリカで美容師として働くためには、就労ビザが必要になりますが、美容師の場合アーティストビザと呼ばれるものが適しています。このアーティストビザを取るためには、幾つかの条件が必要になりますが、重要なのは美容のクレジット(経歴)が必要です。

アーティストビザは証明が必要

経歴と言っても、何年美容師をやっているというのではなく、雑誌に作品が取り上げられている、コンテストで賞を取っている、芸能人のヘアを担当し他ことがあるなど、エンターテイメント性のあるクレジットが必要になります。

これらの履歴を証明できるよう、賞状や写真、雑誌のコピーなどを提出することになります。美容師を辞めたいとお考えで、このようなクレジットをお持ちの方は、エージェントを通してアーティストビザの取得に向けて頑張りましょう。

美容師としてのクレジットがないという人は?

・クレジットを稼ぐしかない

雑誌に載るとか、芸能人を担当するというのが難しい人は、まずたくさんコンテストに参加して、何かしらの賞を受賞することに専念してください。コンテストの規模は問いません。とにかく最低でも2・3くらいのコンテストで賞を取っているとアーティストビザの取得の可能性が高まります。

・学生ビザで美容学校に行く

美容師 留学

学生ビザで留学して学校へ行き、免許取得後に、OPT(トレーニング期間)を利用してアメリカの美容室でビザをサポートしてくれそうな美容室を探すという手もあります。

美容室側もせっかくサポートしても直ぐに辞められては困るという理由から、サポートをしてくれるところが少ないのも現状ですので、不安のある方は、アメリカにあるエージェントを利用して、美容室を紹介してもらうのをお勧めします。

アメリカ美容師エージェントBeauty Academy LAに問い合わせる

アメリカで美容師として働くにはコスメトロジーライセンスが必要

美容師 留学

クレジットがないのでアーティストビザは取れない、美容学校に通う必要もないとなるとかなり難しくなります。

ソーシャルセキュリティーナンバーがないと美容免許が取れない

アメリカの美容室で働くには、カリフォルニアの美容師免許を持っていることが第一条件になります。この美容免許(コスメトロジーライセンス)を取るためには、たとえ日本で美容の免許を持っていても試験を受けなければなりません。さらに、試験を受けるためには、SSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)日本でいうマイナンバーのようなものがないと受けられません。

前もって対処を知らないと悪循環に陥る

アメリカで美容学校に通うつもりの方は、学校を終了した段階で、SSNの代わりになるITINというものが取得でき試験を受けることができますが、そうでないとなると試験が受けられないので、免許が取れない、免許がないので、雇ってもらえないという悪循環が発生します。この悪循環で、結局時間を無駄にするよりは、日本で少し辛抱してクレジットを稼ぐことをお勧めします。

まとめ

日本で美容師として働いているけどストレスで苦しく、他の業界に転職したいと思っている方はアメリカで美容師として働いてみませんか?日本の美容師より圧倒的に良い待遇を受けることができます。

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美容師にはどのような悩みがあるのか?

美容師 悩み

どのような仕事でも多かれ少なかれ悩みはあるものですが、美容師に多い悩みとは何でしょうか?

美容師免許取得したての下積み時代と言われるアシスタントの頃は、人間関係・労働環境など、また、美容師を続けて25〜30歳くらいになると、将来に不安を感じたり、仕事に対しての悩みなど、悩みの内容は人それぞれです。

この記事では、一般的に多い美容師の悩みと改善策について具体的にご紹介します。

美容師の悩みで多いのは何?

日本にいる美容師は労働環境の悪さや人間関係から多くの悩みを抱える人が後を絶ちません。では実際にどのような悩みを抱えているのでしょうか?

・美容師の労働時間

美容師 労働時間

基本的には1日8時間、週40時間とされ(特例はあり)、休憩時間なども必ず取ることができるように法で定められていますが、現実には労働基準法をしっかりと守ることができている美容室は多くありません。

朝出勤してから閉店後まで、食事の時間すら取れずに1日中働いている美容師も少なくなく、特にアシスタントとして修業中の方は、早朝に出勤して練習、開店中はスタイリストの手伝いや雑務、閉店後には夜遅くまで残ってカットの練習…と、かなりハードな生活を送っています。

・美容師の給料

美容師 給料 低い

プライベートな時間を削ってまで長時間労働をしていることが多い美容師は、勤務時間や身を粉にして動いている働きぶりに対する給料の安さに不満を感じるケースが多くあります。

美容師は他の職業と比べて給与が見合わないとよく言われます。とくにアシスタント時代は朝早くから夜遅くまで拘束される割には給料が低く生活がカツカツなんてことも稀なケースではありません。

給与の安さから将来の生活に不安を覚える人も多いのが現状です。

・手荒れや腰痛

美容師 手荒れ

手荒れは、美容師の職業病ともいえる悩みです。手荒れの原因の多くは1日に何度もお客様の髪の毛を洗うことですが、その他にもタオルを洗濯したり、カラー剤やパーマ液などが手についたりすることも原因です。

ハンドクリームなどでケアしている時間もなく、せっかくケアができたとしてもすぐにシャンプーの仕事などが入ってなかなか手荒れは治りません。

また、手荒れ同様に悩まされるのが「腰痛」です。最近では「バックシャンプー」といった腰に負担のかからないシャンプー台が増えたことで比較的楽になってはきましたが、1日中立ち仕事をすることになるため、腰痛がクセになってしまう人も多いです。

パーマやカラーの補助をする際も、かがんだり中腰の姿勢をキープしたりすることもあるため、どうしても腰痛を引き起こしてしまうことが多くなります。

・美容師の人間関係

美容師 人間関係 悪い

1日の半分以上を一緒に過ごす美容師同士なのに、人間関係が良好ではないことは精神的にかなり疲労が溜まりますよね。美容室という少人数のコミュニティの中で、誰か1人と人間関係が悪くなってしまう、もしくは仲が悪い美容師同士がいるだけで相当なストレスになります。

スタッフ間で派閥が形成されていたり、休憩中には悪口合戦が繰り広げられていたりと、とくに若い美容師には気をつかうシーンがいっぱいです。かつては体育会系のサロンも珍しくなく、新人に対してかなり厳しい指導が行われることもありました。

現在ではその割合は減ってきているようですが、今でも先輩にいじめられているように感じて辞めてしまう新人さんもいます

・お客様からのクレーム

美容師 不満

カウンセリングの内容を上手く実現できなくてクレームをつけられるのは、美容師にとって悔しい出来事です。また、今まで通ってくれたリピーター客が来なくなったり、別の美容師に乗り換えられたりするのも遠回しに「自分のカットが気に入らなかった」と言われているに等しい結果です。

・美容師の年齢

美容師 年齢

美容師はスキルと資格を必要とする仕事なので、望めば年齢に関係なく働き続けることができます。しかし、美容師という仕事は雇われている立場だと賞味期間が短い職業です。美容師として年齢に関係なく働き続けたい場合は、ある程度の年齢に達したら独立してお店を持つかフリーランスとなる必要があります。

どうしても無理なときは別の業界への転職も考えよう

美容師 転職

心身共に疲れ、これ以上の勤務は難しいと判断したら思い切って美容師以外の仕事に転職をしても良いでしょう。同じ美容業界への転職は、美容業の経験や資格を生かすことができるので採用もされやすいですし、美容関係の仕事以外でも、美容師は老若男女を問わず接客することが多いため、人と接する仕事は経験を生かすこともできます。また1つの美容院でうまく行かなくても、サロンを変えた結果、職場に馴染めたということや、勤務時間が短縮されたというケースもあります。

