髪がパサつく、広がる、ツヤがない、などの悩みを抱えていませんか?
髪の毛は人の印象をも変えてしまうほどの大事なパーツです。ケアを怠ると傷んでパサつきがちになり、結果的に扱いづらくなってしまいます。
このような髪の悩みには毎日のシャンプー&コンディショナーにプラスしてトリートメント(ヘアマスク)の使用がおすすめです。
トリートメントの役割は「ダメージの補修」
リンスやコンディショナーが髪表面を保護するのに対し、トリートメントは髪の内部に潤い成分などを届け、カラーやパーマ・ドライヤーによるダメージを補修するのが役割。ヘアパック・ヘアマスクなどメーカーによって呼び名が変わりますが、いずれもトリートメントの一種です。
髪の毛そのものは死んだ細胞と言われてきましたが、近年の研究では自己修復機能・プロテクト機能を備えていることがわかりました。正しくお手入れすれば見違えるほど変化するもの。トリートメントは、ツヤ・ハリ・滑らかな指通りを保つために欠かせないアイテムです。
トリートメントの種類
トリートメントの種類は、「インバストリートメント」と「アウトバストリートメント」の2種類に分けることが出来ます。
髪を内側から補修する「インバストリートメント」
ほとんどの方が使用しているかと思いますが、お風呂でシャンプーと一緒に使うのが「インバストリートメント」です。油分やアミノ酸など、髪を保護する成分が内側から浸透して、髪全体のダメージを補修してくれる効果があります。
髪が濡れた状態で使うインバストリートメントは、髪全体に成分が届くようになっているので、付けてすぐに洗い流してもOKです。より効果的に使うには、トリートメントの成分は温度が高いと髪に浸透しやすくなるので蒸しタオルで髪を覆い、3分ほど置いておくと良いです。
髪を表面から保護する「アウトバストリートメント」
アウトバストリートメントは、主に髪の表面を整え、ドライヤーの熱や乾燥から髪を守ってくれる効果があります。「アウトバス」の文字通り、お風呂上りなどに使用して洗い流す必要がありません。インバストリートメントと違い、乾いた髪にも使えます。ダメージを受けやすい毛先など、気になる部分を集中ケアできるのも特徴です。
髪の悩みに合わせて選ぶ
トリートメントは、界面活性剤・コンディショニング成分・油剤・毛髪保護剤などからできています。それぞれに髪を健康に保つための役割があるのですが、配合成分は様々な種類があります。髪を補修するとひとくちに言っても、ダメージのタイプによっても、選ぶべきトリートメントの成分は変わります。それぞれの悩みに合った選び方をチェックしましょう。
パサつく髪には、保湿力の高いトリートメントで潤いを
髪がパサついてまとまりがない方は、髪の毛の内部に水分が不足している状態です。健康な髪の毛はある程度の水分を蓄えているのですが、ヘアカラーや紫外線などでダメージを受けた髪は水分が抜けやすく、常に乾燥している状態です。
このような方は、保湿中心のトリートメントを選びましょう。美容成分が豊富なアルガンオイルや、保水力の高いホホバオイルなどが配合されているものがおすすめです。
切れ毛や枝毛には、キューティクルの保護・補修成分入りが◎
髪の毛が途中で切れたり枝毛ができる主な原因は、表面を覆うキューティクルの損傷です。キューティクルは一度ダメージを受けると修復されることはありませんが、しっかり保護すれば傷みの進行を防ぐことができます。
キューティクルの下にはCMCという接着剤の役割を果たす成分があるのですが、このCMCが配合されたトリートメントなら、剥がれかけているキューティクルをくっつける効果が期待できます。
表面を滑らかにするヒアルロン酸オイルや保水力が高いリピジュアも、キューティクルの表面を落ち着かせるのに効果的です。
蓄積したダメージには、シリコン入りでしっかりコーティング
ヘアケア用品ではよく悪者扱いされる「シリコン」ですが、トリートメントには安全性に配慮し粒子の細かいものが配合されているので、神経質にならなくても大丈夫です。かえってシリコン入りの方がしっとりと髪をまとめる効果が高いので、ダメージヘアには最適といえます。
トリートメントによって与えられた潤い成分を、シリコンがしっかりコーティングするので、髪の傷みが蓄積しているという方にはぴったり。毛先に重みを出したいロングヘアの方にもおすすめです。
ハリ・コシ・ボリュームを出すならノンシリコンを選んで
トリートメントで補修をしつつ、ボリュームも出したい!という方には、仕上がりが軽いノンシリコンのトリートメントがおすすめです。髪に自然なツヤやハリをもたらし、根本からふわっと立ち上げることができます。
ノンシリコンタイプは皮膚が過敏な方にもおすすめです。頭皮を避けて塗布しても、ショートヘアの場合はどうしてもついてしまいますし、ロングヘアでは頬などに成分が触れて反応が起きる可能性があります。ノンシリコンタイプなら、このような不安をひとつ減らすことができます。
指通り・ツヤをアップさせる成分にも注目
トリートメントでは、含まれている保湿・補修成分によって仕上がりが大きく変わります。するっとした指どおりを重視するなら、キトサンやシリコンなどコンディショニング成分配合のもの、ツヤを出すならスクワランやオリーブオイル、アボカドオイルもおすすめです。
メンズはトリートメントする必要がある?