海外で働くことも視野に入れよう

そして、海外で美容師になるということも一つの選択肢です。海外勤務のメリットとして、海外と日本では勤務体制が違っていて、残業がなく定時で終われるということや、同じ職場の美容師から仕事に干渉されず自分のペースで仕事ができるということがあげられます。また、現地の美容師から高い技術を学ぶことができますし、外国人に対する接客スキルは、日本に帰ってからも役立ちます。「どこで働くか」というポイントも美容師にとっては重要な選択肢です。サロンごとの雰囲気や立地はもちろん、その地域性、国…と視野を広げてみると、悩みが改善されることもあります。

まとめ

あらゆる分野の仕事がグローバル化している現代。美容師の世界でも「海外就職」は珍しくなくなっています。海外では数字や結果を求められる成果主義である反面、結果を出せばきちんと評価をしてくれる風土があります。

チップを払う習慣のある国であれば、給与にも直結した結果が出ます。また、日本のサロンに比べ、休みの取り方など勤務時間や環境に融通が利くところが多くあります。もし現在、美容師としての悩みがあったり、不安があったりするのであれば、海外での美容師という選択も考えてみてください。

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美容師に年齢は影響するのか?

美容師 年齢

美容師がとても気にしていることの一つとして、一体美容師は何歳から何歳まで現役ですることができるのだろうか、という年齢が挙げられます。自由な職業というイメージがある美容師ですが、美容師に定年はあるのでしょうか?

「美容師は40代が定年」という説をたまに聞くかもしれません。美容師の定年は本当に40代なのか、40代以上でも続けるためにはどんな選択肢があるのでしょうか?

今回は美容師の定年について探り、ある程度の年齢に達した後の働き方について解説していきます。

美容師は何歳まで現役でいられるか?

美容師には、法律で何歳までに退職するという決まりはありません。実際、80歳近くなっても活躍する美容師はいます。しかし、「美容師は40代が定年」という説がたまに聞かれるように、実際、サロンで40代以上の美容師に会うことは少ないでしょう。

何歳まで続けられるか」は、その仕事に専念するかどうかを決める上で、どんな職業でも重要なことです。

美容師は若いスタッフが多い

美容師 若い

美容室やヘアサロンに行くと、スタッフには若い人が多いと感じることはありませんか。美容師業界の年齢内訳は男性美容師の場合20歳〜34歳までが90%近くと、全体のほとんどを占めています。

一方、35歳以上の割合は12%で、40歳以上は6%にまで落ち込みます。この結果から読み取れるように、美容業界の多くは若手の美容師によって形成されており、40歳以降の美容師はほとんどいません。

美容師40代定年説

美容師 40代

なぜ40歳が定年といわれる区切りになるのかというと、40歳〜44歳を越える辺りから給料がだんだん下がっていくというのがひとつの理由といえます。年功序列のサラリーマンは歳をとるごとに給料は右肩上がりになるものですが、美容師の場合は40歳前後をピークに逆に下がっていきます。

結果的に年齢が高くなると必然的に離職率も高くなるため、業界を辞める理由として賃金が大きく関わっていることが考えられます。

40代で美容師を辞める割合は?

美容師 40代

男性の理美容師は20歳~34歳までで約9割を占め、35歳以上は12%、40歳以上となると6%しかいません。特に男性は30歳未満で辞めてしまうため、30代・40代・50代の男性美容師が少なくなります。

若い男性はなぜ美容師を諦めるのか?

なぜ男性の方が若いうちに辞めてしまうのかですが、この理由は「美容師の収入では結婚が難しい」と感じる人が多いからです。実際には結婚している男性美容師は多くいますが、それでも「もっと収入がないと結婚できない」と感じる男性美容師も多いのでしょう。

また、結婚しないにしても、歳を取るほど健康管理などさまざまな面でお金が必要になるため、収入が多い職業に転職したいと考えるケースもあります。また、女性の場合は出産を機に退職するケースが多く、理由に時短勤務が難しいことや土日・祝日の出勤が必須の求人ばかりのため両立が難しいことがあげられます。

40代以降も美容師の仕事を続けるケースは?

一般的なサラリーマンと比較すると、40代以降のキャリアプランが難しい仕事ではありますが、美容師という職業自体はこれまでずっと安定して需要がありましたし、人工知能の時代になっても仕事が奪われることは少ないでしょう。

1 オーナーとして働く

美容師 オーナー

今更美容業界以外で働けないと感じている人や定年後も美容師業界で働きたいと考えている人は、自分のお店を開いてオーナーとなり、美容師ではなく経営者として働く選択肢もあります。ただし、美容室の経営は美容師とは違った才能や能力が求められます。

いきなり開業してもノウハウがなければ成功が難しいと考えられるため、まずは美容師として何年も修行を積んで、お店のマネジメントなどについてよく観察しておくことが重要です

2 福祉美容の分野で働く

美容師 福祉

福祉美容の分野では、美容師は20代や30代より、むしろ40代の方が歓迎されます。あまり自分より若い人だと緊張してしまうお年寄りもいますし、歳を重ねている方がお年寄りの気持ちがわかり、お年寄りも安心するという理由です。

社会的な貢献度も大きい仕事なのでこのような選択肢もあります。

3 他の業界で働く

美容師 転職

同じ美容業界としては、ネイリストや美容コンサルタント、美容メーカー勤務、また美に対するセンスを生かした仕事として、エステティシャンやアパレル、結婚式の美容スタッフなど、転職では多様な仕事先が考えられます。

ですが、転職は若い方が成功の確率が上がるため、美容師の定年後は別の美容業界への就職を考えている場合、40歳になる前に行動を起こした方がよいでしょう。

4 美容師として引き続き海外で働く

美容師 海外

日本は表向きは年齢不問・性別不問となっていますが、現実には不問とは言い難いのが実情です。年齢だけでなく、男性と比べて30代以上の女性や子育て中の女性が就職や職場復帰不利なのも周知の通りです。そんな日本の状況と比較すれば、海外転職において、年齢的な上限はあまり考える必要がありません。

むしろ、これまでの実務経験が評価されますので、ある程度の年齢で何の経験も技術もないほうが不利になってきます特に専門的な知識や技術のある美容師なら年齢を問わず積極的に採用してくれますので、年齢にとらわれずチャレンジできます。海外の美容師のメリット・デメリットの詳細については以下のリンクを参照ください。

日本人が海外で美容師として働くメリット・デメリット

まとめ

美容師は海外就職のチャンスは十分にあります。アメリカなど欧米の美容院やエステサロンでは指名が多いほどコミッション支払いも加算されますので、実力次第では日本以上の収入を得ることも可能です。

一般的な職業と比較すれば、求人数や就職機会は多いほうですので、海外で自分の実力を試してみたい方にはチャンスは多いと言えます

私たちBeauty Academy LAでは、アメリカへの美容留学のサポートを行っています。アメリカで美容師として活躍したい方に対して、最適なソリューションを提供しています。

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美容師の人間関係で悩んでいる方は大勢います

美容師 人間関係

美容師のみなさん、職場の人間関係でお悩みではありませんか?

美容師間での人間関係の悪さというのは美容師の離職の理由のトップに出てきます。いくら自分がアプローチを変えても、環境が良くならない。そんな時こそ転職すべき時かもしれません。でも、転職しても結果は同じかもしれない。そう考える時こそ美容室の体制が違うアメリカで美容師になるのもいいのではないでしょうか。

この記事では、まず日本美容師の人間関係であげられる問題を見ながら、アメリカとの比較をしてみたいと思います。

美容室での人間関係の悩み

美容師を辞めたいと思う瞬間は、人間関係だけには止まらないこともあると思いますが、まずは、それぞれアシスタントとスタイリストに分けて人間関係の悩みについて見ていきます。

アシスタント人間関係の悩み

アシスタント 悩み

上下関係が異常なほどで、いじめに近いものがある

先輩が怒鳴る、お客さんの前で怒る

女性特有の悪口が多く、同期間での仲間割れがある

先輩がえこひいきする。他の同期で自分より下手な子がいるのに、理不尽なほどに居残り練習をさせられる。練習をお願いしたいのに断られる

・自分が正しいと思っても先輩には言い返せない、先輩の言うことは絶対である

スタイリストの人間関係の悩み

スタイリスト 悩み

アシスタントのやる気がない、注意するとうざいと言われ逆ギレされる

アシスタントに注意したいが、メンタルが弱いのかすぐ辞めてしまうので注意しにくくなる

・アシスタント時代、先輩に小言を何回も言われたので、自分は優しくしてたらアシスタントになめられた

先輩がえこひいきする。アシスタントへの練習を閉店後何日も見させられる。お客を回してもらえない。面倒な客をまわされる

・オーナーや店長との相違。歩合・給料交渉がうまくいかない。休みを取らせてもらえない。問題を訴えるが、取り合ってもらえない

・理不尽と思っても上を立てなければいけない

・同僚との指名獲得競争がストレスになる

女性特有の悪口が多く、同期間での仲間割れがある

日本では人間関係による悩みが多い

日本 人間関係

日本では美容師さんだけに限らないと思いますが、同期間での人間関係よりも上下関係での問題の方が多いようで。人間関係の悩みは、大きなストレスになります。メンタル面の健康は体にも出てしまうし、仕事に行くのが辛くなります。

職場は楽しくあるべきです。周りを変えたければ、自分が変わればいいというのを耳にしたことがありますが、いくら変えても組織を変えるのは至難の技。そこ(そのお店)に、努力を費やす価値が本当にあるのか考えたいところです。

アメリカで美容師になるという選択肢

アメリカ 美容師

そこで、環境を変えてみたいという美容師さんに、思い切ってアメリカで美容師をやっていくことをお勧めしたいです。なぜならアメリカは先輩・後輩という上下の人間関係というものが日本ほどは強くなく、お店で椅子を貸し出したり、個人でアシスタントを雇ったりとかなりの個人主義なので、あまり人間関係を気にせず美容師として働ける環境にあります。

しかも、環境が気に入らなければ他に移るということに抵抗がないというか、いい環境を探して渡り歩くのはいいことだという風潮があるので、辞めたいと思ったら転職・移店しやすい環境でもあると言えます。アメリカで美容師として働くメリット・デメリットについて詳しく知りたい方は以下のリンクを参照ください。

アメリカの美容師としてメリット・デメリット

美容師の現状比較

美容師 比較

アメリカで美容師になることを勧めるのにはもっと理由があります。

日本の美容師の離職理由を見ながら説明していきたいと思います。

先程述べたように人間関係の悪さが転職理由のトップに出てくるとお話しましたが、他にはどんな理由があるのでしょうか?日本の美容師は長時間労働で低賃金で働かなければいけないという劣悪環境に囲まれています。

日本で働く美容師の転職理由

・拘束時間が長い割に給料が少ない

・休みが少ない、取りにくいのでストレスがたまる

・休みでもモデルハントや講習会・勉強会で休みとは言えないので自分の時間が持てない

・給料がなかなか上がらない

アシスタント期間が長すぎる(3−5年なかには5年以上のところも)

・入客が少ない、集客ができない

・求人情報との条件が違う

・練習会がなく、自信がつけられない

日本の美容室は拘束時間が長く、休みが少ない

日本 美容室 残業

日本の美容室は拘束時間が長く、休みが少ないとあります。日本の美容師さんのお休みは月に6日(週6日出勤・隔週で5日出勤)で、営業時間の平均が9.4時間、開店前の準備と閉店後の掃除をそれぞれ30分とすると10.4時間、アシスタントの練習会を入れると平均12時間を超えることもあるようです。それには、遅番早番という体制を撮っていないところが多いようです。もちろん、労働法基準に違反していますが、守っているお店は少ないようです。

アメリカは週3〜4日の勤務が普通

アメリカ 勤務

アメリカの場合はどうでしょう。週に5日働く美容師もいますが、週に3・4日というのが主流。アメリカの美容師の休みは多いです。アメリカは、労働基準法に反するとすぐに訴えられてしまうので、勤務時間も週に40時間を超えてはならないとなっているのと、40時間を過ぎる場合は、通常の1.5倍を支払わなければならないとなっています。なのでお店側も時給で働かせている場合は、残業させたくないので、営業時間が、8時間以上のところは早番遅番のシフト制が多いようです。

アメリカの美容師は給料も高い

アメリカ 美容師 給料

給料の面でも日本の美容師さんの平均収入が約284万円に対して、アメリカでは約$30,000(約340万円)です。休みの面から考えてもアメリカの方が条件がいいと言えます。アメリカは、チップ制度があるので基本収入より15-20%余計に収入が見込めます。日本の有名カリスマ美容師でも年収1,000万が限度なのに対し、アメリカのセレブ美容師では1日に150万、月にして2,500万くらい稼ぐ人もいます。

まとめ

日本の美容師の過酷な労働条件に加え、人間関係でのストレスが加わっては、辞めたいと思うのは仕方がないように思えます。ストレス発散をしたくても、お休みがなくてはメンタル面の健康が保てないのでは、楽しくし仕事を続けるというのは困難でしょう。

人間関係を気にせず、美容師として楽しく働き、お天気の多いロサンゼルスでは、ビーチでのんびりしたり山へハイキングに行ったり、ショッピングやおしゃれなカフェでのんびりと休日を過ごすことができます。ストレスフリー、人間関係フリーの美容師になりたいなら、ぜひアメリカを転職先の一つとして視野に入れてみてください。

私たちBeauty Academy LAでは、アメリカへの美容留学のサポートを行っています。アメリカで美容師として活躍したい方に対して、最適なソリューションを提供しています。

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美容師の離職率は一体どのくらいなのか?【アメリカとの比較】

美容師 離職率

「美容師の離職率って何%なんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?

驚いたことに美容師の離職率はかなり高く、皆すぐに辞めていきます。美容師が辞めていく理由はほとんどの場合、精神的なものではなく日本の美容室の待遇の悪さによるものです。

この記事では美容師の離職率や離職する理由について詳しく解説します。

美容師の離職率は?