メンズはほとんどショートのスタイリングです。極端にカラー、パーマをしている方以外は、する必要はありません。トリートメントでお金を使うのであれば、スカルプ系のシャンプーで頭皮をいたわってあげてください。健康な頭皮は抜け毛の防止にもなりますし、傷みの防止にもなります。
美容室のトリートメントとドラッグストアのトリートメントの違いとは?
まず一番わかりやすいのは「持ち」です。
サロントリートメントは、
・毛髪内部に栄養を入れる専用
・保湿する専用
・表面をコーティングする専用
みたいな形でサロンにもよりますが何種類ものトリートメントを分けて行っていきます。これらを分けてしっかり内部に浸透させながらしていくので、持ちが全然違います。
そしてもう一つがお客様の髪に合わせたトリートメントをしていくことです。乾燥、パサつき、まとまり、枝毛…etc、一人一人悩みは違うので悩みに一番合う物を使います。「持ち」と「一人一人に合わせる」ということが、ご自宅でのトリートメントとの一番の違いです。
そしてこれらを長続きさせる為に大事なのはご自宅でのトリートメントです。ご自宅用トリートメントは、サロントリートメントで何回も分けて栄養をいれてるトリートメントを一つの簡易的なものにまとめた物がほとんどです。サロンの仕上がりはご自宅での扱い方でかわります。サロン以外の日を大事に扱うと髪はしっかり変わります。
おすすめのトリートメント
髪色が長持ちするのが魅力のトリートメント
アジュバン リ:プラチナム トリートメント 250gは、カラーダメージケアをしながら、しっかりと髪色をキープしてくれます。カラーをしている方や、アイロンを使った傷みで毛先だけ色が変わってしまっている方におすすめのトリートメントです。この商品の他にも、ダメージヘア用のトリートメントや頭皮ケア用のトリートメントなど、いろいろなタイプが展開されています。
芯からしんなり健康毛へ
ハホニコ ラメイプロトメント 280gは、ヘマチン配合で、薬品などでストレスを受けがちな髪や、傷んだ部分をケア。ヒアルロン酸やスクワランの効果で髪を保湿するトリートメントです。これ1本で、髪の毛のパサつきや傷みをしっかりケアしてくれ、うるうるとしたサラサラな髪の毛に仕上げてくれます。
くせ毛の方や、髪の毛の量が多い方におすすめのトリートメント
ケラスターゼ NU マスクオレオリラックス 200gは、雨の日でも広がりにくく、まとまり髪をキープしてくれ、しっとりさらさらに仕上げてくれるアイテムです。オイル成分が、髪にうるおいを与え、なめらかでやわらかく、まとまりやすい髪に仕上げます。
暑い季節もさっぱり使えるトリートメント
ミント マスク リフレッシュ 200g(アリミノ)は、夏特有の不快感を抑え、快適に過ごすためのマスク。これを付けてから少し時間を置いておくと、髪の毛のサラサラ感が思った以上に出てくれます。ミントの効果でスーッとするので、暑い季節にぴったり。同シリーズのシャンプーと一緒に使うと爽快感が倍増します。
口コミで大好評続出の「水素」を使ったミネコラ パーフェクト3
水素トリートメントは、カラーリングなどの薬剤に含まれる、過酸化水素を取り除く施術法です。過酸化水素は髪に残ると酸化してダメージを与えてしまうのですが、水素トリートメントを行えば軽減できるため、傷んだ髪を美しい状態に戻す美容法として、水素トリートメントは美容界でとても注目されています。
トリートメントというと髪を保湿して指通りを良くするアイテムを連想しますが、水素トリートメントはそのような普通のものではなく、「酸化」した髪を修復することに的を絞った美容法です。一時的に髪を柔らかくするのがトリートメントなら、頭皮や髪に残された余分な残留物を取り除くのが水素トリートメントです。
カラーリングをして酸化した髪を「還元」するという仕組みになっているので、より科学的根拠をもとにした美容法と言えます。一時しのぎではない髪の修復力により、根元から髪の健康を取り戻し、サラサラヘアに戻すことができます。
まとめ
トリートメントは、髪質やダメージの状況によっても選ぶべき製品は異なります。今までトリートメントを使っていたけれど、思うような毛質にならずに諦めていた人でも、適切なトリートメントに変えるだけで扱いやすい質感の髪になることもあります。髪の毛のお悩みに合わせて、自分に合ったトリートメントを選んで使ってみてください。