美容師 離職率

美容師の離職率は非常に高いと言われています。あるアンケートによると、美容師が1つの店舗にとどまって勤務をしている期間は平均で約2年というデータがあります。美容師の離職率で見てみると、1年目が50%、3年目になると80%、そして10年目になると離職率・転職率・退職率は90%を超えています。

辞めてしまう理由は給料の安さや労働時間の長さ、長時間の立ち仕事による体調不良や人間関係など様々です。しかし、美容師を辞めてしまう前に、資格を活かして働ける方法をもう一度考えてみましょう。

美容師が離職する理由

美容師が離職する理由はさまざまです。離職するほとんどの理由が精神的なものではなく日本の美容室に潜む劣悪環境です。以下ではどのような離職理由があるか見ていきましょう。

1 労働時間が長い

美容師 長時間労働

サロンの考え方や方針にもよりますが、一般的に美容師の労働時間はとても長く、一日14時間以上サロンにいるという人も少なくありません。美容師は思っている以上に、お客様の髪を切る以外の仕事がたくさんあります。掃除や準備、事務作業やその他雑用など、毎日やることが山ほどあります。カットなどのトレーニングも就業時間が終わったあとにすることになるため、拘束時間はとても長く、プライベートの時間が取りにくいのが現実です

2 給料が安い

美容師は給料がかなり安いと言われています。その上、スタイリストになるまでには、練習用のウィッグを数十台用意する必要があります。また、月々の給料が少ないうえに美容師の仕事道具はとても高価な物が多く、シザーなどは4万円~20万円ほどする物を購入しなければいけません。更に、自己負担のところが多く、ローンを組んで買うなど、収入のわりに出費も多いです。

3 対人ストレスが溜まりやすい

美容師 対人関係

美容師の仕事には、接客業ならではのストレスもあります。一日中お客様と接しているため、仕事中は常に気を遣わないといけないお仕事です。一日中愛想よくしているというのは想像以上にストレスを感じる人も多いようです。

お客様にも様々なタイプがいます。いいお客様も多いですが、中にはコミュニケーションが取りにくいお客様もいます。元々、人と接するのが苦手という人でなくても、毎日の接客に疲れてしまい、離職してしまうという人も少なからずいます。

4 体力的にキツい

美容師 重労働

美容師の仕事は身体面での負担も大きくなっています。美容師は、基本的に一日中立ちっぱなしで作業を行います。その上労働時間も長いうえ、シャンプーやカットなど、腰を曲げたりかがんだりしながらの作業も多いため腰痛持ちが非常に多く、脚がむくんだりします。

また、長時間ハサミを使っているため腱鞘炎になってしまったりシャンプーやカラー剤などにより深刻な手荒れになってしまうこともあります。肌質によっては「もうシャンプーをできない」というレベルまで荒れてしまい、皮膚科の医師から「美容師を辞めるしかない」というドクターストップがかかることもあります。

また、美容師は常に自分のスキルを向上させていかなければならないため、長時間働いたあとにお店に残って個人練習をしたりします。そのため、就寝時間はどうしても遅い時間になってしまいます。

美容師を辞めてしまう前に資格を活かす道

美容師を辞めて転職したいと思う方がいるかもしれません。しかし美容師がスキルを活かして転職できる仕事はかなり限られているのが現状です。美容師として環境の良いところに行く選択肢も残されているので以下を検討してみてください。

1 条件の良いサロンへ移る

待遇の良い美容室

美容師の仕事は好きだけど労働環境に不満があるという場合は、別のサロンを探してみましょう。サロンによって雰囲気や考え方も違います。たくさんのサロンを見て比較検討して、自分に合ったサロンを見つけてみましょう。

2 派遣美容師になる

自分のスキルに自信があるという方は、派遣美容師になるのもおすすめです。
派遣美容師は、求人サイトなどを見てみると時給がかなり高めに設定されています。また、就業時間や休日もある程度融通が利きますし、サロンの会議や雑用、休日出勤もありません。ただし契約期間に終わりがあるためサロンの都合で仕事が途切れてしまうというリスクはあります。

3 独立して自分の美容サロンを開業する

美容師として独立する

独立といっても、サロンを開業するだけではなく、業務委託や面貸しなど、フリーランスとして働く美容師も最近増えています。休日や就労時間が自由なだけではなく、自分が働いた分だけ給料が増えていくのもメリットです。また、サロンでの煩わしい人間関係や雑用もありません。

4 海外で美容師になる

美容師 海外

美容師として働く人の中には、海外に渡って美容師として活躍することを目指す人も少なくありません。海外勤務のメリットとして、海外と日本では勤務体制が違っていて、残業がなく定時で終われるというのが魅力です。そのほか、同じ職場の美容師から仕事に干渉されず、自分のペースで仕事ができると感じている美容師も多いです。

海外の美容師の待遇が日本と違ってかなり良いため、海外の美容師の離職率はかなり低いのでおすすめの選択肢です。日本人美容師が海外就労について詳しく知りたい方は以下のリンクを参照ください。

海外で美容師として働くメリット・デメリットはこちら

そして、やはり世界最先端の流行やトレンドを学べるということもメリットの一つでしょう。現地の美容師から高い技術を学ぶことができますし、外国人に対する接客スキルは、日本に帰ってからも役立ちます。

まとめ

辞める理由の多くは、『待遇の悪さ』であるため、他の美容室へ転職したとしても労働環境が変わらないことが多いですし、これまでよりも悪くなることだってあるでしょう。海外では日本のサロンに比べ、勤務時間や環境に融通が利くところが多くあります。また、日本ではできない経験やスキルアップが望めるなどの利点もあります。チャンスがあれば是非海外に出てみて、日本の美容業界のあり方を違う目線で見て見たら面白いのではないでしょうか。

私たちBeauty Academy LAでは、アメリカへの美容留学のサポートを行っています。アメリカで美容師として活躍したい方に対して、最適なソリューションを提供しています。

無料相談受付中!LineアカウントID:『@jp-usa』まで。

美容留学を実現するために確認しておきたいこと【国別比較】

海外 美容留学

近年美容室を訪れる外国人の方が増えているようですが、英語が喋れない、髪の毛の質が違うからどうしたらいいかわからないという方、または今の環境に満足できないので転職を考えていて、海外で美容留学をやっていけるかわからないとお悩みの方はいらっしゃいませんか?

留学することで、単に英語や海外の技術を集中して学べるだけではなく、「違う文化を体験する・いろんな人種と交流する」ことによって日本とは違う考え方やセンスの違いに実際に触れることができるので、外国・外国人に対する理解が深まり、より楽しく学ぶことができます。

この記事では、どんな美容師留学ができるのかを、留学のかたちとアジア圏と欧米での比較を説明していきます。

1 留学はどのようにするの?

美容師 留学

まずは、大きく分けて短期(ビザ無し)と長期(ビザ有り)の二つがあります。

ビザ無し短期留学

ビザ無し短期留学というのは、観光ビザのことでパスポートのみで行ける期間でできる留学のことです。「英語の勉強をしたい」、「海外の技術を学んで、海外のお客さんに対応できるようになりたい」が長期で休みを取るのは難しい。海外で美容師になってみたいがやっていけるのかわからないのでお試し留学してみたい。と言う方には、ビザを取る手間がないので適しています。

国によって、ビザ無し(観光ビザ)で行ける期間は違います。参考までに、人気留学先をアジア圏と欧米3カ国づつあげてみました。

【アジア】        【欧米】

・マレーシア   180日    ・イギリス  180日

・フィリピン  30日  ・アメリカ    90日

・香港     90日  ・カナダ   180日

ビザ有り長期留学

美容長期留学

ビザ有り長期留学というのは、観光ビザで滞在できる期間以上滞在する留学のことです。

時間も、貯金もできたので「じっくり英語の勉強がしたい人」、「英語の勉強もして、仕事もして技術経験もしておきたい」と言う方に適しています。ただ、働くことに関してはそれぞれ国の規制が違いますので、各国の条件を見合わせてどのビザが必要で、そして取得が可能なのかということ見ていきましょう。

学生ビザ

各国によって学生ビザの期間は異なります。学校の受け入れ許可書をもらってから申請しなければいけない国と、現地に行ってから学生ビザで取ることができる国があります。

また基本的には学生ビザで美容室で働くという事はできないので注意してください。学生ビザに関して詳しくは、各大使館または領事館のウェブサイト等で確認しましょう。

就労ビザ

アメリカ スタイリスト

就労ビザは働くことを目的に滞在するために必要になる許可書のことを指します。国によって規定も様々ですが、大抵は勤め先が決まっていて、そこからのサポートが必要になるところが多いです。日本の美容師は世界で人気でかなり需要があります。

いろんな国に日系の美容室があるので、つてがない方は、まずは短期でその国を訪れて直接サポートしてもらえそうなお店を探すのも一つの手です。中には、特殊能力・技術があると取れるビザを設けている国もあります。アメリカの場合、アーティストビザと言って、エンターテイメント業界での功績や、コンテストでの賞があると美容室のサポートなしにビザを取る方法があります。

就労ビザの取得は困難な国が多く下調べが重要になるので各大使館・領事館に問い合わせをすることをおすすめします。

イギリス大使館はこちら

アメリカ大使館はこちら

カナダ大使館はこちら

マレーシア大使館はこちら   

フィリピン大使館はこちら  

香港大使館はこちら

ワーキングホリデー

美容 ワーキングホリデー

ワーキングホリデーとは2国間の協定に基づいて、異なった文化の中で休暇を楽しみながら、一定の就労を認める制度です。現在協定国は全部で22カ国、それぞれ年齢制限や就労期間が異なります。大抵のところが、1年ほどの就労期間を設けています。ワーキングホリデーは期間が限られていて、年齢制限もあるので数カ月以上1年未満で英語の勉強がしたい、ついでに働いて技術経験もして日本に帰ったら経験を生かしたキャリアアップを目指したいと言う方に向いています。

海外のお客さんに対応したいが英語が喋れない、髪の毛の質が違うからどうしたらいいかわからないという美容師さん、または今の環境に満足できないので転職を考えていて、海外に興味があるがやっていけるかわからないとお悩みの美容師さんには、ビザなして気軽に行ける短期留学がオススメです。留学エージェントの中には、なかなか長いお休みが取れない美容師さん用の短期コースを紹介しているところもあるので、それを利用して英語と技術の両方を学ぶことができます

2 アジア圏と欧米での比較

海外美容留学を国別で比較してみましょう。今美容師に人気な留学先はアメリカやカナダ、イギリスです。それは日本と違って残業をする必要がない割りに給料が高いからです。

マレーシア

マレーシア

・ビザなしで滞在できる日にち:180日

・メリット:外国人留学生の受け入れを推奨しており、たくさんの文化や宗教が混在しています。ビザなしで滞在できる日にちが比較的長いので留学後そのまま旅をして帰ってくることも可能です。マレーシアでは日系の美容室の進出が増えています。

・デメリット:マレーシアで話される英語はネイティブの英語ではないため、英語本来のニュアンスを学ぶのは難しいです。

・学費:3ヶ月・・約20~30万円

・滞在費(1ヶ月):約4万円~10万

・生活費(1ヶ月):約2~5万円

・往復航空券代:約3万円~6万円

フィリピン

フィリピン

・ビザ無しで滞在できる日にち:30日

・メリット:日本から近く、飛行機で約4時間で行くことができます。語学学習では先生とマンツーマンで授業を受けることがメインとなるため、英語初心者や短期1-2週間留学に最適です。南国リゾートでリフレッシュしたい人向けです。フィリピン留学は欧米に行く前のプレ留学に最適です。

・デメリット:語学学校がたくさんあり、先生の質の差が激しいので注意が必要です。フィリピンで話されている英語はネイティブ英語ではないので本場で話される英語を勉強したい方にはおすすめできません。

・学費・滞在費(1ヶ月) 13〜20万

・生活費 4万

・航空券 5〜7万

香港

香港

・ビザ無しで滞在できる日にち:90日

・メリット:日本から近く、飛行機で5時間で行くことができます。元々イギリス領であったため、香港には想像よりもはるかに英語を話せる人がたくさんいます。アジア各国へのフライトが豊富なので留学中や留学後に他の国に行きやすいです。

・デメリット:学校の選択肢がかなり少ないです。他のアジアの国と比較して物価が高いので、予算があまりない人にはおすすめではないです。

・学費 12〜20万

・生活費 5〜10万

・航空券 2〜8万

・滞在費 7〜15万

アメリカ

アメリカ

・ビザ無しで滞在できる日にち:90日

・メリット:語学学校から+αで専門科目を選ぶこともできるほど、たくさんの選択肢があります。人種のるつぼと呼ばれるほど、いろんな国の人が集まるので、多くの毛質を知るには最適な留学先になります。アメリカで美容師として働く際のメリットについては以下のリンクを参照ください。

アメリカで美容師で働く際のメリット/デメリットとは?

・デメリット:都市によっては生活費や滞在費が高いです。

・学費:3ヶ月・・約20~45万円

・滞在費(1ヶ月):約10~13万円

・生活費(1ヶ月):約10~20万円

・往復航空券代:約7~15万円(往復)

カナダ

カナダ

・ビザ無しで滞在できる日にち:6か月

・メリット:カナダは自然豊かなので夏も冬もアクティビティが楽しむことができます。カナダ人の英語は日本人にとって聞き取りやすい英語で居心地良く生活することができます。

・デメリット:日本人が他の国に比べて比較的多いです。また国内旅に夢中になることも考えられます。

・学費:3ヶ月・・30万円

・滞在費(1ヶ月):約5~7万円

・生活費(1ヶ月):約3~8万円

・往復航空券代:約8~17万円(往復)

イギリス

イギリス

・ビザ無しで滞在できる日にち:6か月未満

・メリット:鉄道やバスなどの交通手段が整っているので、基本的にどこへでも行くことができます。美術館や歴史建造物が多く都会と歴史が入り組んでいる雰囲気が好きな人にはおすすめです。イギリスにはアメリカ同様いろんな人種が集まるので多くの毛質を知ることができます。

・デメリット:生活費(特に家賃)が高いです。イギリスの食事が薄味で美味しくないと感じることもあります。

・学費:3ヶ月・・約40万円

・滞在費(1ヶ月):約9万円

・生活費(1ヶ月):約7~15万円

・往復航空券代:約9~15万円(往復)

ここでは、人気の6カ国を挙げてみました。それぞれメリット・デメリットはありますが、比較的アジア圏は費用がお安く、日本から近いところもあるので、なかなか長いお休みをとれない美容師さんには行きやすいところかもかもしれません。ただ、当たり前ですが海外のお客さんで欧米系の方が多いという美容師さんには、オススメではないですね。

欧米でも生活費を抑えることはできる

欧米でも工夫次第では、コストを抑えることもできます。欧米では、ルームシェアが当たり前なので、相部屋で気にならないという方はコストを抑える一つです。外食は高くつきますが、欧米には日本のマーケットや、アジア系のマーケットがあるので、自炊するにも結構日本の材料が揃えられるので、これもコスト削減になると思います。

まとめ

ざっとですが、留学の概要をお伝えしてきました。どんな留学が自分にあってるか少しでもアイデアが湧きましたでしょうか。この国に行ってみたいというのが決まったらまずはリサーチです。一つの情報源に偏らず、体験談、その国の大使館サイト、留学センターなどから、たくさんの情報を集めてじっくり決めてください。

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美容師から転職は可能なのか?

美容師 転職

美容師の待遇が悪すぎて転職したと思ったことはありませんか?

日本の美容師の労働環境は決して良いと言えるものではなく、多くの美容師が長時間労働に見合った賃金をもらっていません。美容師から他の職種に転職するのも一つの手ですが、待遇の良い海外で美容師として働くのも一つの手です。

この記事では、美容師がどのような転職ができるかについて詳しく解説しています。

美容師はかつて憧れの職業だった

ひと昔前までは美容師は人気の職業の一つでした。テレビ番組や人気美容室の影響で美容師という職業が注目されるようになり、「将来なりたい職業」の上位にランクインするなど社会現象になった時期がありましたが、近年ではかつての人気職種ではなくなりつつあります。こうした傾向から見えてくるのが、美容師の労務環境の過酷さです。

美容師・スタイリストを辞める理由としてとくに多いものは?

とくに多い理由としては次の3つが挙げられます。

給与面に満足できない

美容師 給料

美容室に就職しても、当面の間はアシスタントとして仕事をします。技術面での実力はもちろん、接客などを磨けばアシスタントからスタイリストに昇格できますが、そう簡単ではありません。そのため、アシスタントの段階で給料の低さに嫌気がさし美容師を辞めてしまう人はたくさんいます。またスタイリストに昇格しても指名の数に応じて歩合で給与が計算されることも多く、30代になっても手取り額で月20万円に満たない美容師は少なくありません

長時間労働に限界を感じる

朝の開店前に練習をしている店舗もありますが、美容師の仕事は閉店してからが長いです。アシスタントは、閉店後にカットやシャンプーの練習を行います。もちろん、経験を積めば練習はしなくなりますが、次は若手の教育係にならないといけません。
閉店後の片付けやカット練習で深夜に帰宅する日が続き、体力的に厳しいと感じている美容師はたくさんいます。

休日が少ない

美容師の仕事は休日が少ないことで知られています。美容師の年間休日は、平均で約90日です。美容師の通常の休日は週に6~7日、土日や祝日についてはほぼ休めません。
また、休みの日でも美容師は出勤して研修などを行っていることもあります。

このような3つの理由から、美容師を辞めて違った職種へ転職したいと考える人は少なくないのです。

美容師から転職・再就職できる?

美容師 異業種

異業種と聞くと、美容師とは関係のない全く別の仕事を始めなくてはならないというイメージを持ちやすいのですが、実際には美容師として働いてきた中で培ってきた経験やスキルを活かせる仕事が世の中にはあります。つまり、「元美容師」の経歴を活かすことで転職しやすくなります。

美容師・スタイリストからの転職先で、おすすめの業界・職種

1 結婚式場の美容スタッフ

美容院に勤めている美容師よりも忙しくなく、なおかつ美容師のスキルを活かせる仕事としておすすめなのが結婚式場のスタッフになることです。結婚式場では花嫁のヘアメイク、親族や参列者のヘアメイク、着付けなど、美容師のスキルを活かせる仕事がたくさんあります。

2 エステティシャン

美容関係の仕事の中では、未経験からの転職も比較的しやすいです。頭皮マッサージやツボ押しなどは美容院の施術メニューにもありますから、マッサージ技術の習得は早くできるでしょう。また、エステは美しくなりたい人が通う場所なので、美容師の知識が役に立つ場面も多くあります。

3 販売・サービス職

アパレル、旅行、ホテル、家電量販店などに勤務することはおすすめです。美容師の仕事と同じく、人とコミュニケーションを多く取る仕事なので、人と接したい人にはぴったりです。

4 美容ディーラー

美容ディーラーは、美容室にただ商品を卸すだけでなく、新商品が発売すれば、美容師への研修を行ったり、購入してもらうために営業を行ったりします。髪に対する知識が求められる仕事なので、元美容師であればスムーズに仕事を始められるでしょう。

5 ウィッグ・かつら関係

これまでたくさんの人の髪の毛を触ってきた経験を活かして、ウィッグやかつらを作る仕事に就くこともおすすめです。実際に職人になるにはかなりの根気が必要ですが、経験を積めばドラマや映画で使われるかつらの製作に携わることもできるでしょう。

美容師にとっての「海外」という選択肢

美容師 海外

転職を考える一つの理由に収入の低さについて悩んでいるならば、思い切って海外に飛び出してみてはいかがでしょうか。美容師は技能職のため、活躍できるフィールドは日本だけではありません。

海外の日系サロンは単価が高い

外の日系サロンは高級路線で運営していることが多く客単価が高いため、美容師の歩合も高くなります。また、海外の美容室は日本のように料金が一律ということはありません。それぞれのサロンに個性があり、値引きによる客寄せもないことが一般的です。

海外で働くことで技術力アップ

また、収入のアップとともに見込めるのが、異なる人種の髪を扱うことで期待される技術力の向上です。日本国内の美容室に勤めている場合には、ほぼ日本人の髪を扱うことになると思います。それゆえ、多人種の毛髪に関する知識と経験、その頭髪に対する薬剤の知識が不足していることは否めません。しかし、海外に出れば否が応にもプロフェッショナルとして、その国の人々の髪質に合わせた技術を提供しなければなりません。異国の地で美容師として働く際は日本では必要がなかった技術を身につけることが求められます。これにより自然とスキルアップが望めることは間違いありません。

海外では日本人美容師のニーズが高い

美容師 日本人 需要

そして、海外で働く美容師には現地に在住する日本人からのニーズもあります。どの国にも美容室はありますが、やはり日本人は「日本人」にカットしてもらいたいというのが本音です。その理由としては、日本人の髪質をわかっているのはやはり日本人の美容師ですし、カットやパーマなどについてもこちらの要望を細かいニュアンスまで理解してくれるという安心感があります。海外での日系美容室は少々値が張るものの、高くても日本人美容師に頼みたいというニーズが根強くあるのです。

まとめ

海外へ興味がある方はもちろん、転職か独立を考えている方、またそもそも美容師を辞めようかと考えている方がいれば海外に目を向けることをおすすめします。日本の技術力の高さは世界から定評があり、現在身につけている技術力で、海外でも充分に力を発揮できるはずです。美容師として活躍できる場所は日本だけではありません。世界に目を向ければ、日本ではできない経験やスキルアップが望めるなどの利点もあります。日本よりも大きな市場のなかで、自分の顧客を増やし収入をアップできる可能性があります。

私たちBeauty Academy LAでは、英会話の実践的な練習を行っています。またアメリカで美容師になりたい方に対して総合的なサポートを行っているので興味のある方はご気軽にお問い合わせください。

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美容院でよく使う英語フレーズまとめ【シチュエーション別】

美容院 英語

美容院で使う英語を覚えるのに苦労していませんか?

接客するためには、完璧な英語である必要はありません。いろんな国から来て、カタコトの英語から初めてもたくさんのお客さんを持って頑張っている美容師さんは、実際のところアメリカにはたくさんいます。

この記事では、ハリウッドで実際に働いている美容師が難しい英語ではなくカタコトの英語を中心にシェアします。

片言の英語、一番大事なのは、声の調子!

美容師 英会話 声の調子

できない英語でもいい接客をするには、この声の調子が非常に重要になります。

声の調子によっては、とても失礼に聞こえてしまう言い方もあるので、いつも笑顔で気持ちを明るく持って、声を少し高めにしましょう。

言葉足らずになる分、いつも以上に「いい接客をしたい」「満足して帰ってほしい」という気持ちを態度で表しましょう。

カタコト英語の接客フレーズ

電話予約編

美容師 受付 英語

電話だと、顔が見えないので失礼に聞こえてしまわないように、顔が見えなくても笑顔を持ってより明るく元気よく自信を持って受け答えすることが重要です。

 

Thank you for calling “ お店の名前 ”.

「お電話ありがとうございます“ お店の名前”.」

 

What service do you want to do?

「どのサービスを希望されますか?」

 

Great! When?

「いいですね、いつにしますか?」

「カラーで」や「カットで」と言われた後、When?だけだと素っ気なくて失礼に聞こえてしまいます。Okの代わりに誇張してgreatなどの形容詞を使うとフレンドリーに聞こえます。

Whenの語尾は上げて、明るく聞こえるように振る舞いましょう。

 

Wonderful! What time?

「いいですね、じゃあ何時にしますか?」

ここでも同じ、What timeだけだと失礼に聞こえるので気をつけましょう。先ほどと同様に、What timeの語尾を上げて、明るく言いましょう。

 

How about 11(eleven)?/ How about 2:30(two thirty)?

「11時はどうですか?/ 2時半はどうですか?」

「何時ですか?」と聞いた後に、午前中(in the morning)とか、午後(in the afternoon)でと言われた時は、空いている時間をこちらから提案してみましょう。

 

Your name, please?

「名前をお願いします。」

Pleaseをつけることによって丁寧に聞こえます。

 

Perfect, Jenny. We will see you on Monday the 15th at 11 O’clock for a haircut. 

「わかりました、ジェニーさん。では月曜日15日の11時にヘアカットでお待ちしてます。」

少し長いですが、しっかりと確認する意味で曜日、時間のところでは区切りながら、ゆっくり、はっきり伝えましょう。名前の確認も兼ねてここで名前を言って親しみをこめましょう。

 

See you then! Bye-bye. / See you. Good day!

「では、さよなら!良い一日を!」

See youの代わりにThank you!も大丈夫です。

 

【補足】美容師に便利な形容詞まとめ

美容師 よく使える 英会話フレーズ

接客する際に使える便利な形容詞をまとめておきます。これらの形容詞はGoodと同じように使うことができます。特に相手の発言に対して相槌をする場合によく使えるので覚えておくとよいでしょう。

Great, Excellent, Fantastic, Lovely, Perfect, Wonderful, Awesome

 

来店後の受付編

美容師 受付 英語

接客では最初の印象が非常に大事です。特にアメリカではそれが顕著です。明るく素敵な笑顔で恥ずかしがらずお迎えしましょう。

 

Hello, welcome!

「こんにちは、いらっしゃいませ」

 

Love your shoes !

「素敵な靴ですね」

外国人のお客さんに対して、身につけているもの(靴、アクセサリー、服、カバン 等)を褒めることはとても大切です。お客さんは持っているものを褒められると気分が上がります。アメリカではとてもよく耳にする会話のテクニックです。

他のアクセサリー:Necklace, Earring(ピアスでもイヤリングという), Jacket, Top, Skirt, Pants, Watch, Ring, Purse(女性用のバック), Scarf(マフラーのこと),Hat, Shirts, Heels

 

Do you have an appointment?

「予約ありますか?」

 

Awesome! Your name?   

「ありがとうございます。名前は何ですか?」

電話受付編でも述べましたが、会話のところどころで形容詞を使うことは英語の接客で非常に大事です。形容詞を使うことで「名前は何ですか?」の素っ気なさを補いましょう。

 

Ok, Sophia, Come this way.   

「ソフィアさん、こちらへどうぞ。」

 

Take a seat, please.

「こちらに座ってください。」

 

Any drinks?

「お飲み物は何がよろしいですか?」

 

カウンセリング編

美容師 カウンセリング 英語

緊張と期待でセット面に座って待っていたお客様に、「英語できない。。どうしよう」という態度ではなく、「要望に答えます!」という態度で接客することが重要です。

 

Hi, Sophia. Nice to meet you. Your stylist Kazu.

「ソフィアさん、はじめまして。あなたのスタイリストのカズです。」

 

What do we do today?

「今日はどうしましょう?」

 

Ok, 2 inch. So, like this? / Ok, got it.

「2インチですね。じゃあ、このくらいですか?/ わかりました」

Point:1インチ=約2,5センチ

感覚の違いを避けるために、目に見えるよう指でこのくらいですか?と年のために確認しておきましょう。日本とアメリカは単位が全く違うので誤解を招く可能性があります。

 

Like this? / How about this?

「こんな感じですか?/ これはどうですか?」

カットでもカラーでも写真を見せながらスタイルの提案する時に使えるフレーズです。スタイリストとしてデザインの提供ができるといいですよね。難しくデザインの説明ができなくても、このフレーズを使いながらスタイルの提案ができます。

 

Love that! Let’s do it.

「それいいですね、これできましょう。」

スタイルが決まったら、「Love that!」と言うことで、「それいいですね、これでいきましょう」という意味を伝えるためにGoodとかNiceだけより親しみがあります。

 

シャンプー編

日本のシャンプーテクニックの良さは有名です。お客様の緊張もカタコト英語と素晴らしいシャンプーでほぐしてあげましょう。

 

Let’s shampoo. Follow me.

「シャンプーしましょう、ついてきてください」

 

Too tight?

「(クロスは)苦しくないですか?」

クロスをかけてから、苦しくないか聞きます。

 

Recline your chair.

「椅子を後ろに倒します。」

 

Are you good?

「(あなたの体勢は)大丈夫ですか?」

首の位置は大丈夫ですか?という意味で椅子を倒した後に聞くと伝わります。どうしても首は?と聞きたい人はYour neck is ok?でもいいですね。

 

Please relax your head.

「頭の力を抜いてください。」

 

How’s the water ?/ Is this ok?

「お湯加減はいかがですか?」

Waterの発音は意外と通じません。Waterが言いにくい人は、お湯を当ててから、Is this ok?でも伝わります。

 

Any place, still itchy?

「かゆいところはございませんか?」

Still itchy?だけでも伝わります。

 

All done./ All set.

「終わりました。」

終わったことを伝えながら、椅子を起こします。アメリカではよくAll setの表現が使われるので覚えていて損はないでしょう。

 

施術編

美容院 施術 英語

美容院でお客様の髪を切っている時が長い時間になります。無理に会話しようとして緊張しすぎてしまい、施術に身が入らないと思う人は、最低ここだけは聞いておきましょう。少し、余裕が出来てきたら、補足で載せた【Small Talk】小話ガイドを参考にしてください。

会話がなくても大丈夫!技術に集中して自信に溢れた態度が見れればお客さんは安心します。

 

How are we doing?

「今のところどうですか?」

施術の途中ですが、不安がないか確認するためにもどんな感じか聞いてみるのは大事です。会話をする余裕がない時は、時々鏡越しに顔を見てGood?とかOk?笑顔とともに親指立てて何度か聞いてみましょう!

 

Need anything?(Magazines? Drinks? Blanket? Pillow?)

「必要なものはありますか?」

Need anythingの後に思いつくもので提供できるものを言ってあげると印象アップです。Pillowは日本でいうクッションのことです。

 

Everything ok?

「大丈夫ですか?」

施術が終わって、カラーやパーマの待ち時間にお客様の様子を確認するのに使えます。

 

施術後/仕上げ編

最後のキメもしっかりと笑顔と自信を持っていきましょう!

 

How do you feel?

「どうですか?」

 

Glad you like it! / Looks great!

「気に入ってくれて嬉しいです/ 似合ってますね」

 

I can fix it. No worries.

「直します. 心配しないでください。」

Sorry を言う必要はありません。「日本人はごめんなさいを言いすぎる」と言われます。万が一、気に入ってもらえなかった時はこう言って、また写真を使ってどこをどうしたいかLike this? How about this?を使って追求していきましょう

 

See you soon!

「またお会いしましょう。」

 

施術中に使える会話フレーズ(Small Talk)

美容院 small talk

1 Live in Japan? Around here? / Where are you from?

「日本に住んでいますか?この辺に住んでいますか?どこ出身ですか?」

 

2 Like here?

「この場所が好きですか?」

 

3 Favorite food?

「好きな食べ物は何ですか?」

 

4 What do you do?

「お仕事は何ですか?」

 

5 Like travel?

「旅行は好きですか?」

 

6 Tell me about your country.

「あなたの国について教えてください」

 

褒めの言葉集

美容師 褒め 英会話

担当者以外のスタッフも施術後にお客さんの出来上がりを褒めましょう。海外ではお客さんを褒めることが大事ですよ。

 

Looking good!

「(見た目が)きれいです。かわいいです。」

 

Love your hair color!

「髪の色いいですね!」

 

Wow, looks Amazing!

「仕上がりは最高です!」

 

美容師ボキャブラリー(美容用語集)

美容院 ボキャブラリー 英語

海外で美容室で働く際に必要なボキャブラリーをまとめました。

 

カット         Hair Cut

ボブ          Bob (cut)

ワンレングス      One-length cut / Blunt Cut

レイヤーカット         Layered Cut

グラデーションカット  Gradient Cut

もみあげ        Sideburns

前髪          Bang

つむじ         Hair Whorl/Crown

立ち毛         Cowlic   生え際にある他の毛とは生え方が逆の毛のこと

枝毛          Split Ends

抜け毛         Hair Loss

髪をすく        Thin Out

毛先を揃える      Trim

ブロー         Blow Out

カラー         Hair Color

脱色          Breach

全頭/部分 ハイライト    Full/Partial Highlight

白髪          Gray Hair

パーマ         Permanent Wave

細い毛         Fine Hair

太い毛                           Coarse Hair

薄毛                              Thin Hair

多毛                              Thick Hair

禿げ            Bold

根元                              Roots

毛先                              Ends

まとめ

海外で美容師として働くといって、完璧な英語を話す必要は全くありません。簡単なフレーズを覚えることで十分に働くことができます。英会話を覚えるよりも実践の場で使いこなしていくことが重要です。

私たちBeauty Academy LAでは、英会話の実践的な練習を行っています。またアメリカで美容師になりたい方に対して総合的なサポートを行っているので興味のある方はご気軽にお問い合わせください。

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日本の美容師は圧倒的に休みが少ない?

美容師 休み

美容師はあまり休みが多くないというイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか?
この記事では、まず美容師の通常の休日を説明し、労働基準法ではどのようなルールになっているかも合わせて解説します。

美容師の1カ月の休日数は?

美容師の年間休日は、平均で約90日とされます。美容師の通常の休日は週に6~7日(週1+隔週で1日)、土日や祝日についてはほぼ休めません。冠婚葬祭の場合は例外として土日に休みを取らせてもらえたりしますが、親戚の不幸などの忌引なら割と休みやすいですが、友達の結婚式などの理由だとかなり休みづらい雰囲気があります。しかし、美容師の待遇改善は昔から主張されていて、休日についても徐々に改善されています。

夏季、年末年始の休日は?

夏休み・お盆休み

夏休み・お盆休みについては、他の職業と同じように設定されている店舗が多くなっています。ただ、世間のお盆休みとはずれることが多く、基本はお盆を過ぎてからの夏季休暇となります。もしくは1年の中で最も忙しいといわれる3月、7月、12月を除いた月で夏に限らず取りたい時期に交代で取ったりと、サロンによって様々です。

年末年始の休み

年末年始

年末年始の休みについては、店舗によってバラバラです。美容院には着物の着付けの仕事もありますから、正月も休まずに営業する所はあります。よくあるパターンでは、元旦のみ休み、1月3日まで休み、1月4日まで休み、などがあります。また、年末は31日まで営業をする場合と、31日から休み場合があります。一応その期間は休みを取れることが多いですが、本当にバラバラです。

美容師は祝日は休めるの?

ゴールデンウィークはほぼ休めません。お客様が一番増える時なので、むしろ出勤時間が長くなることもあります。シルバーウィークなど、その他の大型連休についても同様です。

美容師は有給を使えるの?

美容師にも有給休暇はありますが、ほとんど消化されていません。大部分の店舗が少人数で回しているので、1人休むだけでも仕事にかなりの影響が出るからです。個人経営の店舗では特に有給休暇が取りづらくなっています。

大手の美容室は有給が取りやすい

大手の美容室

一方、大手のグループの場合は別です。グループによりますが、普通のサラリーマンが勤務する会社のように、休日や給与の体系を整備しているところもあり、そのようなグループだったら有給休暇も取りやすくなっています。

労働基準法で定められている年間休日の日数は?

年間休日数とは会社で定められている1年間の休日数のことです。土日、祝日、夏季、年末年始の休みも含まれ、有給休暇は含まれません。年間休日は法律で定められていないため、企業が自由に設定できます。

日本の年間休日数と美容師の年間休日数

では、日本の年間休日の平均はどのくらいなのかというと、約113日となっております。多い企業では120~130日もあるようです。

美容師は一般的に休みがかなり少ない職業

一方、美容師の年間休日数はというと、月6日の休みが8か月、月7日の休みが4か月。これに夏季、年末年始をプラスすると多く見て90日前後になります。
ちなみにサービス業の平均は100日前後ですので、やはり美容師は休みが少ない様です。

休日の多いヘアサロンで働くことも考えよう

「美容師は休めない」と感じた人もいるかもしれません。確かに全体的にはそうですが、店舗や会社によってまったく違います。「完全週休2日制」などのシステムを整えている、有給休暇の取得を奨励しているという店舗も増えてきました。多くの求人情報をチェックすれば、そのような店舗も見つかるでしょう。

海外で美容師として働くという選択肢も考えてみる

海外 美容師

もしくは、日本以外の国で働くという働き方もあります。例えばアメリカの場合、日本ほど祝日祭日は多くはありませんがナショナルホリデーは基本お休みです。また、働くエリアによっては定休日が日曜日のサロンもありますし、中流、上級エリアのサロンでは平均週3、4日しか働かないのが主流です。

アメリカでは比較的自分の時間が確保しやすい

これもアメリカの美容師と日本の美容師の雇用体系の違いからかと思います。日本は美容室が社員として雇い固定給といったチーム型体系が主流なのに対して、アメリカは美容室が椅子を家賃として貸し出したり、完全歩合制が主流という個人型が主流です。これは個人主義のアメリカならではだと思います。色々な働き方ができる分、自分でスケジュールを調整することがしやすいと言えるでしょう。

まとめ

美容師は技術職なので、日本だけに限らず活躍の場があります。美容師のキャリアをより良い形で継続するためにも、視野を広げてみるのもいいでしょう。

私たちBeauty Academy LAでは、アメリカで美容師になりたい方に対して総合的なサポートを行っているのでご気軽にお問い合わせください。

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